セレストロン創業者・トーマス・J・ジョンソン氏逝去

アストロアーツの天文ニュースを見ていたところ、セレストロン社の創業者であるトーマス・J・ジョンソン氏が逝去されたという訃報がありました。

世界最大の天体望遠鏡メーカーであるセレストロン社(アメリカ合衆国カリフォルニア州)の創業者であるThomas J. Johnson氏が3月13日午前5時(米国太平洋時間)に亡くなりました。享年89歳でした。 Johnson氏は1960年代前半にセレストロン・パシフィック社を設立。シュミットカセグレン式望遠鏡を大量生産する革新的な方法を生み出し、多くのアマチュア天文家に普及させました。彼の偉大な功績に対し、1978年にはアメリカ光学会(Optics Society of America)よりDavid Richardson Medalが、1993年に西部アマチュア天文会(Western Amateur Astronomers)よりG. Bruce Blair Medalが、更に2009年には小型望遠鏡天文会(Small Telescope & Astronomical Society)より生涯功労賞がそれぞれ贈られています。

なお、セレストロン社のウェブサイトでは、同社と故人の歩みを紹介した動画を公開しています(下記〈参照〉リンクより)。 氏の逝去に際し、謹んで哀悼の意を表します。

【訃報】セレストロン社の創業者トーマス・J・ジョンソン氏

セレストロン社はシュミットカセグレン(SC)で日本でも利用者が多いですが、現在はSYNTA社の傘下企業となっています。日本ではC8の利用が多くありますが、これはかつてVixen時代に広く普及したことと関係があります。

現在はサイトロンジャパンが販売を行っていますが、取扱店がかつてほど多くないのであまり目にすることがありません。そういう中でも、協栄産業がOTAを格安販売したりしている他、ビックカメラではほぼすべてのラインを扱っており、望遠鏡販売店でも取り扱いが少ないように見えるCGE-PROシリーズを扱っており、OTA単体で買って国産赤道儀に載せるより安く上げることができます。但し重量があるので、さすがに移動観測はプロレスラー並みの体力が必要でしょう。

CPCシリーズは、C8・C9 1/4・C11の各OTAをフォークアーム型経緯台に載せた一体型で、三脚との間にウェッジを挟めばフォークアーム赤道儀に変わり、長時間露光ができますが、代理店はあまり積極的には取り上げていないようです。また、日本では一体型よりもばらすことができる赤道儀型の方が好まれる傾向があります。CPCでは三脚を広げて上に載せるだけ、と設置も簡単、後はGPSが緯度や時刻設定を自動で行うので、手軽に観測したい(眼視中心)人にはもっと人気があってもいいように思います。

Tom Johnson Announcement(セレストロンサイト)

セレストロン(米)

※いずれも英文サイト。

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あとがき
CLESTRONとMEADEはライバルメーカーと言えるが、日本ではCELESTRONの方が人気がある。やはり、OTA単体でも販売されたことが関係するのだろう。
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