PC-9801UV2について

20年ぶりくらいに箱から出したPC-9801UV

作者が初めて使用したのはPC-9801UV2でしたが、これについて簡単に書いておくこととします。

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購入の経緯

それ以前は、PC-8001MK2があったが、あまりにも中途半端な性能・機能であり、他の8ビット機が640*200ドット8色表示なのに対し、320*200ドット4色表示と著しく性能面で劣っていた。特に、1985年末に8ビット機の価格が目に見えて低価格化した頃から陳腐化が甚だしくなったことである。8ビット機を今さら買い換えるよりは、16ビット機を買う方が得策との判断から、この機種の選択へと至ることとなった。

性能面について

8086互換のV30、384KBのメモリ、640*400ドット2画面4096色中16色表示、FM音源/SSG音源、漢字ROM標準等、当時としては目新しいものがあった(PC-8001MK2があまりにも悪かったことの裏返しともいえるが)。本体とキーボードが分離された方式も新鮮さがあった。ただ3.5インチフロッピーはまだ高いのが難点で、これは1989年以降に解消された。

付属デモンストレーション

本体性能を生かしたデモンストレーションは、FM音源/SSG音源を使っており、BitINN等パソコンショールームでもよく流れていた。

デモンストレーション

FM音源/SSG音源6重和音を流しながら、地球→野菜→フルーツという順で流れていくアニメーション。よく見るとスローモーションともいえるが、CPUクロックは10MHzにしておくとちょうど良いものになっていた。

デモンストレーションアニメ

この他、時計やカレンダ、マウスが必要だがピアノ、パズル、お絵描きのデモンストレーションが含まれていた。

確かに今では大したことはないが、当時のグラフィックス性能、サウンドなど、超高性能機に思えたことがある。やはりパソコンは思い切って良いものを買いなさい、とアドバイスしたくなるのはこの経験があったからである。

当初はBASIC、後半はMS-DOS

当時はパソコン雑誌等に載っていたBASICで書かれたプログラムを入力して使うことが多かったが、メモリを640KBに増設し、MS-DOSベースで使うこととなり、HDDも繋がるようになった。

MS-DOSは、当時は2.*が主流であり、市販ソフトを買うと必ず一緒に含まれていた。一太郎等のソフトにも組み込まれており、すぐに利用できるのが利点だった。なお、MS-DOSは3.*からはソフトには含まれなくなり、必ず単体で買うようになったが、これはバージョンアップを行いやすくするためだとされていた。

大体1988年前後から、市販ソフトはHDDに組み込んで使うことが前提になったかと思う(勿論FDDベースでも使用はできたが)。HDDは便利だが、まだOSが管理するものではなく、自分でconfig.sysやautoexec.batを切り替えて使わなければいけない場合も多かった。1990年前後からHDDを買うと大抵付属するメニューソフトを使うことである程度この問題は解消できた。この当時のHDDメーカーは緑電子やアイシーエム等が有名。

NECでは1985年から自社開発のV30をCPUに採用し、1991年まで搭載機を出していたが、1987年後半からはV30を32ビット化すること(すでにV70があった)はあきらめたらしく、1987年度からは本格的にインテル系CPUを採用したマシンを出している。

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あとがき
1984年にはIBMが80286を搭載したPC/ATを発売し、PC/AT互換機があっという間に普及した。日本語表示するには漢字ROMを使う方が早く表示でき、CPUが32ビット化しないと実用的に扱えないという事情があったため日本での普及はかなり遅く、1992年前半まではPC-9801とその互換機(EPSON)が日本標準機となっていた。
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