EPSON HC-20/QC-10

EPSONがPC-9801互換機を始める前は、HCシリーズというハンドヘルド型と、QCシリーズというデスクトップ型の8ビット機を出しており、パソコン事業に参入する頃から、社名を信州電機からEPSONに改めています。

今はプリンタで知られるEPSON、かつては今でいうところのノートパソコンのご先祖様にあたるハンドヘルド機を出していました。

HC-20のスペック

  1. CPU:HD6301 614kHz(モトローラ 6800互換)CMOS デュアルCPU構成
  2. ROM:CMOS ROM 32KB(標準)最大56KBまで増設可能
  3. RAM:32KB
  4. VRAM:なし
  5. 記憶装置:マイクロカセットレコーダー
  6. 液晶表示部:テキスト20桁×4行/文字フォントは5×7ピクセル/グラフィック表示120×32ピクセル
  7. キーボード:タイプライタ型 68キー
  8. プリンタ:マイクロプリンタ内蔵。インパクトドットマトリクス方式 印字速度 0.7行/秒
  9. サウンド:なし
  10. 拡張I/F:カートリッジ、オーディオカセット、バーコードリーダー RS-232C、高速シリアル、システムバス
  11. 電源:内蔵ニッケルカドミウム電池、 ACアダプタ(100V±10%)
  12. 寸法/重量:(W)290×(D)215×(H)44mm/約1.6kg
  13. 価格:138,600円

1982年7月発売

日本初のハンドヘルドコンピュータであり、当時136,800円で発売されました。25万台を売り上げ、その後も後継機種がリリースされています。 マイクロソフト製BASICを内蔵。内蔵電池により最大約50時間の連続稼動が可能とされました。プログラムは、マイクロカセットに保存・読み出しが可能。 2006年1月現在、専用インクリボンとロール紙が入手可能。なお、海外ではHX-20として販売されました。 類似商品としてTRS-80 Model 100が、1983年にリリースされています。

専門誌として、日本ソフトバンク・出版事業部より、「Oh! HC」が季刊で発行されていたことがあります。

HCシリーズのその後後継機としては、以下の3機種がラインされています。

  • HC-40
  • HC-80
  • HC-88

EPSON HC-10関連の外部サイト(EPSON自身のサイトも含む)

EPSON QC-10

EPSONの8ビット機として、1983/3に発売されたのがQC-10で、CP/Mを稼働させるマシンです。本体価格はFDD内蔵/漢字ROM標準装備とは言え、16ビット機なみの高さです。ゲームソフトの「アンダーグランド・シティ」が付属していたそうです。

  1. CPU:Z-80A/4MHz
  2. RAM:256KB(最大512KB)
  3. VRAM:32KB/96KB
  4. FDD:5.25インチ2D*2台内蔵゙
  5. グラフィック:640*400ドットでモノクロ/640*400ドットで8色表示
  6. 漢字表示:JIS第一水準漢字ROM標準装備
  7. サウンド:単音のみ
  8. 備考:本体:398,000円※キーボードは別売で43,000円

筆者は、QC-10については印象が薄いのですが、HCシリーズの方は当時の月刊マイコンによく広告があったので、印象に残っています。当時としては珍しいハンドヘルド型で、プリンタも内蔵されていることがその理由と思います。

1986年後半頃からは、EPSONは製品ラインをPC-9801互換機の方へといくこととなり、ハンドヘルド型はやめていきました。

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あとがき
今はプリンタ関係が主力のEPSON。かつてPC-9801互換機を始める前は、独自仕様の8ビット機を出していたが、現在でいうところのノートPCのご先祖様にあたるハンドヘルド機が主体だった。
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