PC-H98にも、Windows3.0インストールモデルが登場します。Windowsは、ご存じの通り、ハイレゾでこそ本領を発揮するので、うらやましい仕様ですが、当時は知る人は少なかったと思います。CPUも最適な486SXを使っており、コプロセッサの搭載も可能です。Windowsインストール済みモデルは、1991年12月発売のmodel80/U80です。
スペック
| CPU |
model80 |
| ROM |
(N)N88-BASIC(86)及びモニタ96KB。 (H)64KB |
| RAM |
メインRAM: PC-H98 model 80 (N) 1.6/ 47.6 (H) 1.5/ 47.5 PC-H98 model 90-100 (N) 3.6/ 47.6 (H) 3.5/ 47.5 数字はMB単位。右は最大容量。 ビデオRAM:(N)512KB(H)1MB テキストRAM:16KB。 |
| テキスト表示 |
80×25行/80×20行/40×25行/40×20行 切り換えて使用(8色表示)。 |
| グラフィックス表示 |
(H)1120*750ドット1画面 (N)640×400ドット1画面 (N)640×200ドット2画面 4096色中256色、1677万色中256色表示選択可 |
| 漢字表示 | JIS第1水準漢字ROM/JIS第2水準漢字ROM、拡張漢字ROM標準搭載 |
|
インタフェース (I/F) |
シリアル:RS232C プリンタ:セントロニクス社仕様 FDD外付け用I/F 2HDI/F、マウスI/F |
| CRT接続 | アナログRGB |
| サウンド | BEEP音(オプションでFM音源/SSG音源搭載可) |
| 拡張スロット | NESAバス兼16ビットのCバス4個 |
| 内蔵FDDとHDD |
5インチ2HD/2DDのFDDを2台内蔵。 Uモデルは3.5インチ2HD/2DDのFDD2台内蔵。 HDD内蔵可 model100はHDD100MB内蔵 |
PC-H98model80/U80
| PC-H98 model 80-002 | 580,000円 | 5インチ x 2 | なし(内蔵可) |
| PC-H98 model U80-002 | 3.5インチ x 2 | ||
| PC-H98 model 80-040 | 730,000円 | 5インチ x 2 | 40MB内蔵(SASI) |
| PC-H98 model U80-040 | 3.5インチ x 2 | ||
| PC-H98 model 80-100 | 830,000円 | 5インチ x 2 | 100MB内蔵(SCSI) |
| PC-H98 model U80-100 | 3.5インチ x 2 |
PC-H98model80/U80 MS-DOS5.0・Windows3.0インストール済みモデル
| PC-H98 model 80-002 | 820,000円 | 5インチ x 2 | 40MB内蔵(SASI) |
| PC-H98 model U80-002 | 3.5インチ x 2 |
PC-H98model90/U90
| PC-H98 model 90-002 | 895,000円 | 5インチ x 2 | なし(内蔵可) |
| PC-H98 model U90-002 | 3.5インチ x 2 | ||
| PC-H98 model 90-040 | 1,045,000円 | 5インチ x 2 | 40MB内蔵(SASI) |
| PC-H98 model U90-040 | 3.5インチ x 2 | ||
| PC-H98 model 90-100 | 1,145,000円 | 5インチ x 2 | 100MB内蔵(SCSI) |
| PC-H98 model U90-100 | 3.5インチ x 2 |
model 90にはWindowsインストール済みモデルはなかったようです。
価格からいっても、個人ではとても購入できないマシンですが、日本語表示、という点でいってもハイレゾモードは絶対必須になることは間違いないことで、何とか低価格で提供されることが望まれていたわけです。
この問題は、1993年2月に、PC-9821Aが登場してようやく解消されることとなりますが、徐々に浸透しつつあったDOS/V規格では常識的だったのです。
NECは高価なパソコンが好きなのか、DOS/V陣営に対する危機感がなく、高額なマシンを出し続けていた感じが否めず、ユーザーの98離れはこの次に出るFA/FS/FXで次第に現れてくることとなります。


