PC-9821F166/D20 F200/X20「98Fine」 ※1997/8発売

「うしろすっきり、薄い。スマートデスクトップ。」

「LAN対応ネットワーククライアントモデル。」

98Fine(ファイン)の愛称がついたトランスポータブルマシンです。トランスポータブルどころか、ラップトップもなくなっていた次期に敢えてこのようなマシンをラインする意味が分からないです。

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PC-9821Fスペック

PC-9821Fカタログ
  1. CPU
    F200/X20:MMX Pentium 200MHz
    F166/D20:MMX Pentium 166MHz
    ※各内蔵キャッシュメモリ:32KB
  2. セカンドキャッシュメモリ
    256KB
  3. チップセット
    Intel 430VX(TritonVX) [PCI Rev:2.1]
  4. ROM
    88-BASIC(86)及びモニタ/システムセットアップメニュー他128KB。
  5. 漢字ROM
    320KB
  6. メインRAM
    標準DIMMスロットに32MB実装済み
  7. メインRAMスロット
    DIMMスロット×2個(うち1個32MB実装済み)、SIMMスロット2個
  8. メインRAM増設
    最大128MB
    ※本体標準内蔵のメモリ(32MB)を取り外し、DIMMスロットへ増設RAMサブボード(PC-9821-MD2)を2枚実装した場合。若しくはDIMMスロットへ増設RAMサブボード(PC-9821-MD2)を1枚とSIMMスロットへ増設RAMサブボード(PC-9821-ME4)を2枚1組で実装した場合。
  9. VRAM
    2MB。
    ※ビデオ/テキスト/アクセラレータ共用
  10. 液晶画面
    F200/X20:14.1インチTFTカラー液晶(1,677万色)最大解像度1024×768ドット
    F200/X20:13.6インチDSTNカラー液晶(65,536色)最大解像度1024×768ドット
  11. テキスト表示 ※MS-DOS利用時のみ。
    80×25行/80×20行/40×25行/40×20行
    切り換えて使用。
    ※グラフィックス画面とは独立表示。文字単位にアトリビュート設定可。アクセラレータ画面との合成不可
  12. グラフィックス表示 ※MS-DOS利用時のみ。
    640×400ドット2画面4096色中16色表示。
  13. ビデオアクセラレータ
    Trident社製Cyber9385(TM)-1標準搭載。
  14. ビデオアクセラレータ画面
    ■F200/X20
    1,024×768ドット(26万色中256色/65,536色)
    800×600ドット (26万色中256色/65,536色/1,677万色)※
    640×480ドット (26万色中256色/65,536色/1,677万色)※
    ■F166/D20
    1,024×768ドット(26万色中256色/65,536色)
    800×600ドット (26万色中256色/65,536色)※
    640×480ドット (26万色中256色/65,536色)※
    ※液晶画面全体には表示されません。
  15. MPEG再生機能
  16. ソフトウェアMPEG再生機能搭載。ビデオCD2.0対応
  17. 漢字表示※MS-DOS時のみ。
    JIS第1水準/JIS第2、拡張、約7,600字。
  18. キーボード
    (スカルプチャータイプ) JIS標準配列準拠、テンキー、コントロールキー、15ファンクションキー、キャピタルロック可、HELP、COPY、BS、INS、DEL、XFER、NFERキー。
    セパレートタイプ(本体とカールケーブルにより接続)
  19. 内蔵FDD
    3モード対応3.5インチFDDを1台内蔵。
  20. HDD
    2GB実装済み
  21. CD-ROMドライブ
    最大16倍属内蔵済み
  22. シリアルI/F
    RS232C準拠
  23. プリンタI/F
    セントロニクス社仕様準拠
  24. マウスI/F
    バスマウス付属
  25. CRT接続
    アナログCRT接続
  26. サウンド
    PCM録音再生機能あり
  27. ネットワーク機能
    内蔵(100BASE-TX(10BASE-Tにも対応))
  28. 拡張スロット
    PCIスロット1個(ハーフサイズ)
  29. USB端子
    2個
  30. PCカードスロット
    TypeII x 4(Type III x 3) [JEIDA Ver4.2/PCMCIA2.1]
  31. パワーマネージメント
    液晶ディスプレイの制御、内蔵FDD/HDDのモータON/OFF制御
  32. 電源
    AC100V±10%、50/60Hz
  33. 使用条件
    10~30℃,20~80%(但し結露しないこと)
  34. セキュリティ機能
    パワーオンパスワード機能、セットアップパスワード機能、I/Oロック機能(FDD、シリアル/プリンタI/F)、盗難防止ロック(市販の錠を使用)
  35. 電源
    AC100V+-10%、50/60Hz、ソフトウェアパワーOFF対応
  36. 外寸
    本体:364(W)×175(D)*×377(H)㎜(接地部の寸法)
    キーボード:439(W)×183(D)×31(H)㎜ / 1.2kg
  37. 本体重量
    F200/X20:約10.7kg
    F166/D20:約10.9kg
  38. 主な添付品
    ガイドブック、キーボード(ストレートコネクタ) 、マウス(400CPI)、キーボードスタンド、電源ケーブル、FGケーブル、Windows95(CD-ROM1枚) 、チュートリアルCD-ROM(CD-ROM1枚) 、バックアップCD-ROM(1枚) 、システムインストールディスク(FD) 、Windows95セットアップ起動ディスク(FD1枚)、ソフトウェアのご使用条件、ソフトウェア使用条件適用一覧、Microsoftユーザーカード 、98あんしんサポートガイド、Windows95 ファーストステップガイド、サービス網一覧、お客様登録申込書、保証書
  39. 1997/8発売

インストールソフト

  1. PCカードサポートソフトウェア、Internet Explorer 3.02 for Windows95 日本語版、Internet Mail & News 1.0、Netmeeting1.0 for Windows95 、ユースフルパックWindows95、、スキャンワクチンLimited、DMITOOL(Ver3.0) 、pcANYWHEREプラス、英文名文メイキングLight、98プレーヤ、98Timer

PC-9821F200ラインナップ

  1. PC-9821F200/X20:価格620,000円
  2. PC-9821F166/D20:価格420,000円

すでにノートPCが普通に使われていたので、トランスポータブル型は、この時期に出す意味はほとんどないと言えます。企業向けが想定されていたようですが、98プレーヤーなど、個人利用想定ソフトも入っていました。

コメント

トランスポータブル型はすでに全滅し、ノート型PCに置き換わっていた時期なので、今更このようなマシンを出す意味がよく分からない。価格も高いので、企業でもどのくらいニーズがあったのか分からない。98のトランスポータブルは、この機種で最後となった。

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