ケンコーEQPRO赤道儀の趣味人オリジナルセット

ケンコーEQPRO赤道儀は、ご存じのように、中国シンタ社のOEM赤道儀ですが、結構導入制度は良いらしく、天文雑誌のフォトコン入選作データにも出ています。

価格は三脚込みでEM200等よりもはるかに安い260,400円で実売価格は198,000円程度なので、これから天体写真を始めてみようかという人はこの機種も検討に入れることでしょう。

※SYNTA社がOEM供給しているのは他にもオライオン社がある

名目上はアメリカ製であっても実際の製造は中国メーカーからOEM供給を受けている例があり、SYNTA社の子会社であるCELESTRONもCG-1赤道儀やGT赤道儀はSYNTA社が製造しているもので、かつてビクセンが入門用として販売していたスペースギアもSYNTA社のものです。細かいところを見ていくと結構OTA等にもSYNTA社が製造して供給していると分かるものがあります。

アメリカのオライオン社が販売しているOTAや赤道儀もSYNTA社のOEM製品で、赤道儀アトラスEQ-GもケンコーのEQPRO赤道儀と同じもので、色だけが違います。また、シリウスEQ-GもケンコーSE2赤道儀と同じもので、色だけが違い、OEM先によってカラーリングが違うようです。

海外ではSYNTA社の望遠鏡はSky Watcherのブランド名で販売されており、ケンコーがOEM販売しているスカイエクスプローラーと同じ白色になっていることはご存じでしょう。

趣味人オリジナル仕様のEQPROは

EQPROは、コスト削減のため荒削りになっている部分があり、極軸望遠鏡の調整も使用者に委ねられています。趣味人オリジナル仕様では、以前から定評のあるスカイメモの極軸望遠鏡が取り付けられるように改造加工されており、オリジナルの極軸望遠鏡と交換して使用することになります。また、独自の暗視野照明が使えるようになっています。

SYNTA社の赤道儀は、GPSユニットが接続できるようになっており、実際にオライオン社の赤道儀は別売オプションで用意されていますが、ケンコーのEQPROには何故か用意されていません。趣味人オリジナル仕様は、GPSユニットが用意されるので、これを接続して時刻設定や緯度設定の手間が省けます。

ケンコーEQマウントを買うなら趣味人の方がよい

ケンコーのEQマウントはいろいろの望遠鏡販売店で販売していますが、価格が安い分荒削りになっている部分があるので、できれば店長調整付きの趣味人で購入し、1年毎に再調整してもらう方が良いかと思います。

EQPROの店長調整は以下のようです。

・ウォームホイル、ウォームギア噛み合わせ調整、動作チェック ・モーターギア噛み合わせ調整、動作チェック

・極軸望遠鏡調整(時角調整とチェック)

・コントローラーファームウェアのバージョンチェック、更新

・各部動作チェック

国内メーカーの赤道儀を単体で買うと、三脚は別売になっています。ビクセンやタカハシがそうですが、三脚は普通の三脚にするか、ピラー脚にするか使用者に選択してもらうという意味合いもあるようです。海外メーカーの場合、すべて三脚込みで販売されており、赤道儀は三脚が必須ということで標準で付属するのが普通になっています。

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あとがき
Sky Watcherブランド製品は、サイトロンジャパンが代理店となっていますが、ケンコーがOEM供給を受けている製品とだぶる製品もあります(ドブソニアン望遠鏡)。なお、2013/12現在、SEシリーズは国内で調整してから出荷する、ということで値段が上昇しています(それでも国内製品よりは安い)。
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