「エプソンがつくるとWindows時代のノートPCはこうアップグレードします。」
ハードスペックはほとんど同じで、液晶だけが違うのが1993/7に発売されたマシンです。アップグレードコンセプトで、CPU/液晶モニタの交換が可能です(メーカーに依頼する)。
PC-486NOTE AS/ASC/ASXスペック
- CPU:SLエンハンスi486SX / 25MHz ※CPUスピードは10段階切替可能。
- ROM:N88-BASIC(86)及びモニタ。
- メインRAM:標準1.6MB。最大33.6MB ※増設RAMモジュールスロットに実装(2スロットあり)
- ビデオRAM:192KB。
- テキストRAM:12KB。
- テキスト表示80×25行/80×20行/40×25行/40×20行 ※切り換えて使用(8階調表示)。
- グラフィックス表示:640×400ドット 4096色中16色表示 / ASはモノクロ8階調表示
- 漢字表示JIS第1水準漢字ROM/JIS第2水準漢字ROM、拡張漢字ROM標準搭載
- シリアルI/F:RS232C
- プリンタI/F:セントロニクス社仕様
- マウスI/F:あり
- サウンド:FM音源3音/PSG音源3音の6重和音8オクターブ / BEEP音
- 外部拡張拡張バス(RGB出力付き)110ピンタイプ
- 拡張スロット:Lスロット(NAS1Dは標準装備。他はオプション、内蔵FDD1台と換装、Lスロットアダプタが必要)
- 内蔵FDD:3モード対応。
- HDD:内蔵可(SASI) ※HDDパック対応。FDD1台と換装
- 液晶モニタ:バックライト付きTFT型カラー液晶 640×400ドット 4096色中16色表示
- 電源:ACアダプタまたは内蔵NiCd電池
- 外寸法:315(W) x 285(D) x 62(H) ㎜
ラインナップ:1993/7発売
- PC-486NASX2:328,000円 3.2kg HDDオプション ※サイドライト付きSTNカラー液晶
- PC-486NAS2:248,000円 3.1kg HDDオプション ※サイドライト付きFTN白液晶
- PC-486NAS1D:288,000円 3.1kg 80MBHDD内蔵 ※サイドライト付きFTN白液晶
- PC-486NASC2:448,000円 3.4kg HDDオプション ※サイドライト付きTFTカラー液晶
標準バッテリ稼働時間
- PC-486NASX2:1時間
- PC-486NAS2:1.5時間 / パワーセーブ時1.9時間
- PC-486NAS1D:1.5時間 / パワーセーブ時1.9時間
- PC-486NASC2:0.8時間
大容量バッテリ稼働時間
- PC-486NASX2:2.2時間
- PC-486NAS2:3.0時間 / パワーセーブ時3.9時間
- PC-486NAS1D:3.0時間 / パワーセーブ時3.9時間
- PC-486NASC2:1.8時間
486SX のSLエンハンス型は、省電流設計されており、ノート型PCに向いています。FM音源が標準搭載されたのは98NOTEにはない特徴でした。EPSON独自のアップグレードコンセプトが採用されており、液晶をカラーに交換したり、CPUをアップグレードすることができるのも特徴的でした。
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あとがき
モノクロ液晶モデルを買った場合でも後からカラー液晶に交換することができるのはEPSON独自のアップグレードコンセプトでありメリットがあった。NECはこのようなコンセプトには懐疑的であったが、やはり製品ごと買い換えてもらう方が売り上げが上がるということであろうか。
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