X1turbo(エックスワン ターボ)は、X1の上位機種として1984年10月から発売され、1986年11月までに3モデルが発売されました。基本的に初代X1のソフトはそのまま利用できました。ハードスペックはクリーンコンピュータ思想が引き継がれています。
ラインナップ
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X1turbo (1984年10月) |
X1turboの初代機。本体色はローズレッドとオフィスグレーの2色で、いずれもFDD・電源ボタンとその周辺はブラック。専用ディスプレイTV(リモコン付き)は200ラインと400ラインの自動切換え機能を世界で初めて搭載。1984年は以下の3モデルをラインナップ。
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X1turbo model40 (CZ-862CX1/ 1985年7月) |
turbo model30からテレビ制御関係の機能を削除してコストダウンを図ったビジネス仕様機。本体色はオフィスグレーのみで、FDD・電源ボタンとその周辺も同色となった。システムユーザー辞書同梱。価格258,000円。 | ||||||||
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X1turbo II(CZ-856C/ 1985年11月) |
X1turbo II(CZ-856C/1985年11月)X1turbo model30と同仕様の廉価モデル。本体色は限定色のブラックとオフィスグレーの2色。本体背面インターフェースの配置がturboと微妙に異なる。ま た,スピーカーの位置が本体下部から本体左側面へ移された。日本語百科ワードパワーとターボ博士レキシコンを同梱。価格178,000円。turbo II用第二水準漢字ROM同時発売。 | ||||||||
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X1turbo III(CZ-870C/ 1986年11月) |
X1turbo III(CZ-870C/1986年11月)turbo IIのFDDを2HD/2D両 対応に変更したモデル。本体前面のデザイン変更(turboZと同じ)。JIS第2水準漢字ROM搭載。本体色はブラックとオフィスグレーの2色。システ ムユーザー辞書を同梱。FDDのインジケーターランプは2Dモード時がこれまでと同じ赤、2HDモード時がグリーンだった。価格168,000円。 | ||||||||
X1シリーズとソフトウェア・ハードウェアともモード切替を必要としない完全上位互換を維持しながら、640×400ドット・8色のグラフィック機能を搭載した。モニタへの出力はデジタルRGBのまま。また、漢字をグラフィックではなくテキストとして扱える漢字VRAMを 搭載、40×25行の高速漢字表示を実現し、当時の16ビットパソコンにも比肩しうる性能を発揮した。垂直400ライン表示が追加されたことで水平同期周 波数は従来の16kHzから24kHzとなり、24kHz動作時は専用モニタに「ハイレゾモード」ランプが点灯する。また、200ライン表示時も 16kHz/24kHz両方のモードが使用可能となった。
X1シリーズはクリーン設計の基、本体にBIOSを持たず、起動時にIPLによって読み込まれるようになっていた。シャープはIPLによって読み込まれるBIOSをIOCSと呼んでいたが、X1turboシリーズではBIOS ROMを搭載し、呼称もBIOSに改められた。IOCSとBIOSに完全な互換性はなく、BIOSコールを使用するアプリケーションはX1turboシリーズ専用となる。
キーボード横にスライドスイッチが設けられ、「A/Bモード」切り替えが追加された。Aモードでは従来互換で、Bモードはカナ入力がJIS配列から50音配列となる。また、マニュアルには記載されていないが、Bモードでは、従来不可能だった同時キー入力が可能となっている。
他にも、X1シリーズの弱点だった、垂直帰線期間にしかできなかったPCGなどへのフォントデータへのアクセスを水平帰線期間にも可能にしたり、サイクルスチール導入でVRAMアクセス速度が向上したり、タイマなどの割り込み要因を増やしたり、DMAを追加してCPU処理とVRAMやFDDへのアクセスが並行して出来るようにされていた。
また、X1turboにはZ80ファミリのCTC・DMA・SIOが揃って搭載されていた。
その一方で、下位機種のX1の性能が比較的優れたものだったことから、turbo専用のソフトウェアがなかなか出揃わないというジレンマも抱えるこ ととなった。また、X1twinに至るまでノーマルX1シリーズの販売は続き、末期になるとturbo専用が中心となったにも関わらずノーマルX1が併売 されるという新たなジレンマとなった。
X1turboはPCとしての基本性能を飛躍的に向上させてはいるが、ホビーマシンに重視されるオーディオ・ビジュアルの面での進化が他機種に比べ 少なかった。X1turbo登場後、ライバル機がモデルチェンジを重ねつつFM音源搭載による音響表現の強化やアナログRGB搭載による多色表示化を進め る中で、X1シリーズでこれらが標準で搭載されるのはX1turboZ発売まで待たなければならなかった。これは、X1が発売当初からホビー指向で、オー ディオ・ビジュアル面での基本性能が初めからある程度高かったことに甘んじた結果と言えるが、このことが、ホビー指向を強化してきた他機種に水をあけられる要因の一つとなっている。
また、初代X1から最後のX1turboZIIIに至るまでCPUクロックを全く向上させなかったことも、相対的にX1シリーズの弱体化を招いたことは否定できない。
1985年11月に登場したX1turbo IIにはX1発売3周年の特別限定色として黒色が設定されたが、これが大人気となり、この機種以降は黒色がX1/turboシリーズの標準色となった。
※wikipediaより
後継機はX1 turbpZシリーズですが、CPUのクロック周波数は初代のX1マニアタイプから向上させておらず、機能をいろいろと搭載していく中、動作させる上では荷が重くなっていたことはいうまでもありません。この傾向はX68000でもあり、次第に厳しいポジションとなっていくことは否定できないようです。


