筆者が主に利用したPC-9801/9821について

1996年に筆者がPC/AT互換機(DOS/Vマシン)に移行するまで、PC-9801/PC-9821を利用したわけですが、この間に利用した主な機種として、LV21/FA/Ap2について簡単に書いておくこととします。

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PC-9801LV21(1989年)

同じ時期に発売されたUV11/CV21の外装だけ換えてラップトップ機としたものだと思えばよい。今のようなカラー液晶ではなく、青系のモノクロ液晶で、カラーを使うには別途外付けCRTを繋ぐ必要がある。FDDは2台あるが、やはりFDベースで使うのは実に使い勝手が悪く、かといってHDDを繋ぐには別途拡張BOXが必要で、結局高くつくこととなり、まだまだ小型軽量化が進歩している時期であり、重量もあるため、やはり持ち運んで使う、という用途には向いていないのはいうまでもなかった。

それと、内蔵バッテリが充電不可能になるのも何故か早く、そのため使用した期間も1年程度と短かった。なお後継機種はPC-9801N(98NOTE)である。

PC-9801FA/U2(1993年)

この機種を購入して僅か3日後に98MATEが発表されるといういわく付きのマシン。これまでのDA等と異なるのはHDDを内蔵するときは後ろの専用スロットにSCSIカードを挿した後、前面パネルを外し、HDDを押し込むだけで良いという作りの良さだった。487SXやメモリボードを取り付けるのも前面パネルを外せばすぐ取り付けられ、本体カバーを外さなくて良いようになっていた。拡張スロットを利用する場合も、手回しビスが採用されているので、ドライバーを使う必要がなかった。

この機種は16MHzの486SXを使用しており、希望小売価格458,000円は33MHzの486DXを採用したDOS/V機より倍近く高い割にはよく売れていたというが、これは当時Oh!PCで「PC-9801FAは買いだ!」という記事が載ったことと無関係ではないと思われる。この記事を書いたライターは一体何だったのだろう。もっとも、購入した時期は既に実売価格が268,000円(ステップの場合)にまで下がっており、NECとしてはやはりこのままではまずいという判断があったのではないのかと推察される。後継機種はPC-9821Ap/As/AeとPC-9801BX/BAとに分かれた。

PC-9821Ap2/U2(1994年)

486DX2の66MHzを採用。この機種から、メモリの14.6MBの壁がなくなったとはいえ、Windows3.1では生かせず、WindowsNT等の完全32ビットOSを使わないと本領を発揮できないのはいうまでもなかった。ただ、当時NECは32ビットOSにあまり積極的ではなく、16ビットのMS-DOS/Windows3.1が依然として主流だった。

HDDはSCSI/IDE両用なのでFAのものがそのまま流用できたが、500MBのIDE-HDDにMS-DOS/windows3.1/WindowsSoundSystemを組み込んで使用、後日Video for Windowsも入れてみた。また、前面にあるファイルスロットに倍速CD-ROMを取り付けて使用した。98用OS/2は当初マルチメディアの対応がなくがっかりさせられたことがある。

因みに、この2代目A-MATEがリリースされる頃から、5.25インチFDDモデルは扱いの軽さが目立つようになり、事実上3.5インチFDD内蔵モデルが主力になっていた。雑誌の付録FDもようやく3.5インチFDに移行してきた。初代A-MATEの頃から、5インチは/M、3.5インチは/Uの型番がつくようになった。しかも価格は3.5インチFDD搭載モデルの方が安く、5.25インチFDD搭載モデルの方が高くなるといういわば「逆転現象」も起きた。

PC-9821A型番機はPC-9821Ap3/As3で終わったのだが、486マシンとしては当時画期的だったと言ってもよかろう。例えばローカルバスの採用(NESAバスの簡易版だったらしい)、640×480ドット画面の採用、256色表示の採用、拡張サウンドの採用(FM音源6音/リズム音源6音/SSG音源3音PCMCIA録音の採用、これはHDD容量が許す限りいくらでも録音できる)、IDE/SCSI兼用内蔵HDDの採用など。これは別の見方をすれば、いつでもPC/AT互換機に移れると言っているような気もするのだが...。

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あとがき
後で触れることとなると思うがPC-9801はモデルチェンジの都度オプションの取り付け方法が変わるのが問題だった。例えば、RAからDAへのメモリボードの流用はできないし、DAからFAへのメモリボードやハードディスクの流用ができない。例外としてFAからA-MATEへのHDDの流用ができた程度である。やはり、PC-9801はモデルチェンジの都度お金がかかるようにできているようだ。
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