この記事は、mixi日記の2007年07月06日と2007年08月24日分を加筆修正したもので、筆者がどのように天体観測にかかわっていったか、というようなことをテーマにしています。幼い頃から天文関係には興味がありました。当時持っていたのは確かK社の屈折経緯台でしたが、まだ小学低学年だったとはいえ、満足できるとはいえないものでした。また当時天文と気象(休刊中である月刊天文の前身)も読んでいたことがあります。

当時天文ガイドはすでに刊行されてされていたはずですが、近くの書店ではこの雑誌が目立つところにおいてあった、というわけです。2冊ぐらい買ったと思います。また集英社の漫画「たのしい宇宙旅行」をくたくたになるまで読んだ位だったので、この方面には幼い頃から関心が強かったです。
まだ経緯台も赤道儀も分からなかった年代だったが、屈折式と反射式があり、それぞれの長所をとった反射屈折式というのもあり、それの写真専用機がシュミットカメラだということは本で見て知ったのであった。
中学か高校かは忘れましたが、新宿にある大型カメラ店で当時オレンジ鏡筒だったC社のシュミットカセグレン(SC)が展示されていて、強い憧れを抱いた記憶があります(当時はまだ夢のまた夢)。当時の学生という身分では買えるわけもなく、何時か必ず自分の稼いだ金で買ってやる!とその時誓ったことがあります。
その後しばらくは天文関係から離れていましたが、1990年代になり、銀河系の棒状銀河説が発表された頃に天文ガイドを初めて手にするのだが、当然販売店の広告はオレンジ鏡筒で紹介されていた。 因みにまだGPが出てまもなくの頃だったかと思います。ただ唯一、協栄産業の広告では黒塗り仕様で載っていて、これがいわいるEX仕様機だったわけです。木星への彗星激突等というところから再び興味を抱いて、天文ガイドや月間スカイウオッチャーという雑誌、また月刊天文といった雑誌を読みあさり、その機が熟したのは1996年です。
※現在EX仕様は生産中止です。
望遠鏡販売店へと足を運んだところ、すでにオレンジ鏡筒ではなく、白の鏡筒へと変わっていたわけです。V社のGPD赤道儀とのセットで確か27万円くらいだったかと思います。この販売店は当時としては珍しいチェーンナップ品を出しており、高級な感じが出る黒塗り鏡筒になっていました。最初買いに行くときはお店の人に相談して機種を決めよう、という人が多いかと思いますが、私は最初からSCを買うことを決めていました。
非常に頭に来る話ですが、ある同好会の幹部の人達には、お店の人にだまされて買ったんだ、等と私の機材の目前で散々けちを付けられたのですが、決してそんなわけはありません。
初めての天体観測
天文ガイドか何かの企画でこういうタイトルの連載記事が4回程載ったことがあったような気がしたが、SS2000PCを搭載してからはだいぶ導入が楽になったわけで、星雲・星団にはうってつけだった。
SC200Lで見た場合、やや像は甘く見えるものだが、実用上は差し支えない。オリオン大星雲はぼんやりした姿に見えるが、形ははっきりとしている。球状星団についてはむしろうってつけ、という感じで、星々が群れている姿がはっきりと分かる。火星はオレンジ色の姿に茶色い模様がぼんやりと見えている。
身近な天体といえる月はむしろ明るすぎるので、ムーンレンズが必須。撮影では、満月の場合、35ミリフィルムには収まりきれない(f10と焦点距離が長いから?)ので、f6.3のレジューサーが必要と思われた。
関東地方ではすでに空が明るすぎるため、月や惑星、太陽の観測は問題ないが、星雲・星団は山梨県とか奥日光あたりの方が見え味はよい。特に奥日光で見た天の川のすばらしい情景(勿論肉眼のみで。但しこれは天体観測が目的ではありませんでしたが)は未だに印象に残っている。但し翌日台風が来て大雨の中歩いて下山するという落ちがついたのだが・・・。
SCによるLRGB撮影
私にはまだ手が出せない冷却CCDだが、「趣味人」にこれを使った作例が紹介されていて、この中には勿論LRGB考案者である人の作品も展示され ており、同じC8(但しEX仕様やXLT仕様ではない)でもこれだけのものが撮れるのか、と思わせるものがあります。M83銀河と電波銀河で、一度ご覧に なってほしいものです。因みにここの店長もC8(XLT仕様)をお使いになられています。
当時販売店からは写真には向かないと購入時に言われたが、mixi 仲間のコメントでは結局シーリング(大気の状態)がものをいうとあったことも付記しておくこととする。
記事作成時点で、協栄産業から激安価格でC8XLT/C11XLTが販売されています。
天文台の望遠鏡での観望会
公共天文台では時折観望会が開かれますが、反射式と屈折式で見比べる機会がありました(都心に近い川口市内なので光害地)。反射式は像がやや甘く、逆に屈折式はくっきりとしている感がありました。とはいえ、大望遠鏡の大半は反射式ですから、結局は使い方次第、ということなのでしょう。



