PC-H98model60/model100 個人を全く相手にしない

「コストパフォーマンスに優れたHyper98です。」※model60/U60

「32bitアーキテクチャNESA採用の98最上位モデル」※model100/U100

PC-H98model70の兄弟機として、model60とmodel100が追加されました。今回から、3.5インチFDD搭載モデルが追加され、Uの型番がつきますが、それ以外のスペックは全く共通のものになります。

グラフィック同時発色数は4096色中16色表示ですが、256色ボードを足すことで、1677万色から256色選べるようになります。

PC-H98model60/model100スペック

  1. CPU:ラインナップ参照。
  2. ROM:(H)BIOS64KB(N)N88-BASIC(86)及びモニタ96KB。
  3. メインRAM:最大43.5MB利用可。※標準搭載メモリ量は製品ラインナップ参照
  4. ビデオRAM:(H)512KB。(N)256KB。
  5. テキストRAM:12KB。
  6. テキスト表示:80×25行/80×20行/40×25行/40×20行。※切り換えて使用(8色表示)。
  7. グラフィックス表示:(H)1120*750ドット1画面。4096色中16色。(N)640*400ドット2画面。4096色中16色。
    (N)640*200ドット4画面。4096色中16色。 ※オプション使用時1600万色から256色表示(H/N)
  8. 漢字表示:JIS第1水準漢字ROM、JIS第2水準漢字ROM、拡張漢字ROM標準搭載(テキスト/グラフィックス画面に表示)
  9. シリアルI/F:RS232C
  10. プリンタI/F:セントロニクス社仕様
  11. FDD外付け用I/F:2HD
  12. マウスI/F
  13. CRT接続:アナログRGB
  14. サウンド:BEEP音のみ(オプションでFM音源/SSG音源搭載可。拡張スロット内に実装)。
  15. 拡張スロット:NESAバス兼16ビットのCバス4個
  16. 内蔵FDD:5.25インチ2HD/2DDのFDDを2台内蔵。U型番機は3.5インチ2HD/2DDのFDD2台内蔵
  17. HDD:内蔵可。内蔵モデルあり、ラインナップ参照

※兄弟機はいずれも1990年9月発売です。

PC-H98model60/U60ラインナップ

※CPUは(N)386DX(25M/20M/8M相当)(H)386(25M/20M)。

  1. PC-H98 model 60-002:価格835,000円 標準搭載メモリ1.5MB FDD5.25インチ2HD/2DD2台内蔵 HDDなし(内蔵可)
  2. PC-H98 model U60-002:価格835,000円 標準搭載メモリ1.5MB FDD3.5インチ2HD/2DD2台内蔵 HDDなし(内蔵可)
  3. PC-H98 model 60-040:価格995,000円 標準搭載メモリ1.5MB FDD5.25インチ2HD/2DD2台内蔵 HDD40MB内蔵(SASI)
  4. PC-H98 model U60-040:価格995,000円 標準搭載メモリ1.5MB FDD3.5インチ2HD/2DD2台内蔵 HDD40MB内蔵(SASI)
  5. PC-H98 model 60-100:価格1,500,000円 標準搭載メモリ5.5MB FDD5.25インチ2HD/2DD2台内蔵 HDD100MB内蔵(SCSI)
  6. PC-H98 model U60-100:価格1,500,000円 標準搭載メモリ5.5MB FDD3.5インチ2HD/2DD2台内蔵 HDD100MB内蔵(SCSI)

PC-H98model100/U100ラインナップ

※CPUは(H/N)486DX25MHz。※386DX相当33/8MHzあり。標準搭載メモリ7.5MB。 HDD100MB内蔵済み(SCSI)

  1. PC-H98 model 100:価格2,150,000円 FDD5.25インチ2HD/2DD2台内蔵
  2. PC-H98 model U100:価格2,150,000円 FDD3.5インチ2HD/2DD2台内蔵

model100は論外ですが、model60にしても個人で買うのはやはり高額過ぎます。

NECとしては、企業に売り込みたかったのは分かりますが、企業でも実際に導入されるのはこの後発売されるPC-9801DA/DS/DXです。どうしてかといえば、企業で大量にパソコンを購入する場合、まず個人で使用している社員の意見を参考にするわけです。ですから、XLやRLでもいえますが、このような高額過ぎるパソコンが企業ユーザーの主流となることはなかったのです。

あとがき
個人で買うのは自己満足になってしまうし、企業で買うにしてもやはり高価格すぎ、NESAバスを必要とする用途も特になかった。企業はすでに個人でPC-9801を使っている社員の意見を聞いて機種選定をしており、やはりPC-9801RA/RS/RXが企業でも主流となっていた。
関連記事