Meade LX800は完全自動赤道儀か?

天体望遠鏡では、Meade、Celestron、Vixenが事実上世界三大メーカーといっても良いわけですが、これまでは赤道儀の極軸合わせをするには極軸望遠鏡を使って合わせるのが一般的でした。

アメリカなどでは極軸望遠鏡のない機種もあり、こういった機種では星の動きを見ながら合わせるようになっています。Meade社はフォーク形がよく知られていますが、今回珍しい赤道儀形であるLX800が発表されています。

LX800は、赤道儀とマルチプレートが一体化した構造になっています。この赤道儀には、プレートに固定されている8㎝のガイド用鏡筒とその右側に極軸合 わせ支援用CCDカメラが載っています。赤道儀を使うときは、極軸を合わせる必要がありますが、極軸望遠鏡を使って合わせるのが普通です。但し、高倍率の クローズアップ撮影をするときは、これでも星が流れていくので、星の動きを見ながら厳密に合わせる必要があります。

2種類のCCDカメラを装備

LX800では、極軸望遠鏡がありません。これは必要がないからで、極軸合わせ支援用のCCDカメラで極軸のずれを検出して手動で調整するようになっています。

オートガイド用鏡筒にもCCDカメラが載っていて、自動導入後のイメージからガイド星を検出し、自動でガイドするようになっています。

つまり、1.極軸合わせ支援用のCCDカメラ、2.オートガイド用のCCDカメラの二つが搭載されており、ほぼ完全自動化された赤道儀となっています。

セット販売

おそらくオートスターをコントローラに使うと思われます。2種類のCCDカメラを搭載した鏡筒は本体固定で取り外せません。望遠鏡とのセット販売は、10/12/14インチのシュミットカセグレン(ACF光学系)と130㎜ ED APOの4種類が予定されているようです。ACF光学系は青、ED APOは白塗装です。望遠鏡の固定方法は大型アリミゾ方式のようです。

既にアメリカの販売店では予約が開始されているようです。

日本での販売

本国では6000ドル~となりますので、かなり高い値段です。日本ではMeade製品は(株)ジズコが代理店業務を行っていますが、今のところ取り扱いは分かりません。ただ、(株)ジズコが代理店になったとき、星ナビ2009年12月号ですべての製品を扱うかどうかは未定としていましたが、2011年9月現在ではほぼすべての製品を扱っていることから、日本でもそのうち取り扱うことが期待できるかと思います。今現在は円高傾向なのであまり高く感じなくなるかもしれません。

Meade LX850(Meade公式サイト/LX800のモデルチェンジ機)

Meade LX800自動導入赤道儀(テレスコ工房さん)

あとがき
2013/12/3現在、ジズコではLX850/LX600両方とも取り扱っています。LX800は何か問題があったらしく、早々にモデルチェンジされたLX850となっています。
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