「ビジネスパワーと、軽快な操作性を、B5ファイルサイズに凝縮。」
前モデルのNL/Rとの違いはアプリケーション(一太郎/LOTUS1-2-3)インストール済みモデルとMS-DOSのみインストールしたモデルとに分かれたことで、あとはCPUが早くなったこととメモリが増えたことくらいしか差がありません。
NL/A260Aはアプリケーションインストール済みモデルで、標準搭載メモリ量が多く、そのため最大メモリもその分多く搭載できています。
PC-9801NL/Aスペック
- CPU:i486SX 33MHz
- ROM:N88-BASIC(86)及びモニタ/98NOTE MENU128KB。
- メインRAM:標準1.6KB(1MB分はRAMドライブ兼用)。最大33.6MB。※アプリケーションインストールモデルは標準3.6MB。最大36.6MB。
- ビデオRAM:192KB。
- テキストRAM:12KB。
- テキスト表示80×25行/80×20行/40×25行/40×20行 ※切り換えて使用(8階調表示。CRT接続時8色)。
- グラフィックス表示:640×400ドット2画面8階調表示/640×200ドット4画面8階調表示 ※CRT接続時は4096色中16色
- 漢字表示JIS第1水準漢字ROM/JIS第2水準漢字ROM、拡張漢字ROM標準搭載
- シリアルI/F:RS232C
- プリンタI/F:セントロニクス社仕様
- マウスI/F
- テンキーI/F
- CRT接続用I/F
- サウンド:なし
- PCカードスロット:TYPEII×2スロット内蔵(TYPEIII×1スロットとして使用可)[JEIDA Ver4.2/PCMCIA2.1仕様準拠]
- 内蔵FDD:3.5インチ2HD/2DD 外付けFDDを1台添付。
- HDD:取り外し不可。MS-DOS5.0A-Hインストール済み。※アプリケーションインストールモデルは一太郎Ver5、LOTUS1-2-3 R2.4Jインストール済み
- 1MBRAMドライブ(EMSメモリとしても利用可)
- バッテリ:ニッケル水素バッテリ
- 液晶モニタ:白黒8階調表示。
- レジューム機能:あり。LCD開閉レジューム機能搭載(98NOTEメニューにより設定可能)
バッテリ稼働時間は以下の通りです。
- パワーセーブモードあり:バックライト使用時2.5時間バックライト未使用時4.0時間
- パワーセーブモードなし:バックライト使用時1.8時間バックライト未使用時2.4時間
ラインナップ:1994年10月発売
- PC-9801NL/A120:価格248,000円 メインRAM標準1.6MB、最大33.6MB 内蔵HDD120MB ※MS-DOS5.0A-Hインストール済み。
- PC-9801NL/A260A:価格288,000円 メインRAM標準3.6MB、最大35.6MB 内蔵HDD260MB ※MS-DOS5.0A-H、一太郎Ver5、LOTUS1-2-3 R2.4Jインストール済み
PC-9801の型番がつく98NOTEはこれで終了し、以降はPC-9821の型番の98NOTEへと移行していきました。
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あとがき
PC-9801型番の98NOTEはこれで終わり、以降PC-9821の98NOTEに移行していくが、MS-DOSからWindowsへ移行もほぼ完了しつつある時代ともいえる。当時ワープロと表計算の代表アプリといえる一太郎とLOTUS1-2-3インストール済みモデルも用意された。
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