FM TOWNS 富士通が本気で全力投球したマシン

富士通のFM-TOWNSは1989年秋と1990年にモデルチェンジがされていますが、ハードウェアスペックの変更はありません。

キーボードは別売で、本体とゲームパッドによる操作を基本としており、「ゲームに30万円」という人もいましたが、良くも悪くも富士通が本気で全力投球中でした。

FM-TOWNS *F / *H / *0F / *0H スペック

CPU:386DX 16MHzで稼働

コプロセッサ:オプション(数値演算カード用スロットに実装)

メインメモリ:機種によって異なる(1~2MB)増設可(拡張RAMモジュール用スロットに実装)

スプライトメモリ:128KB

VRAM:512KB

漢字ROM:512KB(JIS第1,第2水準256KB,辞書ROM)

時計機能:年月日、時分秒(電池によるバックアップ)

表示能力

640×480ドット:1677万色中256色 1画面
640×480ドット:4096色中16色 2画面
320×240ドット:32,768色 2画面
360×240ドット:32,768色 2画面
640×400ドット:16色 2画面

スプライト機能:定義数1024個、色数32,786色、サイズ16×16ドット/パターン

特殊機能:ハードウェアスクロール(円筒/球面)、プライオリティ機能

サウンド機能

サウンド機能:FM音源(ステレオ6チャンネル),CD-DA(音楽CD)8ビットPCM音源(ステレオ19.2KHz,8チャンネル)

オーディオ端子:LINE IN/OUT(L/R)、外部マイク端子、ステレオヘッドフォン端子

入出力機器

CD-ROMドライブ:垂直型、等速、シングルセッション対応

TOWNSパッド:FMT-PD101を標準添付、アタリ規格に準拠

TOWNSマウス:FMT-MO101を標準添付、FM77AVのものとほぼ同一。

キーボード:別売

FD:1~2台内蔵(2HD/2DD)

HDD:内蔵モデルあり

ICメモリカード:JEIDA 3.0準拠(別売)

入出力I/F

増設FDD:1台のみサポート

RS-232C(シリアル):D-SUB25ピン

セントロニクス(プリンタ):セントロニクス準拠(24ピン)

15ピンアナログRGB出力(D-SUB15)

I/O拡張ユニット接続端子:1個

SCSIⅡ対応I/F端子装備

増設スロット

ICメモリカード:(JEIDA 3.0準拠)用スロット1個内蔵

モデムカード専用スロット:1個

ビデオカード専用スロット:1個:

汎用バススロット:オプション(I/O拡張ユニットが必要)

キーボードは別売で、これはFMRシリーズでも同様ですが、JIS配列/親指シフトのものから選択できます。テンキーのあるあるもの、ないものが用意されていました。

1989年11月7日発売モデル

FM TOWNS 1F:318,000円 メインメモリ1MB※最大7MB FDD1台

FM TOWNS 2F:378,000円 メインメモリ2MB※最大8MB FDD2台

FM TOWNS 1H:458,000円 メインメモリ1MB※最大7MB FDD1台 HDD20MB

FM TOWNS 2H:548,000円 メインメモリ2MB※最大8MB FDD2台 HDD40MB

1990年10月30日モデル

FM TOWNS 10F:298,000円 メインメモリ2MB※最大26MB FDD2台

FM TOWNS 20F:323,000円 メインメモリ2MB※最大26MB FDD2台

FM TOWNS 40H:473,000円 メインメモリ2MB※最大26MB FDD2台 HDD40MB

FM TOWNS 80H:623,000円 メインメモリ2MB※最大26MB FDD2台 HDD85MB

デザインは縦置き型で、1990年度/1991年度グッドデザイン賞ということですが、デザイン/カラーリングの変更はありません。モデルチェンジではメインメモリの容量や価格が下がっている程度で、基本スペックの変更はありません。386DX搭載で、価格が30万円台というのが評価に値します。

よいパソコン悪いパソコンではFDDモデルを買って、お金ができたら外付けHDDを購入して取り付けるのが正しいとありました。

あとがき
当初は不安材料があったFM TOWNSであったが、富士通が本気を見せ、ゲームだけでなく実用ソフトもいろいろと揃えられてきた。この当時のOSとしては、MS-DOSとTOWNS OSがあり、MS-DOS上ではFMRのソフトも動作するものが多かった。漫画「美味しんぼ」の「ラーメン戦争」の回で、「日本ラーメン総合開発研究所」のパソコンはFM TOWNSで描かれている。
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