
Movable Type 5実践テクニック / Dakiny
MovableTypeは、作成した記事を公開するとき、htmlファイルを構築して出力する方式になっており、一度htmlファイルを作ってしまえば、ブラウザから呼び出すときに、直接htmlを呼び出し、MySQLにはアクセスしないので、サーバーに高負荷を与えないで済むのが大きな特徴になっています。このような静的出力は、CMSの中では特殊な方式といえます。
WordPressやNucleus等、多くのCMSではhtmlを出力せず、ブラウザからアクセスがある度MySQLを呼び出して該当記事を表示させる動的表示方式になっています。これらのCMSでもhtmlを出力しているように見えても実際はプラグインを使ってそう見せているだけです。
静的出力の利点は、サーバーに高負荷を与えないで済むことですが、逆にhtmlを生成するので、その分余計に容量が増えるということです。一方、動的出力の場合は、htmlを生成しないのでサーバー容量はMySQL容量が増えるだけで済みますが、アクセスが多いブログの場合はサーバーに高負荷を与える可能性があるということです。

WordPress Security / Nikolay Bachiyski
Fujimoto氏がブログで報告されているので、ちょっと興味深く読ませていただきました。この方は、ファイルの拡張子を.phpとして出力しています。
ページを10回読み直して表示させた場合の平均は静的に出力した場合は0.28秒、DynamicMTMLを通した場合は平均98.44秒、テンプレート全体をMTDynamicMTMLタグで囲んで、ページ全体を動的に処理下場合で573.96ミリ秒となったそうです。静的出力した場合と比べると、それぞれ、350倍、2000倍の時間がかかっています。
MovableTypeは元々静的出力設定です
MovableTypeは、元々デフォルトの拡張子が.htmlなので、静的出力であることが分かります。WordPress等多くのCMSが動的出力なので、静的出力と比べるとどうサーバーに負荷があるのか興味があるので、取り上げました。
勿論アクセスが少ないブログであれば、動的出力だからといってアクセス不能になることはないと思います。せいぜい、サーバーのアクセスが多い時間帯の表示が時間がかかる程度でしょう。しかし、アクセスが多いブログの場合は、静的出力も含めて対応を考えた方が良い、ということになります。そうしないと、VPSの利用など、ランニングコストがかかる可能性があるからです。共用サーバーでは、想定に対してアクセスが多くなると、上位プランへの変更を求められることがあります。

SunFire X4200 Servers / (( κiκe ))
MovableTypeも記事数が増えれば再構築に時間がかかるようになる
MovableTypeも記事数が増えてくると、ブログ全体を再構築するのに時間がかかるようになります。本ブログの場合この時点で500近い記事があり、indexファイルなどを入れればそれを越えます。全体を再構築すると5分を越えることがあります。それだけなら良いですが、途中で再構築が停止してしまうこともあります。停止した場合はブラウザで再読込すれば再開しますが、面倒です。
これを避ける方法はないですが、再構築していない記事については、ブラウザからアクセスがあった場合に再構築をさせるプラグインがあるようです。

publishing failure / swanksalot
因みに、ココログなど、ブログサービスもMovableTypeと同じTypePadがOEMされていますが、こちらも静的出力なので記事数が増えれば、ブログ全体を再構築するのに時間がかかるようです。というより、MovableTypeに限らず、静的出力のCMSの宿命だといえます。
| Movable Type 5.1 プロの現場の仕事術 | ||||
|



