FMR70

1987年9月に発売されたFMR70はFMR60のCPUを386DXに換えたものと考えれば良く、ハイレゾマシンです。

なおFDモデルはなくHDモデルのみとなります。

FMR70スペック

  1. CPU:80386DX(16MHz)
  2. コプロセッサ:80287DX(16MHz)※オプション
  3. メインRAM:2~10MB
  4. グラフィックRAM:512KB
  5. 日本語表示:40字×25行(24ドット)
  6. 漢字ROM:JIS第1水準漢字,JIS第2水準漢字,JIS非漢字(標準装備)
  7. グラフィックス画面:1120×750ドット4096色中16色表示
  8. FDD:5.25インチ2HDを2台標準装備
  9. 内蔵HDD:40MBHDDを内蔵

例によりキーボードは別売です。OSにはMS-DOSの他にMS-OS/2、漢字XENIXが採用されています。

ハードディスクはアクセスしているときもいないときもランプがつきっぱなしなのは明らかに設計ミスで、もしアクセス時に電源スイッチを切ってしまったら最悪壊れることにもなりかねず、こういった所にやる気のなさを感じさせてしまうという意見もありました。

このマシンのスペックを見る限り、NECのPC-98XL+と比較されるものと思いますが、いずれも998,000円ととても高額なものなので、個人には縁がないし、もし個人で買ってしまったとしたら店員の口車に乗せられた(?)金持ちのお坊ちゃまかマニアぐらいだと例のよいパソコン悪いパソコンで批判されていたことがあります。

  1. FMR-70HD:FMRシリーズとして初めてCPUに32bitの80386を搭載した。CPUは80386DX-16MHz。ハードディスク搭載モデルのみでFDモデルは用意されなかった。また、FMR-50系列との互換性確保のための16ドット表示カードには非対応となった。
  2. FMR-70HL:CPUに80386DX-20MHzを搭載。
  3. FMR-70HL2/3 FMR-80:FMRシリーズとして初めてCPUに80486を搭載した。基本アーキテクチャはFMR-70と変わらない。
  4. FMR-80HL:CPUにi486SX-25MHzを搭載。
  5. FMR80HL2/3:CPUにi486DX2-50MHzを搭載。HL2/3の違いは内蔵HDDの容量。

FMR-280系:FMR-250系同様、FMR-60/70/80系列にグラフィックアクセラレーターを搭載した系列。

機種:FMR-280H/FMR-280H2/FMR-280M/FMR-280E/FMR-280L/FMR-280L2/FMR-280L3/FMR-280L4/FMR-280P/FMR-280P2/FMR-280P3/FMR-280P4/FMR-280A/FMR-280A2/FMR-280A3/FMR-280A4

※wikipediaより

FMR全体にいえるのはどうもパソコン、という感がなく大型汎用機の端末機でLANを組むためという位置づけがあったように思えてならない部分があります。実際に企業では善戦していたという点からも見えてきます。もっとも、教育関係では個人向け32ビット機のFM TOWNSが善戦していたことからも、販売戦略に問題があったのか、と思えなくもなかった時代があったわけです。

あとがき
個人で使うようなマシンではなく、やはり汎用機の端末としてLANを組み、企業で使用するということのようだった。ということで、勤めている会社で大型汎用機を使っているのでなければ用がない。
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