BORG(ボーグ)望遠鏡の特徴

タカラトミーの子会社であるトミーテックでは、TOMIX鉄道模型や鉄道コレクションがよく知られていますが、天体望遠鏡も製造・販売しています。それがこのBORG(ボーグ)です。

この製品は望遠鏡販売店アトム(現在は高橋製作所直営店のスターベースになっている)の元店員だった中村昇氏の元で開発が行われています。

組み合わせて使うアセンブリ方式で自由度が高い

ボーグは屈折鏡筒が発売されていますが、大きな特徴は対物レンズ部・鏡筒部・接眼部が分解できるようになっており、自由に組み替えて使うことができる、という点にあります。この組み合わせの自由度が高いので、初心者は相談できる人が近くにいなければセットで購入し、パーツ単位での購入は避けた方がよいかと思います。やがて、中級者・上級者になってくるとこの重宝さにはまってきてお金をかける人もいるようです。

ベースになるのは115φ鏡筒で、これに対物レンズと接眼部を組み合わせて使用します。115φには長さ295㎜と360㎜の長さのものがあり、鏡筒1本だけでなく2本組み合わせて長焦点にすることがあります。対物レンズにも種類が多い上、ピント合わせに使用するヘリコイドにも種類が多いので、それだけ自由度が高い訳です。対物レンズは、EDレンズが用意されています。

接眼部にアイピースではなくカメラを直結して望遠レンズとして使用することも可能で、ボーグをカメラ用三脚に取り付けることも可能です。この目的に合うようにした望遠鏡セットも販売されています。

ミニボーグとペンシルボーグは、星ナビにも紹介されたことがある小型鏡筒を使った製品で、カメラ三脚に取り付けることも容易です。また、ペンシルボーグは非常に小型なので手軽に持ち運んで使用することもできます。カメラレンズとして使用することもできます。また、Loadstar等のオートガイダーを接続して、ガイド鏡として使用する例もあります。

シュミットカセグレン(SC)の宿命といえるのがミラーシフトといって、姿勢が大きく変わるとピントがずれてしまう現象です。眼視ではあまり問題にならなくても、冷却CCD等を行うときは問題になることがあります。富田式ミラーロックとヘリコイドを使用することでこの問題は解消されます。ボーグ製ヘリコイドをSCに取り付けるためのアダプタも用意されています。

ボーグの購入方法

直営であるオアシス・ダイレクトでは、望遠鏡セットや鏡筒単体、またパーツ単位での通信販売を行っているので、一度公式サイトをご覧になるとよいと思います。望遠鏡セットでは既に組み立て済なので自分で調整する必要はありませんし、三脚/経緯台とのセットも用意されているので、購入後すぐに天体観測や野鳥観察等に使えます。なお他社赤道儀等に載せる場合は鏡筒バンドが必要になります。

望遠鏡販売店の協栄産業やスターベースで実際に実物を見ながら検討することができます。

BORG(ボーグ)天体望遠鏡:ボーグの公式サイトで、製品情報や直販サイトオアシス、販売店情報などがあります。

BORG開発者中村昇ブログ:中村昇氏のブログです。

公式サイトではありませんが、星ナビの星職人のページに、BORG開発に関する記事があります。

ボーグシステムの紹介:バックナンバーも閲覧できます。

あとがき
BORG望遠鏡はパーツの組み合わせて一つの望遠鏡システムを作るようにできている。メイン鏡筒として使ったり、ペンシルボーグを一眼レフの望遠レンズに使ったり、ミニボーグをガイド鏡に使ったりといろいろな目的に使えるのが利点。段々はまってくるとお金をかけるようになる。はまり過ぎに注意(?)。
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