ケンコートキナがMEADE代理店契約締結

寝耳に水(良い意味で)と感じさせられた出来事があった。ケンコートキナは現在はメーカーというより総合商社、という性格が強い企業であり、SYNTA社からOEMを受け、スカイエクスプローラー製品を出している。今回アメリカの光学機器メーカーであるMEADE社と代理店契約を締結、順次MEADE及びCORONADO製品を発売するというニュースが飛び込んできた。

子会社であるサイトロンジャパンではCELESTRON製品を発売しており、親会社がMEADE製品を扱うなど想像していなかったので、そういう意味では、正直言って驚いた出来事であった。

ケンコートキナからのプレリリース(2014年06月16日)

株式会社ケンコー・トキナー(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 山中徹)は、ミードインスツルメンツ社[Meade Instruments Corp.](アメリカ、カルフォルニア州、CEOJoseph A. Lupica, Jr.)と日本でのミードブランド及びコロナドブランドの販売総代理店契約を締結し、2014年7月より販売を開始することとなりました。

ケンコー・トキナーでは、今後 ミードブランド、コロナドブランドの天体望遠鏡及び天体用アクセサリーなど各種製品の取扱いを順次開始・拡大してまいります。

ミードインスツルメンツ社は、ACF鏡筒などの高い光学技術を持ち、またコンピューター内蔵天体望遠鏡の進化系「Star Lock SYSTEM」と呼ばれる初期設定が不要の「フルオート自動導入天体望遠鏡」を実現化しアメリカをはじめ全世界で高い評価を得ている光学製品メーカーで す。研究・開発・製造を自社で一貫しておこない、常に最新鋭の天体望遠鏡を全世界に供給し続けています。

ケンコー・トキナーは、今までのラインアップに加えミードブランド、コロナドブランド製品を取り扱うことにより、入門者からハイアマチュア、さらに は天文プロの方々にも訴求できる商品を取扱うこととなり、より多くの天文愛好者に喜んでいただける商品群を増やしていく所存です。また販売からサポートま で一貫しておこなってまいりますので安心してご利用いただけるようバックアップしてまいります。

取扱い製品の詳細につきましては、随時News Releaseで発表してまいりますので、そちらでご確認ください。

■本件についてのお問い合わせ先:(株)ケンコー・トキナー 広域販売部  TEL: 03-5982-1068

株式会社ケンコー・トキナーとミードインスツルメンツ社、国内販売総代理店契約を締結

筆者は、星ナビ2014年8月号に載っていた「望遠鏡キーパーソンたちが来日」という記事の中で知ったのだが、ケンコートキナの経営者がセレストロンの親会社であるシンタの経営者、またミードの親会社であるサニーの経営者がセレストロン・ミード製品を囲んで仲良く座談会しているのを見たときは、競合から共存共栄の時代になったとしみじみ感じた。

MEADE製品について

元々は望遠鏡販売店から始まったこの企業は、現在は株式上場までしている。過去に経営難からヨーロッパ部門を売却したりメキシコに工場を移転するなどリストラ策をとったことがあり、現在は中国系企業のサニーの傘下に入っている。

日本ではミックインターナショナルが代理店として販売していたが、子会社ニュートンの閉店、また事実上の倒産となり、現在はジズコが代理店になっているとはいえ、大型カメラ店などでの販売がなく、一部の望遠鏡販売店で扱いがあるのみとなっている。

現在注目の製品といえば、ガイドカメラ「スターロック」を搭載したLX850とLX600であり、他にガイド鏡を購入する必要がなく、(カメラと電源さえ用意すれば)すぐに直焦点を始められるのが利点である。極軸合わせだけは自動化されていないが、スターロックがアシストするのでその指示に従って調整ネジを合わせるようになっている。いずれこの部分も自動化されるかもしれない。

実際にこれを使っている人の話があるが、結構いい線行けていると感じられた。

LX850 AMAZING!

あとがき
ケンコートキナと子会社であるサイトロンジャパンの製品ラインナップは、ミードとセレストロン両方取り扱いがある、ということになるが、今後面白い展開になりそうな予感・・・。セレストロンはすでに大型カメラ店でも扱っているが、ミードもかつてのように大型カメラ店で見る日が来ることを期待する。
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