パソコンのメインCPUは、本来マイクロ・プロセッシング・ユニット、すなわちMPUと呼ぶべきものですが、ビデオカードに使われているグラフィックス専用に設計されたCPUはGPUと呼ばれるものです。
GPUの進歩はCPUよりも早い
GPUは幾つかのメーカーから発売されていますが、極めて進化が早く、32ビットから64ビット、128ビットへと進むのはすでに1996年までには実現するなど、CPUよりも極めて早い進化を遂げています。
接続インタフェースの変化
i386時代はISAバス接続、i486時代になるとVLバス、ペンティアムの時代になるとPCIバス、2000年代はAGP、現在の主力はPCI-Express×16仕様となっています。それだけ高速性能が求められているということの証でしょうか(GUIやDVD再生等で求められたということ)。
PCIバス仕様のもの
Pentiumが主力だった時代に使われていたのがPCIバス設計のものです。

S3のGPUを使ったもの(カノープス製品)ですが、当時は2MBメモリのものでも2万円台、4MBのものでは4万円以上もしました。
AGPバス仕様のもの
Pentium2以降から使われていたのがAGPバス仕様のものです。

メモリの大容量化が進んだので、256MBのものでも1万円台と求めやすくなっています。
※申し訳ありませんが、PCI-Express×16のカードが手元にないので、これについては今のところ掲載できません。
ビデオカードについて
グラフィックカードとも呼ばれますが、GPUの発熱を効率よく排出するため、ヒートシンクだけでなく、独自のファンを取り付けている製品も目立ちます。また、メモリも最近は大容量のものが取り付けられており(256MB以上が多くなりつつある)、グラフィック処理の高度化に対応させています。このメモリ容量次第で、速度/快適度が大きく違ってきます。
マルチディスプレイ機能への対応
複数のディスプレイに画面表示させるマルチディスプレイは、マザーボード側での対応も必要ですが、現在は全て対応されています。現在のWindows系は全て対応しています。
マザーボードでのオンボード
マザーボードにGPUを直づけしたり、総合チップセットのグラフィックス機能を使ったのはオンボードビデオと呼び、ノートPCや省スペースPC用マザーボードはこれが用いられています。省スペースPC用のマザーボードには別途ビデオカード搭載可能なものもありますが、ノートPCでは基本的にはできません。なお、ノートPCでのマルチディスプレイを実現させるためのPCカードやUSB機器は発売されています。
なお、オンボードビデオの場合はメモリは本体メモリとの共用になります。そのため、オンボードで使う場合はできるだけ本体メモリの容量を多く搭載しておきたいところです。
GPUの種類
3Dゲーム向き:DirectXと組み合わせて使うことが多い。
NVIDIA GeForceシリーズ/ATI RADEONシリーズ
3DCG制作向き:OpenGLと組み合わせて使うことが多い。
NVIDIA Quadroシリーズ/ATI FireGLシリーズ/3Dlabs Wildcatシリーズ(以前はハイエンドの3DCGソフトウェア用のものを作っていたが現在は事業から撤退)
業務向け
Matrox Parheliaシリーズ
※DirectX、OpenGLはグラフィックス関係のソフトウェアライブラリの一。Windows系では全てサポート済み。


