CPUはシングルコアからマルチコア、クアッドコアへ


Intel-Core-i7-820QM_Q1NG-ES-Processor_Mobile-CPU__IMG_6055_cr / Public Domain Photos

CPUは長らく一つのコアが内蔵されたシングルコアでしたが、現在は2個以上のコアを内蔵させたマルチコアが主力になってきています。また、現在は全て64ビットCPUになっています。

Pentiumの登場以降、急速なCPUクロック周波数を向上させる開発が行われましたが、クロック周波数を上げれば当然発熱も増えてきます。インテルとしては廃熱の為にBTX規格を提唱しますが、ライバルのAMDからの支持は得ることができなかったことやごく一部のメーカーで採用された程度で普及せずに終わっています。

クロック周波数向上は終息していますが、クロック周波数をむやみに上げていけば最終的には太陽並の放熱が起こるとまでいわれたこともありました。

現在は、BTXは製造されておらず、クロック周波数向上競争も終息し、代わって複数のCPUを内蔵させる方式に転換しつつあります。

現在のPentiumブランド

擬似的にマルチCPUを実現させたのがHTテクノロジーPentium4プロセッサでしたが、物理的に2個のCPUコアを内蔵させたデュアルコアCPUを実現させたのはPentiumDが最初です。これはまだ単に二つのCPUを内蔵させたものでしたが、リソース情報を確認するとちゃんとデュアル動作しているのが分かります。

その後、この後継CPUとして、Pentium Dual Coreがリリースされており、開発当初はPentiumEと呼ばれていました。

インテルのCPUラインはCore i/Pentium/Celeron

2013年のラインナップは、Core iシリーズで、Core i7(クアッドコア)Core i5(クアッドコア)Core i3(デュアルコア)があり、HTテクノロジーにより、コア数の倍のCPUが稼働しているように見えます。Core i7にはクアッドコアを上回る6個/8個のCPUコアを内蔵した版もあります。

PentiumはデュアルコアですがHTテクノロジーはありません。CeleronはデュアルコアとシングルコアがらインされておりHTテクノロジーはありません。

これらのCPUにはGPUが内蔵されており、内蔵グラフィックス機能が使えます。

本格的に動画編集したいとかゲームを駆使したいという目的の場合はCore iシリーズから選ぶのがいいですが、ネットやメールを中心とした使い方をするのであればPentiumやCeleronでも十分に役目を果たしますし、特にCeleronは5,000円を切った製品もあり、コストパフォーマンスに優れています。


Magnetic-core Memory / dvanzuijlekom

サーバー用のCPU

インテルからはXeon、AMDからはOpteronが発売されていますが、CPU自体も高価格であること、またマザーボードもE-ATXというサイズの大きいものであること、メモリは特殊なものを使わなければいけないことで、システムは高価格になります。勿論性能的には申し分なく、グラフィックス関連では大変なパワーを発揮します。

コンシューマ向けCPUとサーバー向けCPU

インテルではデュアルCPUはサーバー等のマシン向け、と考えているためか、コンシューマ向けにはデュアルCPUを出すつもりはなかったようですが、最近になってSkullTrailプラットフォームを採用したシステムがあります。但し、価格はかなり高いこと、またメモリもXeonと同じものを使うため、価格はかなり高くなります。これは、むしろコンシューマ向け、と言うよりは、ハイエンドを使いたい人向けという感じです。

今後の開発コンセプトでも、サーバー用CPUは複数CPUコアを内蔵させる方法を押し進めていくのに対し、コンシューマ向けCPUではビデオプロセッサの内蔵などを行っていくようです。1個のCPUに数十個のCPUコアを内蔵させることもナノテクの技術発達により可能になりつつあります。

デュアルコアとデュアルCPUの違い

デュアルコアは1個のCPUに2個CPUコアが入っているものです。デュアルCPUは物理的に2個CPUを搭載する方法であり、マザーボードには2個分のCPUソケットが取り付けられています。

デュアルコアはすべてのWindowsで認識されますが、デュアルCPUの場合はLinux系OSやWindowsではフルセット版(7Ultimate/Professional、8 Pro等)でなければ認識されません。


Core 2 Quad / End User

64ビットCPU

現在発売されているCPUは、インテル・AMDとも64ビットCPUになっています。最初、AMDがAMD64と呼ばれる64ビット命令セットを搭載したAthlon 64をリリースし、マイクロソフトも64ビット版のWindowsXPを発売しています。一方、インテルもIntel 64(当初はEM64T)と呼ばれる64ビット命令セットを搭載したXeonを発売し、まもなくPentium4プロセッサから搭載を始めています。

64ビットCPUは高速な32ビットCPUとしての使い方しかされていないのが実情ですが(かつてのWindows3.1やMS-DOSの時代と似ている)、64ビットWindowsの普及により徐々に解消しつつあります。32ビットWindowsでは3GBまでしかメモリが使えないことや2TB以上のHDDが認識できないなど不自由な点が顕在化しているからです。

CPUの能力を発揮するにはチップセットが決め手

CPUの能力を発揮するにはコントローラー用のチップセットが決め手となります。かつてインテルはサードパーティーに期待していた時期もありますが、ある時期からは自社でも開発をするようになっています。

放熱問題から、むやみにクロック周波数を上げることは好ましくないという判断もあり、一つのCPUに複数個のCPUコアを内蔵するマルチコアが普及しているわけです。

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