PC-9801NC ※1991/6発売~カラーノートの試作機

「パソコンに、カラフルに。98NOTEカラー、鮮烈デビュー。」

このPC-9801NCは、NS/Eの液晶をカラーに変えたもの、と考えると良い。当時のTFT液晶はとても高価であり、採用例は少ない中、かなりの意欲作とはいえる。

スポンサーリンク

PC-9801NCスペック

  1. CPU
    i386SX 16MHz
    V30 8MHz相当エミュレーション
    ※切り換えて稼働。
  2. ROM
    N88-BASIC(86)及びモニタ96KB/98NOTE MENU128KB
  3. メインRAM
    標準2.6KB(うち1MBはRAMディスクと排他利用)。最大11.6MB(専用カードスロットに実装)
  4. ビデオRAM
    256KB。
  5. テキストRAM
    12KB。
  6. テキスト表示
    80×25行/80×20行/40×25行/40×20行 ※切り換えて使用。
    文字及びグラフィック記号(248種)
    リバース、ブリンク、シークレット、8色表示。※キャラクタ単位に指定可。
  7. カラーグラフィックス表示
    640×400ドット2画面
    640×200ドット4画面
    4096色中16色表示
  8. モノクログラフィックス
    640×400ドット4画面
    640×200ドット16画面
  9. 画面合成
    テキスト/グラフィックス画面の合成可(優先順位付け可)
  10. 漢字表示標準搭載
    文字構成:16×16ドットゴシック体
    文字種類:JIS第1水準漢字2965種、JIS第2水準漢字3384種、非漢字885種、拡張漢字、388文字ユーザー定義文字機能188種
    画面構成:40文字×25行、40文字×20行
    ※グラフィックス/テキスト画面に表示可
  11. 液晶モニタ
    TFTカラー液晶(16色)
    最大解像度:640×400ドット
  12. キーボード
    (スカルプチャータイプ) JIS標準配列準拠、コントロールキー、10ファンクションキー、キャピタルロック可、HELP、COPY、BS、INS、DEL、XFER、NFERキー。
    本体+キーボード一体型。
  13. 内蔵FDD
    3.5インチ2HD/2DD FDDを2台内蔵。拡張バスに専用外付けFDD接続可。
  14. RAMドライブ
    1MB(EMSメモリとしても利用可)
  15. HDD
    内蔵可(SASI、実際はIDE)
  16. シリアルI/F
    RS232C試用
  17. プリンタI/F
    セントロニクス社仕様準拠
  18. マウスI/F
    バスマウス仕様
  19. テンキーI/F
    あり
  20. 専用モデム
    拡張バスに接続
  21. CRT接続
    オプション、CRTパック利用で可
  22. サウンド
    オプション
  23. 拡張スロット
    増設RAMカードスロット×1個
  24. 拡張バス
    110ピン拡張バス(専用外付け3.5インチFDD or I/O拡張ユニット等用)
  25. 電源
    AC100V±10%、50/60Hz
  26. 使用条件
    10~30℃,20~80%(但し結露しないこと)
  27. バッテリ
    ニッカドバッテリ。セカンドバッテリ利用可
  28. バッテリ駆動時間(バッテリパック+セカンドバッテリパック使用時)
    FDDモデル(FDD10%使用時)1.5時間
    HDDモデル(HDD10%使用時)1.3時間
  29. レジューム機能
    あり。LCD開閉レジューム機能搭載(98NOTEメニューにより設定可能)
  30. 外寸法
    (W)318×(D)254×(H)56㎜
  31. 重量
    NC:3.2kg
    NC40:3.5kg
  32. 主な添付品
    ガイドブック、N88-BASIC(86)ガイド、ACアダプタ、ラベル2枚(認定、ラベル)、モデムカバー、保証書、お客様登録カード、サービス網一覧表、グリーティングカード、クイックシート、バッテリパック(本体装着済み)、98NOTEセットアップディスク
  33. 発売
    1991年10月

カラー液晶以外はNS/Eと同じ仕様。

ラインナップ

  1. PC-9801NC:598,000円 HDD無し(内蔵可) 3.2kg
  2. PC-9801NC40:738,000円 HDD40MB内蔵 3.5kg

TFTカラー液晶は現在のカラー液晶とほぼ同じだが、何分バッテリを食うことから、バッテリだけでの長時間使用は無理で、ACアダプタを併用するのが現実的だった。

カラー液晶を生かして、テレビを視聴することができるよう、拡張バス接続用TVチューナー付きビデオ表示アダプタ(PC-9801NC-01)も用意された。とはいえ、カラー液晶はまだまだ高額だった時代なので、モノクロ液晶の98NOTEの方が売れていた。

カラー液晶は高額な時代であり、モノクロ液晶搭載機の方が売れていたし、バッテリもまだ発展途上という時代だったから、長時間バッテリ稼働させること自体無理だった。一つの実験機という印象が強い。

コメント

タイトルとURLをコピーしました