CELESTRON望遠鏡について


Telescope 5 / billjacobus1

CELESTRON社は現在SkyWatcher社(中国SYNTA社)の子会社になっていますが、日本国内ではこれまでVixenと業務提携したりサイトロンジャパン(当時はタスコジャパン)に代理店契約が移ったりと3回くらい移転がありました。

これまで国内代理店からは赤道儀とのセットや一体型経緯台などが発売されたので、この幾つかを取り上げてみます。

1.CGEシリーズ:初代CGEは生産終了し、CGE-PRO/CGEM/CGEM-DXがラインナップ。

1-1.CGE-PRO:40kgまで搭載できる特に頑丈な作りではあるが、その分重量もあるので、移動観測にはプロレスラー並の体力が必要。CGE-PROには極軸望遠鏡がない。

1-2.CGEM:EQPROとどことなく似たデザインの赤道儀で、C11まで搭載できる。

1-3.CGEM-DX:見た目は赤道儀はCGEM、三脚はCGE-PROのものを利用している。C14まで搭載できる。

2.AdvancedGT:Vixen GPのコピーだが、C11まで搭載できる。赤道儀と三脚だけのセットも販売されており、非常に安価である。極軸望遠鏡はVixen製のものを取り付けられる。

3.NexterGPS:シュミットカセグレン鏡筒と一体型経緯台で、GPS/傾斜センサー/磁北センサーを装備し自動で初期設定から自動導入まで行えたが、Meade社との間で訴訟になったため、早めに生産終了し、CPCに移行した。

4.CPC:NexterGPSの後継機種で、傾斜センサーと磁北センサーを省略したもの。GPS機能があり、時刻設定と緯度設定が自動で行える。従来通り、C8/C925/C11との一体型の他、EdgeHDとの一体型もラインされている。

5.NexterSE:片持ち式経緯台で、MC90/C5/C6/C8とのセットがラインされており、鏡筒はいずれもオレンジを採用。MC90/C5の三脚セットはウェッジ機能が標準、C6/C8のセットは別途ウェッジ機能付き三脚があるが、バランスを考えると片持ち式では赤道儀化は向いていないようにも思える。

これらセット品はエンコーダー付きDCモーターが使われており、コントローラーのファームウェアはCELESTRONサイトからダウンロードできるようになっています。時刻設定や緯度設定が自動でできるGPSは現行品ではCPCが標準装備の他はオプションです。DCモーターは日本の写真派の人達の間では悪く言われがちですが、結局はコントローラーの制御プログラムによるものではないのかと考えています。

CELESTRON赤道義はAll-starアライメントシステムを採用しており、極軸望遠鏡を使わなくても極軸を合わせられる方式をとっているので、初代CGEとCGE-PROには極軸望遠鏡自体がありません。

CELESTRONに強いのは昔から協栄産業

協栄産業ではVixen取り扱い時代からチェーンナップを施したEX仕様鏡筒を揃えており、これらはオリジナルよりも2万円高い程度でした。オリジナルは白塗装なのに対し、EX仕様は黒塗装なのも特徴的で、これはオリジナルがオレンジ塗装だった頃も同じでした。

現在でもCELESTRON50周年記念モデルCPC800日本割り当て分20台は協栄でのみ販売されたし、C8やC11は標準価格よりも格安に販売されるなどしています。


Observación en los Llanos de Palomares ( Jaén ) / JuanJaén

CELESTRONの沿革

セレストロンは1960年代前半にトム・ジョンソンによって設立された。セレストロンはシュミットカセグレン式望遠鏡としては初めての大量生産品である、ジョンソン設計の口径8インチ(203.2mm)の望遠鏡"C8"を市場に出したことでその名前が知れ渡ることになった。このモデルにより、アマチュア天文家と教育者が手軽にシュミットカセグレンを入手できるようになり、大口径長焦点の望遠鏡を持てるという重大な変化がもたらされることとなった。1997年にタスコに買収され、タスコが2001年に事業停止したときはほとんど倒産状態であった。

2003年初頭、セレストロンのライバルであるミードは乗っ取りを企てたが、破産裁判で会社の売却が認められ、元の経営陣の元へ戻ることが決まった。・・・

セレストロンwikipediaにより引用)

※個人輸入品等について

国内代理店業務はサイトロンジャパン(国内ショールーム:趣味人)が行っているのは周知のことですが、最近は並行輸入業者が多くなってきました。並行輸入品や個人輸入品に走る人がいるのは価格の内外格差が大きい(倍以上)ことはこれまたよく知られていることですが、C8やC11単体では協栄で買う方が安くなっています。

並行輸入業者は修理までの面倒は見てくれないのが普通です。個人輸入品でも同様ですが、CELESTRONに送り返せばメーカー2年保証で修理対応になります(送料は実費)。

個人輸入では望遠鏡に関税はかかりませんが、受け取り時に内国消費税が徴収されます。

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