KENKO(ケンコー)望遠鏡の特徴

昔からある望遠鏡メーカーですが、かつてはNES赤道儀やその上位機といわれるβプラズマ赤道儀を自社生産していたことがあります。

現在は総合商社としての性格が強く、自社生産している製品はスカイメモやNewKDSと呼ばれる経緯台程度で、スカイエクスプローラ(SE)は中国SYNTA社のOEM商品になっています。

2014/4からは、ミード社の日本総代理店になり、11月より一部製品の販売も開始されました。

国内生産品(過去の製品も含む)

スカイメモは、ロングセラーになっているポータブル赤道儀で、現在は3代目に当たるスカイメモRSが市販されています。

KDS経緯台は、NES赤道儀が販売されていた頃からありました。現行のNEWKDS経緯台は、マウント単体でも市販されていますが、望遠鏡とのセットもあります。セットには63㎜屈折鏡と76㎜ニュートン反射が用意されています(鏡筒単体での販売はなし)。片持ち式経緯台であるNewKDSⅡもあります(単体販売のみ)。三脚は専用のアルミ三脚の他、カメラ三脚にも取り付けられます。鏡筒の固定はアリミゾ方式です。

かつて発売されていたNES赤道儀は、VixenのGP赤道儀を意識したもので、モーター・ウエイト・鏡筒などをシステム望遠鏡化したものです。鏡筒は屈折式・ニュートン反射・カセグレン(補正レンズ使用)・日本特殊光学の(廃業)シュミットカセグレンをセットにしたものが用意されていました。2002年頃にもプラスターという商品名で、ニュートン反射鏡筒とのセットがかなり安い値段で販売されていたことがあります。

スカイエクスプローラ製品

中国メーカーSYNTA社のOEM製品で、赤道儀にはSEⅡとEQ6Proが用意され、EQ6ProはビクセンアトラクスやタカハシEM200と同じ強度を持っている赤道儀となっています。その割には非常に価格が安く、20万円以下で買えるので、他メーカー製品を検討している人にも選択肢が増えたといえます。パルスモーター仕様で導入精度は優秀という報告が多いです。コントローラーは「SysScan」が使用されています。これは、時刻設定/緯度設定の情報は電源を切ると消えてしまうので、その都度設定をしなければなりませんが、GPSレシーバーを接続すればこの手間を省けます。アメリカオライオン社(国内扱いはジズコ)も全く同じSYNTA社からOEMを受けています。オートガイダー端子も用意されているのでガイド撮影にも使えるし、パソコンとの接続も簡単に行えますから、プラネタリウムソフトと連携させることも可能です。

OTAも全般に安いですが、その分荒削りになっている点があり、眼視なら問題ありませんが、写真撮影を考えるなら自分で十分な補強を行う必要があります。それが大丈夫なら、十分にお買い得と思います。

特に25㎝口径のニュートン反射SE250は6万円程度で買えるので、初心者でも手を出したくなるほど魅力的で、実際にこれを使って撮った入選作もある程です。また、変わったところではマクストフニュートンSE190MENというのがあり、眼視から写真撮影まで使えます。なおすべてアリミゾ方式ですから、他社鏡筒を載せたり他社赤道儀に載せることも可能です。

また、スカイエクスプローラにはドブソニアン望遠鏡もあり、30㎝口径で実売13万円程度というお買い得な値段で購入できます。

現在のスカイエクスプローラー製品は、2013/3からスカイエクスプローラシリーズはそのまま出荷するのではなく、国内で調整してから出荷する、ということで、従来と比べると数万円程度値上げされています。

スカイエクスプローラー製品はビクセンNewAtrax(生産終了)やタカハシEM200と肩を並べる能力がありしかも安価、ということもあって、天文雑誌の入選作機材データにもよく見られます。

※スカイウォーカー/ムーンライトなど

ディスカウント店などで激安販売されており、非常に魅力的に見えますが、赤道儀の強度が弱く、また、アイピースも高倍率過ぎる組み合わせなので購入は避けた方がよいと思います。ものには理由があって値段がついていることをお忘れなく。

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あとがき
かつてはNES赤道儀シリーズがよく知られ、サイトロンジャパン(当時はタスコジャパン)よりプラスターの名前で20㎝ニュートンと格安販売されていたことがありました。現在MEADE社の総代理店でもあり、世界2大メーカーの日本代理店でもある、ということになります。
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