発売されて1年も経たないのにまたモデルチェンジされ、Ap2/As2の発売となりました。今回からキーボード/マウスコネクタが後ろに配置され、同時に14.6MBの壁がなくなり、71.6MBまでメモリが使えるようになりました。
| CPU |
Ap2:i486DX 66MHz As2:i486SX 33MHz。ODP使用可 ※セカンドキャッシュメモリはAp2では標準128KB。 As2は内蔵可(Ap2/As2何れも最大256KB) |
| ROM | N88-BASIC(86)及びモニタ96KB。 |
| RAM |
メインRAM:M2/U2モデルは3.6MB内蔵。S3社製 86C928アクセラレータ内蔵モデルは5.6MB内蔵。MGA-IIアクセラレータ内蔵モデルは7.6MB内蔵。 ※全機種とも71.6MBまで拡張可能。本体メモリ専用スロットに増設可。 ビデオRAM:512KB。 テキストRAM:12KB。 |
| テキスト表示 |
80×25行/80×20行/40×25行/40×20行 切り換えて使用(8色表示)。 ※グラフィックス画面とは独立した画面表示。 |
| グラフィックス表示 |
640×480ドット1画面1677万色中256色 640×480ドット2画面1677万色中256色 640×400ドット2画面16色表示 640×200ドット4画面16色表示 |
| アクセラレータ |
※As2/U7W、As2/U8W、Ap2/C9WにはS3社製 86C928 (VRAM:1MB)を拡張スロット内ローカルバスに実装。 640×480ドット1画面1677万色中256色 640×480ドット2画面1677万色中256色 1024×768ドット1画面1677万色中256色 1120×*750ドット1画面1677万色中256色 1120×750ドット1画面4096色中16色 ※Ap2/C9TにはMatrox社製 MGA-II (VRAM:2MB)を拡張スロット内ローカルバスに実装。 640×480ドット(1,677万色中256色、1,677万色)、 1,024×768トット(1,677万色中256色) 1,280×1,024ドット(1,677万色中256色) |
| 漢字表示 | JIS第1水準漢字ROM/JIS第2水準漢字ROM、拡張漢字ROM標準搭載 |
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インタフェース (I/F) |
シリアル:RS232C プリンタ:セントロニクス社仕様 マウスI/F SCSI:オプション。専用スロットに増設(PC-9821A-E10相当品)。C9Tには標準装備。 増設FDD(オプション、Cバススロット内に実装可) |
| CRT接続 | アナログRGB |
| サウンド |
FM音源3音/SSG音源3音の6重和音 PCM録音・再生機能 オーディオ入力/出力端子、マイクロホン端子(モノラル)、ヘッドフォン端子(ステレオ)あり。 ※Windows3.1モデルはマイクロホン付属。 |
| 拡張スロット |
16ビットのCバス4個 うち2個は32ビットローカルバス兼用 Windowsインストールモデルはローカルバス1個使用済み。 |
| 内蔵FDDとHDD |
Mモデルは5インチ2HD/2DDのFDDを2台内蔵。 Uモデルは3モード対応3.5インチ2HD/2DDのFDDを1台内蔵(1台追加内蔵可)。As2/U2及びAp2/U2は2台内蔵。 HDD:IDEまたはSCSI仕様が内蔵可。 ※As2/U7Wは170MB、As2/U8W、Ap2/U8Wは340MB、Ap2/C9W、Ap2/C9Wは540MBのIDE仕様のHDDを内蔵しMS-DOS5.0A/Windows3.1インストール済み。 |
| CD-ROM | Ap2/C9Tは倍速CR-ROMドライブをファイルスロット内に内蔵済み。 |
アクセラレータS3社製 86C928/Matrox社製MGA-II (VRAM:2MB)は単体販売もあり、PC-9821Aシリーズ全モデルで使用できます。Windows3.1の他、WindowsNT及びOS/2ver3以降でも使用できます。
初代MATE-AではHDD内蔵モデルのFDDは1台だけで増設できませんでしたが、評判がよくなかったのか、2台目のFDDはフロントカバーを外して1台目のFDDの下に取り付けられるように変更されています。
3台目以降のFDD接続I/Fはなくなり、必要な場合は拡張スロットに別途I/Fを挿すように改められています。
PC-9821As
| 機種名 | 価格 |
発売 |
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| PC-9821As2/U2 | 328,000 円 | 1993年11月 | |||
| PC-9821As2/U7W | 418,000円 | 1993年11月 | |||
| PC-9821As2/U8W | 458,000円 | 1993年11月 | |||
| PC-9821As2/M2 | 342,000円 | 1993年11月 | |||
PC-9821Ap
| 機種名 | 価格 |
発売 |
||||
| PC-9821Ap2/U2 | 448,000 円 | 1993年11月 | ||||
| PC-9821Ap2/U8W | 580,000円 | 1993年11月 | ||||
| PC-9821Ap2/C9W | 700,000円 | 1993年11月 | ||||
| PC-9821Ap2/C9T | 800,000円 | 1993年11月 | ||||
| PC-9821Ap2/M2 | 462,000円 | 1993年11月 | ||||
5インチFDD内蔵モデルであるMモデルはHDD内蔵モデルは用意されていません。ビデオアクセラレータ内蔵モデルの内、Matrox社製 MGA-II採用のものは、ローカルバススロットの4番目に挿してあり、CD-ROMドライブが標準装備であることが特徴的でした。
71.6MBまでメモリ使用可能になったが・・・
これまでは、14.6MBまでしかメモリが使えず、2MB単位でメモリを増設するので、メモリボードには増設サブボードを使い15.6MBまでメモリを取り付けられますが、残り1MBは無駄になっていました。今回の仕様変更で、この制限がなくなり、71.6MBまで増設して使えるようになりましたが、メモリボードや増設サブボードの値段は高くて、実際にはそこまですると高価格になるのが落ちだった時代です。また、Windows3.1は16ビットOSですから、メモリを生かし切れず、WindowsNT等の32ビットOSでなければフル活用はできません。
値段は安くなりましたが、As2では何故かCPUがi486DXからi486SXに落ちています。それ以外の基本機能は初代MATE-Aと同じで、ローカルバス、ファイルスロット、PCMサウンド機能等が使用できます。同時に出たMATE-Bと異なりHDDなしのベーシックなモデルがあるので、自分でMS-DOS/Windows3.1をインストールでき、HDDもサードパーティのものから選ぶこともできました。また、のちに発売される32ビットOSのWindowsNTやOS/2もこのマシン以降からが対応機種とされていました。
著者が最後に使用したPC-9821はこのAp2/U2となりました。


