MeadeはJOCの子会社に

すでに知っている人が多いとは思いますが、LX200等で知られているMeade社は中国の光学機器メーカー「JOC」に買収され、事実上子会社となったようです。

会社名は変更されることはなく、Meadeのままで営業が続けられており、かつてCELESTRONがSYNTAに買収され子会社になったときも同じく社名変更されることはなくCELESTRONの名前で営業されています。

http://telescodeliver.blogzine.jp/kousakukoubou/cat11191295/

JOCはMAXVISIONのブランド名で望遠鏡を販売しています。日本では望遠鏡ショップのスカイバードで扱いがあります。

Meade望遠鏡のサポートについて

かつては代理店ミックインターナショナルが販売を行っており、その後代理店が倒産し、一時国内で対応ができず、直接アメリカのMeade本社に依頼しなければならない状況でしたが、その後ジズコが代理店契約を結んで販売やサポートを行っています。ジズコは元々コロナド社の製品を扱っており、コロナド社がMeadeの傘下に入ったことからすでにMeadeとの取引があり、代理店契約は必然的流れだったといえましょうか。実際に、ミックが倒産後、MeadeのHPに日本代理店にジズコの名前があったので、ここに修理を依頼した人もいたようでした。

ジズコのMeadeプロダクトHPを見ると、国内赤代理店経由で購入されている限り、弊社で修理等サポートを行う、とあります。前代理店ミックで購入している場合はミックで購入したことを証明する書類をもって交渉すればよいはずです。但し、GPS搭載モデルではない旧LX200については、Meade社からの部品供給が終了しているので対応できないとのことでした。すでにミック時代(2008/2/4)に旧LX200の保守部品供給は終了しているので注意。

ミック時代は2ヶ月に1回、Meade社から保守部品が入荷していたので修理は最長2ヶ月かかっていたわけです。よくあったのはLX200シリーズの場合コントロールパネルの故障であり、これは本体から外れるように作ってあるのでこの部分だけ代理店に送って交換してもらうという形でしたし、ハンドコントローラーが故障した場合も同様に新品と交換する形だったようです。シュミットカセグレンの補正板を破損した場合は国内対応ができず、Meade本社まで返送してマッチングテストからやり直すので、時間も費用もかかりました(新品を買うのと同じ位かかると思ってよい)。

現在のジズコの対応はほとんど国内で修理対応が行えると広告で書かれており、ミック時代とほぼ同じ、かと思われます。修理等の際に必要になるのでくれぐれも国内代理店経由で購入したことを証明する書類をなくしたり、まして捨てる技術、と称して捨てることのないように注意。

LX850/LX600国内発売開始

ジズコのMeadeプロダクトのページに、LX850とLX600が追加されていました。LX850はハイテク赤道儀、LX600はAFC光学系のハイテクフォークアーム型経緯台(別売Xウェッジを入れて赤道儀にもできる)と考えれば良いですが、大きな特徴はスターロックシステムでしょう。独立したファームウェアを持ち、通常はオートスターⅡから制御しますが、付属PCソフトの「スターロックユーティリティ」から制御することも可能です。

スターロックは、ワイドフィールドカメラ/ナローフィールドカメラの二つのCCDカメラにより、自動ドリフトアラインシステムによる高精度極軸合わせ、オートガイドシステム、P-PEC機能が装備されています。このため、LX850には極軸望遠鏡はありません。

LX850赤道儀は超々ジュラルミン(アルマイト加工)+ステンレス素材でできており、本体重量(バランスウエイトは含まず)は約27kg、三脚は約16kgなので、購入を検討する人は足腰を鍛えておくことも必要でしょう。本体価格はLX850本体+三脚セットだけで882,000円です。OTAとのセットは25㎝ACF光学系の場合1,155,000円、30㎝ACF光学系で1,302,000円、35㎝ACF光学系で1,428,000円となっています。いずれも標準装備のマルチプレートにOTAと併架する方式です。OTA搭載方法はロスマンディ規格のアリミゾとなっています。競合製品はCELESTRON CGE-PROのEDGE-HDシリーズでしょうか、それよりも安くなっています。

LX850 ページ(ジズコ)

LX600は通常は経緯台で使いますが、オプションのX-ウェッジを入れて赤道儀にすることもでき、いずれもスターロックによる極軸合わせ(赤道儀モードの場合)、オートガイド、P-PECが装備されています。スターロックはOTAの上に載せる方式です。25㎝AFC型は693,000円、30㎝AFC型は861,000円35㎝AFC型は1,239,000円となっています。40㎝AFC型もラインされますが、別途ページを作る予定とのことでした。

LX600ページ(ジズコ)

取り急ぎ2013/9/1に追記しました。

※2014/4、ミード代理店はケンコー・トキナーに移管されました。

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あとがき
CELESTRONに続き、Meadeも中国企業に買収され、子会社化している。有名な企業に見えても経営は苦しい、という事情があるらしく、両者とも経営危機が言われた時期があった。そういう事情があっても、いろいろ目新しい製品を出しているのはある意味心強いともいえる。
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