PC-286NOTE executive PC-286NEX

「エプソンの世界観がここにあります。 コンピュータの新しい領域、[ノート]。」

世界初のノートPCは、EPSON互換機のPC-286NOTE executive 「PC-286NEX」で、1989/6/7発表、出荷は9月下旬です。

東芝のダイナブックは1989/6/26なので、EPSON互換機の方が発表は早かったのですが、ダイナブックの方が有名になっています。実際に発売されたのはダイナブックが7月なので、こちらの方が実質的には早くなっています。

PC-286NEXスペック

  1. CPU:V30 10MHz※5/8MHz切り換え可。
  2. ROM:N88-BASIC(86)及びモニタ。ROMでMS-DOS V2.11標準装備。統合ソフト「エプソンMEM」標準装備
    (ワープロ、表計算、データベース、通信その他)
  3. メインRAM:標準640KB。
  4. ビデオRAM:192KB。
  5. テキストRAM:12KB。
  6. テキスト表示80×25行/80×20行/40×25行/40×20行 ※切り換えて使用(8階調表示)。
  7. グラフィックス表示:640×400ドット2画面8階調表示/640×200ドット4画面8階調表示
  8. 漢字表示JIS第1水準漢字ROM/JIS第2水準漢字ROM、拡張漢字ROM標準搭載
  9. シリアルI/F:RS232C
  10. プリンタI/F:セントロニクス社仕様
  11. マウスI/F:あり
  12. CRT接続:不可
  13. RAMディスク:標準512KB (最大1.1MB) ※バッテリによるバックアップ
  14. サウンド:BEEP音のみ
  15. カードスロット:ICカード2スロット / RAMカード (128KB/640KB)
  16. 内蔵FDD:なし。
  17. 液晶モニタ:FNT型LCD 8階調表示。
  18. 電源:ACアダプタまたは内蔵NiCd電池 ※約3時間使用可
  19. 外寸法:315(W) x 235(D) x 35(H) mm / 2.2kg

ラインナップ

  1. PC-286NEX:458,000円

内部的にはPC-9801互換であっても、FDDがないので、市販ソフトはどう使用するのでしょう?結局、内蔵アプリの統合ソフト「エプソンMEM」を利用するしか方法がないです。また、ICカードスロットがあっても、これを利用するソフトがありません。また価格も458,000円と高すぎました。

その後発売されたPC-9801Nに対するアドバンテージがなく、早晩消えていきました。

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あとがき
ICカードスロットなど、特殊な部材を使用した為なのか、価格が高くなり過ぎた。本気で売るなら、ICカードアプリを発売するなどする必要がある。さもなければ、PC-9801Nの互換機を作るべきである。
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