FM TOWNSⅡCX / UX 基本設計の変更なし

富士通のFM-TOWNSは1992年にFM TOWNSⅡに名称が変更されましたが、グラフィックスやサウンド等ハードウェアスペックの変更はありません。むこう5年間ハードウェアの基本部分の設計変更はしないという約束が守られていました。

今回のモデルから、CRT一体型モデルが用意されており、386SXを採用したマシンもラインナップされました。

FM-TOWNSⅡ CX / UX スペック

CPU:CXは386DX 16MHzで稼働、UXは386SX 16MHzで稼働

コプロセッサ:オプション(数値演算カード用スロットに実装)

メインメモリ:機種によって異なる(1~2MB)増設可(拡張RAMモジュール用スロットに実装)

スプライトメモリ:128KB

VRAM:512KB

漢字ROM:512KB(JIS第1,第2水準256KB,辞書ROM)

時計機能:年月日、時分秒(電池によるバックアップ)

表示能力

640×480ドット:1677万色中256色 1画面
640×480ドット:4096色中16色 2画面
320×240ドット:32,768色 2画面
360×240ドット:32,768色 2画面
640×400ドット:16色 2画面

スプライト機能:定義数1024個、色数32,786色、サイズ16×16ドット/パターン

特殊機能:ハードウェアスクロール(円筒/球面)、プライオリティ機能

サウンド機能

サウンド機能:FM音源(ステレオ6チャンネル),CD-DA(音楽CD)8ビットPCM音源(ステレオ19.2KHz,8チャンネル)

オーディオ端子:LINE IN/OUT(L/R)、外部マイク端子、ステレオヘッドフォン端子

入出力機器

CD-ROMドライブ:垂直型、等速(シークタイム非公開)、シングルセッション対応

TOWNSパッド:FMT-PD101を標準添付、アタリ規格に準拠

TOWNSマウス:FMT-MO101を標準添付、FM77AVのものとほぼ同一。

キーボード:別売

FD:1~2台内蔵(2HD/2DD) ※最大2台

HDD:内蔵モデルあり

ICメモリカード:JEIDA 3.0準拠(別売)

入出力I/F

RS-232C(シリアル):D-SUB25ピン

セントロニクス(プリンタ):セントロニクス準拠(24ピン)

15ピンアナログRGB出力(D-SUB15)

SCSIⅡ対応I/F端子装備

増設スロット

ICメモリカード:(JEIDA 3.0準拠)用スロット1個内蔵

モデムカード専用スロット:1個

ビデオカード専用スロット:1個:

汎用バススロット:CXは2個、UXは1個

キーボードは別売で、これはFMRシリーズでも同様ですが、JIS配列/親指シフトのものから選択できます。テンキーのあるあるもの、ないものが用意されていました。

1991年11月5日発売モデル(CXは縦置き型、UXは一体型)

FM TOWNSⅡCX100:533,000円 メインメモリ2MB※最大26MB FDD1台 HDD100MB

FM TOWNSⅡCX40:433,000円 メインメモリ2MB※最大26MB FDD2台 HDD40MB

FM TOWNSⅡCX20:333,000円 メインメモリ2MB※最大26MB FDD2 HDD内蔵可

FM TOWNSⅡCX10:308,000円 メインメモリ2MB※最大26MB FDD1台 HDD内蔵可

FM TOWNSⅡUX20:283,000円 メインメモリ2MB※最大10MB FDD2台HDD内蔵不可(外付け可)

FM TOWNSⅡUX10:263,000円 メインメモリ2MB※最大10MB FDD1台 HDD内蔵不可(外付け可)

1992年2月モデル(一体型)

FM TOWNSⅡUX40:388,000円 メインメモリ2MB※最大10MB FDD1台 HDD40MB内蔵

デザインは縦置き型で、1992年度グッドデザイン賞ということですが、デザイン/カラーリングの変更はありません。一体型モデルはカラーリングは縦置き型と同じですが、Macとデザインがどことなく似ています。386SXを採用したUXは価格が20万円台後半からと当時としては安価です。CXは全機種 Towns OS標準添付です。

UXモデルは最初発売されたUX20/10ではHDDの内蔵ができず、外付けのものを使う必要がありました。

あとがき
商品名に「Ⅱ」が入っても、グラフィックスやサウンドは変更されておらず、発表当初の約束が守られていた。ゲーム機として使うならそのままでも良いが(ゲームに30万円)、キーボードを購入して実務用途で使うのであれば、FDDは2台に増設する必要があること、HDDの接続も必須条件である。、
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