スターショップ2016/11/28で閉店 誠報社時代からの歴史に幕を閉じる

ご存じの方も多いかとは思いますが、1975年に誠報社光学事業部として開店、2011年に光学事業部が「スターショップ」として独立しましたが、今年11月28日をもって閉店しました。40年近い歴史に幕を閉じたことになります。

スターショップとして独立するときも誠報社の名前を引き継ぎたかったが、諸般の事情で叶わなかったということで、社内でもいろいろな事情があったようです。

あとは、この近郊にある天文ショップは、協栄産業、スターベース、趣味人、三基光学館くらいしか思い浮かばなくなりました。

誠報社時代について少し

誠報社の親会社は誠鋼社で、同じビルの同じフロアにあります。筆者も誠報社には何回か訪れたことはありますし、1990年代後半の天文雑誌の広告を見てみると、Pentax望遠鏡やミード望遠鏡も主力商品だったと思います。いわいる2人のカリスマ店員を前面に出していた時代は、ミード望遠鏡の取り扱いがなくなり、むしろ天文写真関係に主力があったように感じられます。そのためか、ここで買うように推奨する天文同好会の人達も実際にいました。

カリスマ店員が退社してから暫くして、ミード望遠鏡の取り扱いも再開されました。2009年に初期の代理店であるミックインターナショナルが事実上の倒産後は、何処の望遠鏡ショップでも「メーカーの都合により取り扱いを休止しております」と出たのは覚えている方も多いかと思います。その後、ジズコが2代目の代理店となってから、取り扱いを再開されましたが、供給体制が整わない状況が続き、誠報社では暫く販売を控えていました。

その後、LTシリーズの販売を開始しましたが、いつの間にかミード望遠鏡の取り扱いを取りやめています。なお現在のミード代理店はケンコー・トキナーに移管されました。

誠報社からスターショップに変わってからは何か元気がないなと感じていましたが、閉店となりました。突然だったので、正直驚いたという感しかありません。

いろいろと天文ショップで思うこと-日常必需品ではないという事情-

かつてミードがミック扱いだった時代は、子会社のニュートンがあり西新宿で営業していた時代はそれなりの来店客もありましたが、2004年頃からなんかお客さんがいないなと感じたことがあります。その後八重洲に移転し、さらに東京駅八重洲口口近くに再度移転して、ヤエス光学館の名で営業していました。しかし、再度の移転にもかかわらずお客さんの姿がなく、記念品のマグカップも残っているという状況だったそうで、結局閉店。その後は親会社のミックと合併するともありましたが、ミックも2009/1で事実上の倒産となりました。

ミード代理店は2009/9よりジズコが引き継ぎましたが、円滑に引き継いだとは言い難いものがありました。その後5年経たずで2014/4よりケンコー・トキナーに移管されましたが、この移管は円滑に行われました。

天体望遠鏡は生活必需品ではないので、どうしても景気の動向に左右される上、かつてのニュートンのように売れ行きがなかったのか閉店せざるを得ないケースもありました。高齢化により営業規模を縮小したり閉店するケースもあり得ます。天体望遠鏡のことではありませんが、社員(経営者も含め)の高齢化のため代理店業務を行っていた企業が、他の企業に代理店業務の移管を申し出て、在庫品まで引き受けてもらったという話も聞くことがあります。

誠鋼社

最後になりましたが、誠鋼社は美容、健康、医療機器の開発及び輸入販売を行う企業です。興味のある方は以上に。

あとがき
望遠鏡販売店に行ってみると、来店客が少ないことが分かる(同好会の人達が集団で来ている場合を除く)。それ位日本では天文趣味人口が少ないのだが、そこへ景気が悪くなれば売り上げに関わってくることが分かる。2009年ニュートンの閉店、そして2016年スターショップの突然の閉店と続いてしまったが、現在も続いている天文ショップには是非とも頑張って頂きたいものである。
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