FM TOWNSII HR/HG/UR/UG CPUのグレードアップは迅速

PC/AT互換機がDOS/Vパソコンの名前で本格的に上陸が始まったのがこの1992年秋ですが、話題になっていた(この時点では日本未発売)Windows3.1を利用するには最低でも486SX以上のCPUでなければなりません。新発表のFM TOWNSII HRは横置き型の486SXを搭載したマシンです。HGは386DX 20MHz搭載、URはCRT一体型486SXマシンです。UGは一体型386SXマシンですがCPUを20MHzに上げています。

従来のFM TOWNSII は縦置き型だったので、HR/HGでは見た目の印象が変わっています。

FM TOWNSII HR/HG/UR/UG スペック

CPU:HR / URは486SX 20MHzで稼働(8KBキャッシュメモリ内蔵)、HGは386DX20MHzで稼働、UGは386SX 20MHzで稼働

コプロセッサ:オプション(HRはCPUアップグレード可)

メインメモリ:機種によって異なる(2~4MB)増設可(拡張RAMモジュール用スロットに実装)

スプライトメモリ:128KB

VRAM:512KB

漢字ROM:512KB(JIS第1,第2水準256KB,辞書ROM)

時計機能:年月日、時分秒(電池によるバックアップ)

表示能力

640×480ドット:1677万色中256色 1画面
640×480ドット:4096色中16色 2画面
320×240ドット:32,768色 2画面
360×240ドット:32,768色 2画面
640×400ドット:16色 2画面

スプライト機能:定義数1024個、色数32,786色、サイズ16×16ドット/パターン

特殊機能:ハードウェアスクロール(円筒/球面)、プライオリティ機能

サウンド機能

サウンド機能:FM音源(ステレオ6チャンネル),CD-DA(音楽CD)8ビットPCM音源(ステレオ19.2KHz,8チャンネル)

オーディオ端子:LINE IN/OUT(L/R)、外部マイク端子、ステレオヘッドフォン端子

スピーカー内蔵

入出力機器

CD-ROMドライブ:垂直型、等速、シングルセッション対応

TOWNSパッド:FMT-PD101を標準添付、アタリ規格に準拠

TOWNSマウス:FMT-MO101を標準添付、FM77AVのものとほぼ同一。

キーボード:別売

FD:1~2台内蔵(2HD/2DD) ※最大2台

HDD:内蔵モデルあり

ICメモリカード:JEIDA 3.0準拠(別売)

入出力I/F

RS-232C(シリアル):D-SUB25ピン

セントロニクス(プリンタ):セントロニクス準拠(24ピン)

15ピンアナログRGB出力(D-SUB15)

SCSIⅡ対応I/F端子装備

増設スロット

ICメモリカード:(JEIDA 4.0準拠)用スロット1個内蔵

モデムカード専用スロット:1個

ビデオカード専用スロット:1個:

汎用バススロット:HR/HGは3個、UR/UGは2個

キーボードは別売で、これはFMRシリーズでも同様ですが、JIS配列/親指シフトのものから選択できます。テンキーのあるあるもの、ないものが用意されていました。

1991年11月5日発売モデル(HR/HGは縦置き型、URは一体型)

※486SX 20MHzで稼働

FM TOWNSⅡHR200:468,000円 メインメモリ4MB※最大28MB FDD2 HDD200MB

FM TOWNSⅡHR100:408,000円 メインメモリ4MB※最大28MB FDD1台 HDD100MB

FM TOWNSⅡHR20:328,000円 メインメモリ4MB※最大28MB FDD2 HDD内蔵可

※386DX 20MHzで稼働

FM TOWNSⅡHG100:353,000円 メインメモリ2MB※最大26MB FDD1台 HDD100MB

FM TOWNSⅡHG40:303,000円 メインメモリ2MB※最大26MB FDD2台 HDD40MB

※386SX 20MHzで稼働

FM TOWNSⅡUR80:338,000円 メインメモリ2MB※最大10MB FDD2台HDD80MB

FM TOWNSⅡUR40:318,000円 メインメモリ2MB※最大10MB FDD1台 HDD40MB

FM TOWNSⅡUR20:268,000円 メインメモリ2MB※最大10MB FDD2台HDD内蔵不可(外付け可)

FM TOWNSⅡUR10:238,000円 メインメモリ2MB※最大10MB FDD1台 HDD内蔵不可(外付け可)

1992年2月モデル(一体型、486SX20MHz)

FM TOWNSⅡUG80:358,000円 メインメモリ2MB※最大10MB FDD2台 HDD80MB内蔵

FM TOWNSⅡUG40:338,000円 メインメモリ2MB※最大10MB FDD2台 HDD40MB内蔵

FM TOWNSⅡUG20:268,000円 メインメモリ2MB※最大10MB FDD2台 HDD内蔵不可(外付け可)

1993年度グッドデザイン賞ということですが、カラーリングはそのまま引き継いでいます一体型モデルはMacとデザインがどことなく似ています。

一体型モデルは10インチCRT内蔵で、外付けCRT端子も用意されています。また、一体型モデルのみ本体にマイク/スピーカー内蔵済みです(外付け端子もあり)。

あとがき
1989年2月の初代機とグラフィックス/サウンド/CD-ROMドライブの仕様の変更はないが、CPUのグレードアップは迅速に行われている。CPUのグレードアップが常に先送りされていたX68000とは対照的である。1993年発売のWindows3.1日本語版を使うなら最低でも486SX搭載のHR/URを選択するべきだろう。詳細不明だがHRではオプションでハイレゾにも対応化とのこと。
関連記事