ビクセンAXJ赤道儀 C+2016から

ビクセン最高峰の赤道儀はAXD赤道儀(GAIAX赤道儀も海外ではラインされているが)ですが、価格は98万円であり、実質受注生産扱いとなっています。 ニューアトラクスの後継機種、と見るには価格がいかんせん高額すぎました。ニューアトラクスがSTARBOOK版で50万円しませんでしたから、 約倍の価格でした。

今回参考出展されたAXJはアトラクス・ジュニアの略であり、AXDより一回り小さい19.5kgで、以前売られていた ニューアトラクス(19.7kg)とは0.2kgと軽くなっています。海外製のEQ8のように両軸エンコーダーを後付けすることが出来、SXPとAXDの 中間という位置づけになっています。最大搭載重量は予定では22kgとなっていますが、20kg前後と見ると良いと思います。

AXJ仕様

動きをなめらかにする為のベアリングは16個でSXPより1個だけ多くなっています。AXDでは本体にメモリ環がついていましたが、AXJではメモリ環はな く、STARBOOKTEN(SBT)に表示されるようになっています。このあたりはSXPと同じです。自動導入前提なのでこれは問題ないでしょう。

但し、エンコーダーを内蔵すると、手動で望遠鏡を動かしてもSBTに認識されるので、望遠鏡が向いている赤経値・赤緯値がSBTに表示されます。再度SBT で操作する場合も、アライメントをやり直す必要はありません。また、エンコーダーを内蔵することで、AXDに迫る追尾精度を実現する、とかなり意欲的な仕様にもなっています。

赤緯体の固定は海外製でよく見る2枚の金属で挟み込んだ形になっていますが、この形で製品化されるかは今のところ未定となっているようです。

SBT に内蔵するアドバンスユニットはWI-FI内蔵となり、タブレットやスマホなどから操作できるようになっており、CELESTRON望遠鏡と同じような使 い方が可能になります。写真ではアドバンスユニットのUSB端子を介しているように見えましたが、どのようになるのでしょう。

昨年のCP+2015で参考出展されたSXP-ConceptではSXPの赤緯体を利用して試作されましたが、今回はメモリ環がない他は、AXDと同じデザインとなっています。このことからも、ニューアトラクス(NAT)の後継機種といえます。今回のAXJは参考出展の試作品であり、無塗装で出展されましたが、製品化時はAXDに準じた塗装が施されることでしょう。

同時に参考出展されたTR15三脚は、ニューアトラクス時代のものと同じもののようで、開き止めステーがつけられており、AXJの他、SXシリーズ用としても利用可能のようです。

※AXDはATLAX DELAX、AXJはATLAX JUNIORの略称です。

※この記事を作成するにあたり、東山正宜氏のツイートを参照させて頂きました。

あとがき
エンコーダ内蔵は、SYNTAのEQ8と似たコンセプトと言える。SXPの上位、AXDの下位という位置づけになっている。出来れば、エンコーダーオプション仕様でもかつてのニューアトラクス同様50万円台で出せたら良いのだが、果たしてどうなることだろう。早期の発売が待たれる。
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