1989年頃に発売されたコキ104 18Dコンテナ付き2両セットです。8031-1/8031-2の2両セット、という位置づけになっていました。当時はTOMIXからコキ50000系やコキ104が既発売となっており、KATOは後発なので、後からどういう仕様で出してきたのか、関心があるところでしょう。すでにコキ10000/コキフ10000は500円程度で発売済みでしたが、コンテナの着脱は不可でした。
コキ104 18Dコンテナ付きの仕様
8031-1/8031-2の2両セットですが車番を変えてある他は同じです。コンテナ番号は1両分5個の番号を違えてありますが、2両同じ番号組となっています。
コキ104は台枠スルー方式

透明ケースを2両スリープケースに収めてあります。表面は製品が見えるように窓を開けてあり、裏側は取扱説明となっていました。

ケースから出して線路に載せてみたところ。コンテナは小さめに造ってあるため、間隔が開きすぎの感があります。付属の18Dコンテナの固定は緩く、ケースに入れておくとちょっとした揺れでも外れることがありますが、コンテナ固定爪を折る危険がないのが利点とも言えます。
車番は「104-5」と「104-6」の組み合わせで、特にどちらが品番8031-1/8031-2というわけではないようでした。
台枠シースルーの構造

台枠は実物に則して配管屋台車の一部が見えるシースルー構造で、コンテナを外した空車時も効果的です。当時のTOMIX製品はバランスウエイトが1枚板で、シースルーではありませんでした。

配管や台枠の一部がバランスウエイトの役目を果たしています。バランスウエイトは台枠にちょうど収まるようになっているので空車時も目立ちません。
付属の18Dコンテナ

付属するのは、当時増備が続けられていた18Dコンテナ。21世紀に発売されたコンテナシリーズとは異なり、裏蓋の表現はありませんが、肉厚に造ってあるので反りがでる心配はありません。固定はゆるゆるですが、逆にコキ側の固定爪を折る心配がないのが利点です。
TOMIXコンテナの固定方法と同じで、業界標準のデファクトスタンダードとなりました。KATOのコンテナはゆるめですが、他車コンテナはきついものが多く、固定爪を折らないように取り付けは細心の注意が必要です。固定爪を折ってしまったらもう使えません。
コンテナ番号は8031-1/8031-2共「18D-10515」「18D-5349」「18D-3209」「18D-994」「18D-1992」の組み合わせで、2両分すべての番号が異なるわけではありません。
当時発売されたコキ104は塗装が実物と異なり淡い水色なのでかなり違和感がありました。近年発売されたコンテナ別売の製品は実物に近い色となっていますがやはり実物とな異なっています。因みに16番の方は正しい塗装となっています。
18Dコンテナは2019年に別売されており、同じ金型で小さめなのは変わりませんが、番号は本製品とは異なり、「4097」「7801」「10706」「13679」「18081」が選定されています。
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