CP+2012では、天体望遠鏡関係は盛り上がりがないとも言われますが、ビクセンやセレストロン(サイトロンジャパン)等は新製品の出展を行い、ビクセンではポラリエのカラーバリエーション、またSXP/AXDのピラー脚の参考出展があったようです。
1.GAIAX赤道儀がSTARBOOKTENに対応
カタログには載っていない完全受注生産扱いのGAIAX赤道儀は従来初代STARBOOK or SS2000PCによるDCモーター制御であったが、マイナーチェンジされ、STARBOOK TENによるパルスモーター制御に変更された。大きさや重量などからいっても、据え付けて使うもので、遠征に使うことは想定外だろう。
2.SXP/AXD赤道儀用ピラー脚
AXDピラー脚は細いのではないのか、という意見がよくあったが、参考出展された製品は重量が10kgほど増している。
2-1.AXD用ピラー脚
| 項目 | AXD-P85従来品 | NEWAXD-P85 |
| 高さ | 881.5㎜ | 881.5㎜ |
| 直径 | 114.3㎜ | 139.8㎜ |
| 肉厚 | 3.5㎜ | 3.8㎜ |
| 支脚半径 | 440㎜ | 450㎜ |
| 重量 | 14.5kg | 24.5kg |
高さは変わらないものの、直径は24.5㎜ほど太くなり、重量も10kg増えて赤道儀分よりも重くなった。
2-3.SXP用ピラー脚
SXP用と書いたが、実際にはSXD/SX/GP2/GPD2にも使えるSXG仕様のピラーである。
| 項目 | SXG-P85従来品 | NEWSXG-P85 |
| 高さ | 839.5㎜ | 839.5㎜ |
| 直径 | 114.3㎜ | 114.8㎜ |
| 肉厚 | 3.5㎜ | 3.5㎜ |
| 支脚半径 | 440㎜ | 450㎜ |
| 重量 | 12.5kg | 19.5kg |
重量は7kg増えている。
ピラーは本来据え付けて使うことが前提なので、移動観測にはあまり使用されないということから、重量が増えているのだろう。AXD用は24.5kgとかなり重いので、据え付けて使う方が良く、移動観測で使うなら三脚を選択する方がよい。
3.ポラリエカラーバリエーション
マゼンダ、オレンジ、イエロー、ディープブルー、ベージュ、ライム、マットブラック、グラデーション、グレー、ブラウン、ターコイズ、ローズ、モスグリーン、パープルの系12色を参考出展。全色を製品化するのは難しいとのことだったが、人気投票を行っていた。
また、ポラリエでは、極望を使わなくても極軸を合わせられる緯度設定機能付き方位磁針を出展。特許申請中とのことだが、SXやAXDにも採用していただきたいところ。
日本メーカーの底力を見せた出展でした。
※STARBOOKTENについて
先日発売されたオプションボード「アドバンスユニット」には、USB端子があるが、市販の機器を接続できるとはいえ、当然ドライバがなければ使えない。USBカメラの接続とか、アンドロイドやiPad等のデバイスを接続してGPS情報の取得が行えるようにするとか、対応をお願いしたいものだ。



