FM77AV40EX/20EX ※1987/11/4発売

FM77AV40/20にEXの型番がついて値段も引き下げられた。AV40EXではMMR使用時に1.6MHzに落ちていたクロックが、ノーウェイトの2MHzで動作するようになった(実質25%のスピードアップ)。

AV20EXではカセットI/Fが削除されている。

この機種にEXの型番がふさわしかったのかどうか疑問が付き、本体価格は下がったとはいえ、オプションを買い揃えないとならないのは前機種から同じで、何でも標準装備としたシャープのX1 turboZⅡとこの点で違いがあった。

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FM-77AV40EX/20EXスペック

  1. CPU
    MBL68B09E(2MHz)
  2. サブCPU
    MBL68B09E(2MHz)
  3. ROM
    F-BASIC V3.02
  4. メインRAM
    FM77AV40EX:192KB(最大448KB)
    FM77AV20EX:128KB(最大192KB)
    ※拡張メモリスロットに増設可
  5. ビデオRAM
    FM77AV40EX:192KB
    FM77AV20EX:96KB
  6. テキストRAM
    なし
  7. テキスト画面※グラフィック画面と共用
    ■FM77AV40EX
    80×20/25/40/50、40×20/25表示
    ■FM77AV20EX
    80×20/25、40×20/25表示
    文字種:英数カナ文字、英数字、特殊記号など257種
  8. グラフィック画面※カラーパレット機能あり
    ■FM77AV40EX
    640×400ドット8色 1画面
    640×200ドット8色 2画面
    320×200ドット262144色 1画面
    320×200ドット4096色 2画面
    ■FM77AV20EX
    640×200ドット8色 2画面
    320×200ドット4096色 1画面
  9. 漢字表示
    ■FM77AV40EX
    JIS第1水準、JIS第2水準、非漢字、辞書ROM
    ※グラフィックス画面に40字×20行表示できる。
    ■FM77AV20EX
    JIS第1水準、非漢字
    ※グラフィックス画面に40字×12行表示できる。
  10. サウンド
    FM音源3重和音,PSG3重和音・8オクターブ。外部オーディオ接続端子付き
  11. キーボード
    赤外線ワイヤレスまたはワイヤード接続。JIS配列準拠、総数100キー。
  12. 内蔵FDD
    3.5インチ 640KB 2台
  13. 拡張スロット
    2スロット。不足の場合はI/O拡張ユニットで増設可(I/O拡張コネクタに接続)
  14. ビデオディジタイズスロット
    ビデオデジタイズカード搭載用
  15. CRT接続
    21ピンRGB/8ピンRGB
  16. プリンタI/F
    セントロニクス社仕様準拠
  17. オーディオカセットI/F
    あり
  18. ジョイスティックI/F
    2ポートあり
  19. シリアルI/F
    RS-232C準拠
  20. マウスI/F
    オプション
  21. MIDI I/F
    オプション
  22. 電源
    AC100V。50/60Hz
  23. 使用条件
    温度5~35℃、湿度20~80%。ただし結露しないこと
  24. 外寸
    本体:(W)355㎜×(D)380㎜×(H)100㎜
    キーボード:(W)410㎜×(D)193㎜×(H)45㎜
  25. 重量
    AV40EX:8.9kg
    キーボード:1.35kg
  26. 添付ソフト
    入門ディスク、F-BASIC V3.4 L20(AV40EX)、F-BASIC V3.3 L30(AV20EX)
  27. 発売
    1987年11月4日
  28. 価格
    FM77AV40EX:168,000円
    FM77AV20EX:128,000円

旧型機種でもそうだったが、AV40EXで売りの320×200 262,144色は後からAV20EXではできないことになっており、予算の関係上AV20EXを購入する人にとってみれば不親切な設計だ。富士通は何故このようなコンピューターを作ったのかと思う。なおAV40EXでは320×200ドット時4096色表示の画面数が2画面に増えている。

ビデオカード(24,800円)を取り付ければ、テレビやビデオの画面をデジタイズして静止画像をフロッピーに保存することができる。これを生かすには320×200 262,144色表示のAV40EXを選んだ方がよいということだろうか。

テレビ画面やビデオ画面とのスーパーインポーズは、専用ディスプレイテレビのみ対応である。

シャープのX1ターボZⅡやNECのPC-8801MAの登場もあり、8ビット機のAVパソコン市場もかなり激しいものとなっている。これに対抗するためにモデルチェンジしたのだろうが、相変わらずのオプションだらけとなっている。値段が安くなっているのだから勘弁してと言っているみたいなのだが、オプションのうち何か一つでもいいから標準装備にしてほしかった。

それに漢字ROMや辞書ROMがあるからビジネスにも利用できる、なんて考えない方がよい。これはあくまでも付録と思うことだ。

寸評:いい加減飽きてきた

この機種を検討している人はシャープのX1 turboZⅡと比較することもあったと思う。1988年に差し掛かろうとしていた当時、今さら8ビット機を買ったところで先も見えていた時期だったが、価格的にはX1の方が勝っていた。
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