PC-9821シリーズ初となるPentiumプロセッサマシンは、Afの型番が付き、1993年7月に発売されています。なお32ビットローカルバスの内一つはビデオアクセラレータが内蔵されている他、14.6MBの壁も取り払われています。
PC-9821シリーズ初となるPentiumプロセッサマシンは、Afの型番が付き、1993年7月に発売されています。なお32ビットローカルバスの内一つはビデオアクセラレータが内蔵されている他、14.6MBの壁も取り払われています。
基本スペック
| CPU | Pentium(60MHz) |
| ROM | N88-BASIC(86)及びモニタ96KB。 |
| RAM | メインRAM:7.6MB。 ※全機種とも79.6MBまで拡張可能。本体メモリ専用スロットに増設。 ビデオRAM:512KB。 テキストRAM:12KB。 |
| テキスト表示 | 80×25行/80×20行/40×25行/40×20行 切り換えて使用(8色表示)。 |
| グラフィックス表示 | 640×480ドット1画面1677万色中256色 640×480ドット2画面1677万色中256色 640×400ドット2画面16色表示 640×200ドット4画面16色表示 ※S3社製 86C928 (VRAM:1MB)のアクセラレータを 拡張スロット内ローカルバスに搭載し以下の表示を実現。但しWindows環境でのみ利用可。 640×480ドット1画面1677万色中256色 640×480ドット2画面1677万色中256色 1024×768ドット1画面1677万色中256色 1120×*750ドット1画面1677万色中256色 1120×750ドット1画面4096色中16色 |
| 漢字表示 | JIS第1水準漢字ROM/JIS第2水準漢字ROM、拡張漢字ROM標準搭載 |
| インタフェース (I/F) |
シリアル:RS232C プリンタ:セントロニクス社仕様 マウスI/F SCSI:オプション。専用スロットに増設(PC-9821A-E10相当品)。 増設FDD |
| CRT接続 | アナログRGB |
| サウンド | FM音源3音/SSG音源3音の6重和音 PCM録音・再生機能 オーディオ入力/出力端子、マイクロホン端子(モノラル)、ヘッドフォン端子(ステレオ)あり。 ※マイクロホン付属。 |
| 拡張スロット | 16ビットのCバス4個 うち2個は32ビットローカルバス兼用 Windowsインストールモデルはローカルバス1個使用済み。 |
| 内蔵FDDとHDD | Mモデルは5インチ2HD/2DDのFDDを1台内蔵。 Uモデルは3.5インチ2HD/2DDのFDDを1台内蔵。3モード対応。 510MBのIDE仕様HDDを搭載。 MS-DOS5.0A/Windows3.1インストール済み。 |
ここで目を引くのは、すでにS3社製86S928を拡張スロット内に内蔵済みで、Windows環境であれば最高解像度1120*750モードが利用できるということでしょう。相変わらずHDDモデルのスペックはFDD1台のみとなっています。
| 機種名 | 価格 | 発売 | |
| PC-9821Af/U9W | 1200,000円 | 1993年7月 | |
| PC-9821Af/M9W | 1200,000円 | 1993年8月 | |
Uモデルは3.5インチFDD、Mモデルは5インチFDD内蔵です。当時のPC事情からするとFDD2台が常識的でしたがHDDが内蔵されていれば1台でもバックアップも作れるのでよしとしていたようです。全モデルWindows3.1インストール済みです。すぐにWindows3.1が使える、とはいえ、価格が高すぎたことは否めず、試作機の域でした。また、Ae/AS/Apよりも本体サイズが大きかったです。
当時のPentiumプロセッサは初期バージョンと呼ばれているもので、ソケットサイズも大きなものでした。2代目のPentiumプロセッサからソケットサイズが一回り小さくなり、製品寿命も長かったです。
DOS/V機の方が安くPentiumマシンが買えるわけでしたが、PC-9821系もDOS/V系もまだ486系が主力でしたし、本格的にPentiumマシンが普及するのは、2代目Pentiumが登場する翌年1994年あたりからでした。


