ハードディスクの接続方法は、現在ではATAPIからSATAへと移行しつつあります。一方、枯れた規格ともいえるフロッピーディスクは現在も健在です。
IDEからE-IDE(ATAPI)への移行
ハードディスクの接続方式は昔からSASIとSCSIがあり、IDEはSASIの改良版です。IDEハードディスクは2台まで接続可能で、容量は1台500MBまで認識されます。1995年頃からPentiumの時代が到来しますが、IDEの拡張規格であるE-IDE(ATAPI)規格が登場し、これを境にハードディスクの大容量化が急速に進歩します。
E-IDEへ移行したのはOSやアプリケーションの肥大化、またハードディスクの大容量化が進んだことが主な理由です。E-IDE規格は1本のコードに2台までのハードディスクが取り付けられ、マザーボードには2個E-IDE端子がついているので、計4台のハードディスクが使用可能でした。

また、従来専用インタフェースやサウンドブラスターに接続していたCD-ROMドライブもE-IDE接続方式へ移行し、高速化が図られていきました。
複数台ハードディスクを使用しないのであれば、1本はCD-ROMドライブ、もう1本はハードディスク、といった使い方が普及しています。
SATAへの移行
ハードディスクの大容量化とそれに伴う高速化への対応が求められるようになり、早くもATAPI接続がボトルネックになり、高速化を目的に、シリアルATA(SATA)が登場し、現在はATAPIからSATAへの移行期です。
コードが細いのでケース内部を割とシンプルにでき、通気性面でも優位です。1本のコードに1台機器を搭載します。内部に何台機器が搭載できるかはマザーボードに用意されているコネクタ数によります。ATXマザーボードでは6個から8個くらいのコネクタがついている製品が多いようです。
マザーボードに取り付けられたSATA端子

コードがUSBなどと同じように扱いやすく、外部へも容易に引き出せること、またUSBと同じようにホットプラグ(電源を入れたまま接続コードの抜き差しをすること)が可能であるため、外部接続用としてこの規格を採用したハードディスクも登場しています。外部引き出しは、バックパネルに1個用意されています。 なお、旧製品のマザーボードでSATAを持たない製品を使っている人でも拡張カードを購入すれば外付け/内蔵両方とも利用できます。
なお、内部取り付け用ハードディスク/オプティカルディスクに関していえば、変換コネクタも発売されているので、ATAPI用機器をSATA接続させることは可能です。
また、ATX2.2規格の電源ユニットではSATA電源供給コードが出ていますが、古いタイプのものでは出ていないので、使用する場合は、ATX電源コードをSATA電源コネクタに変換するコネクタが必要です。

上はATX電源コネクタをSATA電源コネクタに変換させるコードです。下はSATA接続コードです。
現在は、ATAPIとSATAの両方のコネクタを装備したマザーボードが発売されています。今のところ、SATA接続機器はハードディスクが主体で、DVDなどのオプティカルディスクドライブはATAPI規格品が主体です。
フロッピードライブ(FDD)
現在も健在な機器です。8インチから始まり、5.25インチ、3.5インチと小型化していき、現在は全て、3.5インチ/2HDが標準です。接続用コネクタへは5.25インチ用と3.5インチ用で1本のコードになっています。5.25インチは5インチとも呼ばれることが多いです。

3.5インチFDDは2台、5インチFDDは1台を取り付けます。但し、今では5インチドライブは市販されておらず、すべて3.5インチドライブのみとなっています。
あまり出番はありませんが、別に取り付けておいても損はない機器でしょう。DSP版Windowsを手に入れるにはよく3.5インチFDDとセットにした形で販売されているので、これを購入するのがもっとも安く手に入れる方法です。


