ニュートン(Newton)が西新宿にあった頃

Setting up the Telescope
Setting up the Telescope / Spacemanbobby

現在Meade製品は(株)ジズコが代理店業務を行っていますが、かつては(株)ミックインターナショナルが代理店業務を行い、子会社ニュートンが西新宿で営業していたことはご存じの方が多いと思います。

筆者もここで何度か小物部品を購入したことがある店舗でした。

ビクセン・タカハシ・セレストロン等の製品も取り扱いがあった

筆者が初めてこの店を訪れたのは確か2001年12月、クリスマス前後です。それ程広い店内ではなかったですが、比較的綺麗なショールームで各社の製品が並べられており、道路側にLX200等Meade製品が並べられていました。ミックの子会社なのでMeade製品専門店の印象があったのですが、実際にはビクセン・タカハシ・セレストロンの製品もおかれていました。ミックの子会社なのでライバルメーカーのセレストロンの取り扱いがあるのは以外に思う方も少なくなかったでしょうが、文字通り子会社なので別段扱わない理由もなかったのだと思います。

ビクセンがセレストロンの扱いをやめた(タスコに移管したからではなく大人の事情かららしい)のですでに在庫がなくなりつつあった小物部品でしたが、何故か当日1個だけ残っていたので有り難かった記憶があります(オフアキスガイドアダプタ)。

冷却CCDに強い印象

店員の徳光弘明氏は冷却CCDで撮影されていて、その関係もあるのか、冷却CCDには特に力が入っている感があり、同社で冷却CCDを買うとビデオマニュアルが付属するという親切さもありました。特にビットラン製CCDカメラに力が入っており(国産メーカー)、滅多にない見本品もショーケースにありました。

Meade製品を買うとビデオマニュアルが付属

ミックの子会社ですからMeade製品の販売が主体になっていましたが、同店でMeade製品を買うとニュートンオリジナルのビデオマニュアルが付属しており、到着したその日から観測が楽しめるというのも売りで、日本語説明書は非常に難解だったので良いことだったと思います。この店で買うと会員証が発行され、親切なサポートがあるというのも特徴であり、Meadeを買うならニュートン、という良い時代だったと思います。これは、店員が全員LX200等Meade製品を使っているから出来たことだったわけです。

2005年5月28日(土)~29日(日)にはミックが八ヶ岳ロイヤルホテル特設会場(山梨県北杜市)でMeadeユーザーを対象にしたミーティングイベントも開催され、RCX400(後にLX400と改称、現在は生産中止)やETX-PE(生産中止)の展示もされるなど、随分盛り上がりがありました。

第1回ミード・ユーザーズミーティング

Newtonホームページ

動画もあるなど、内容も比較的充実しており、販売ページもMeadeの他、ビクセンやタカハシ、冷却CCDも並んでいました。但し、西新宿から八重洲に移転後は単なる販売ページに成り下がるなど、段々内容も落ちてきていました。

親会社のミックは、自社でもアウトレット品のネット通販を行っていましたが、2006年以降はニュートンに移管となります。また、ミックは「meade.jp」ドメインでMeade製品のコミュニティ掲示板を設置していましたが、最初のうちはある程度投稿がありましたが、以降は滅多に投稿もなかったと記憶しています。

西新宿から八重洲に移転後

西新宿から八重洲に移転後は来店したことはありませんが、2005年にMeade銀座店を親会社ミックが開店した前後にMeade店近くに移転、このときはビルの中のため来店客が分かりにくいという点から東京駅八重洲の近くに移転しました。このときは西新宿の時代と同様化石や鉱石などの扱いもありましたが、ヤエス光学館にリニューアル後は望遠鏡専門店となりました。

ヤエス光学館の閉店/ミック事実上の倒産

ヤエス光学館にリニューアル1ヶ月後、訪問した人の話では誰もお客さんが来てなく、記念品のマグカップもまだ残っているという状況だったので、売り上げがあまり良くないのかと感じていたということでしたが(お気楽星見掲示板)、僅か数ヶ月後の2009年12月20日で閉店となりました。閉店後は親会社のミックと合併するということがウェブサイトに書かれていました。

しかし、ミックインターナショナルも2010年1月末日を持って業務停止、事実上の倒産となり、Meade製品のサポートも原則アメリカMeadeが対応となり、2010年9月に(株)ジズコがMeade代理店業務を開始するまで宙に浮いた形になってしまったことは記憶に新しいです。

業務停止時にウェブサイトに掲げられていたお知らせ

さて当社、株式会社ミックインターナショナルは、本年1月30日をもってすべての営業を停止いたしましたことをお知らせいたします。30年間にわたり光学製品の輸出入に携わってまいりましたが、このたび諸般の事情により当社は閉鎖することとなりました。長い間のご愛顧を心より感謝申し上げます。

わざわざミックの本社跡まで行った人もいたようですが、普通の店舗と何ら変わらず、営業していた頃はここでも販売していたのか、という感想でした。中にはLX200ACFなどの製品がまだ残っていたとか・・・。

※あの人達は今

FIRST LIGHT 宇宙:元店員徳光宏昭氏のブログ。ニュートンが閉店になる前の2007年に退社、帰郷されたとのことで、現在もLX200+冷却CCDでの撮影を続けており、アドバイスをもらいに店舗まで行った人も多かったのでは?

スポンサーリンク

あとがき
徳光宏昭氏からはいろいろと教えてもらったこともありますが、今もお元気なご様子なのであの良き時代を思い出します。望遠鏡は生活必需品、というわけではないので景気に左右されやすい面があるとは言え、西新宿で営業していた頃は結構来店が多かったかと思います。移転後客足が遠のく、というのはよく見られることとは言えますが・・・。なお、2014/4、ミード製品の代理店はケンコー・トキナーに移管されました。
関連記事