FMR-30 液晶デスクトップ

1987年2月にFM16βの後継機種として、FMR-30/50/60が発売されましたが、FMR-30は省スペース型、FMR-50/60はデスクトップ型です。

FMR-30スペック

  1. CPU:80286(8MHz)
  2. コプロセッサ:80287(8MHz)※オプション
  3. メインRAM:0.5~1MB
  4. グラフィックRAM:128KB
  5. 日本語表示:40字×25/20行(16ドット)
  6. 漢字ROM(標準装備):JIS第1水準漢字,JIS第2水準漢字,JIS非漢字
  7. グラフィックス表示:640×400ドットモノクロ表示
  8. モノクロ液晶
  9. 内蔵FDD:3.5インチ2HDを2台装備
  10. 内蔵HDD:FMR30-HDに20MBHDD標準装備

FMR-30は逆T字型の液晶一体型の筐体にワイヤレスキーボードという独特なスタイルが採用されていました。本体にタッチパネル機能を持ったサブディスプレイを内蔵可能(オプション)。CPUは8086のCMOS版である80C86で省電力。

このシリーズはその後以下のようなラインナップがありました。逆T字型のデザインから、よくあるトランスポータブル型に変更されています。

FMR-30BX:筐体は、液晶前面部にキーボードを収納可能な「トランスポータブル」と呼ばれる箱形。FMR-30FD/HDで逆T字形の土台部にあったサブディスプレイ搭載機能は廃止された。FDDモデルのみで、ハードディスクの内蔵は不可能。CPUはFMR-30FD/HD同様、80C86。

FMR-30HX:FMR-30BXと同様のキーボード収納可能な箱形の筐体で、本体上部にカラー熱転写プリンタ(FMPR-204W)を一体化して搭載することが可能。ハードディスクの内蔵が不可能であったFMR-30BXに対して、本モデルはハードディスク内蔵モデルのみのラインナップとなった。このモデルより、CPUが80286相当の80C286となった。液晶画面がバックライト内蔵の白色液晶となり、視認性が大幅に向上した。

※wikipediaより

逆T字型の筐体は斬新で個人でもこのデザインに注目した人もいたようです。持ち運んで使うのではなくあくまでもデスクトップ型で、レストランや商店のカウンタにおくのにはちょうど良さそうです。とはいえ、キーボードを含めると設置面積の点であまり省スペースとは言えず、次モデル以降は箱形の筐体となります。

あとがき
FM-16βは採算的にはかなり厳しい所まで価格を抑えたが、PC-9801の牙城を崩すには至らず、次の16ビット機として出したのがFMRであった。もっとも、カタログなどからは個人は相手にしておらず、企業向けという位置づけであることがよく分かる。
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