「マルチメディアカラーノート最新作登場。」
98NOTE Lavieの愛称がついたPC-9821NOTEです。この時期になっても、最初の起動時にWindows95かWindows3.1を選択するようになっており、選択しなかった方は自動的に削除されるようになっていました。したがって、どちらか一方のみ使用可能となりますが、今更Windows3.1選択でもないだろうに、と思うのもまた当然でしょう。
同時発売のNr150/X14F同様にサウンド機能が強化されています。また、初めてWindowsNT4.0搭載機もラインされました。
PC-9821Nr166/X30N /X30Fスペック
- CPU:CPU MMXテクノロジ Pentiumプロセッサ(166MHz)
- 内蔵キャッシュ:32KB
- セカンドキャッシュ:256KB
- ROM:N88-BASIC(86)及びモニタ/98NOTE MENU128KB。
- メインRAM:32MB EDD
- メインRAM増設:最大128MB ※標準実装メモリを取り外し、増設RAMボード(64MB)を2枚増設する。
- テキスト/グラフィックス/アクセラレータ共用RAM:2MB。
- テキスト表示:80×25行/80×20行/40×25行/40×20行
切り換えて使用(8色表示)。
※グラフィックス画面と独立したテキスト画面を継承。※MS-DOS利用時のみ可。 - グラフィックス表示:640×400ドット4096色中16色/256色表示。640×480ドット4,096色中256色。※MS-DOS利用時のみ。グラフィックス画面はローカルバス経由でCPUから直接アクセス可。
- ビデオアクセラレータ:Trident社製 Cyber9385 (VRAM:2MB)を搭載。ビデオアクセラレーション機能を搭載(Windows環境のみ)。
1,024×768ドット(26万色中256色/65,536色)
800×600ドット(26万色中256色/65,536色/1,677万色(※)
640×480ドット(26万色中256色/65,536色/1,677万色(※)
※アクセラレータのディザリング機能により実現。 - 外部マルチスキャンCRT接続時の解像度は以下の通り。
640×480ドット(1,677万色)
800×600ドット(1,677色)
1,024×768ドット(65,536色)
1,280×1,024ドット(256色) - 液晶画面:13.3インチTFTカラー液晶 / 26万色表示
- 漢字表示:JIS第1水準漢字ROM/JIS第2水準漢字ROM、拡張漢字ROM標準搭載 約7,600字320KB
- シリアルI/F:RS232C
- プリンタI/F:セントロニクス社仕様
- マウスI/F:あり
- ポインティングデバイス:98スライドパット標準装備(マウスと排他使用)
- 赤外線通信(IrDA規格に準拠)
- CRT接続:アナログRGB接続可
- サウンド:エンハンスドFM音源機能装備(標準FM音源〈FM音源6音/リズム音源6音/SSG音源3音〉、拡張FM音源〈FM音源最大20音〉)、PCM録音・再生機能装備。BEEP音。
ライン入出力(ステレオ、ミニジャック)
ヘッドホン出力(ステレオ、ミニジャック)
ステレオスピーカ / マイクロホン内蔵。
エンハンスド・ステレオ機能搭載 - MIDI音源:ソフトウェアシンセサイザー機能搭載(GS、GM演奏モード対応)
- MIDI/JOYSTICK(プリンタI/Fに別売の変換ケーブルを接続することにより使用可能)
- ビデオ出力端子:ビデオ入力を持つ機能(TV、ビデオ等)へPC画像を出力可能
- PCカードスロット:TypeII(Type III)[JEIDA Ver4.2/PCMCIA2.1]PC Card Standard準拠。CardBus/ZVポート対応(ZVポートは下側のスロットのみ)
- コミュニケーションスロット:/X30NにはLANポート(100BASE-TX)標準搭載。/X30FにはFAXモデム標準搭載(データ転送速度33,600bps(V.34)、スピーカホン、留守電機能、エラー訂正V.42、MNP4、データ圧縮V.42bis、MNP5、ボイス機能対応、ハンズフリー電話機能対応。FAX データ転送速度14,400bps(V.17)、FAX制御コマンド、クラス1)
- 赤外線通信:IrDA規格準拠、データ転送速度4Mbps
- ドライブベイ:CD-ROMドライブ搭載(取り外し可)
- 拡張ベイ:バッテリパック/FDD/HDD/CD-ROMが排他で実装可能(CD-ROM、FDD標準添付)
- 内蔵FDD:3.5インチ2HD/2DDのFDD1台。3モード対応。(添付の専用外付FDDケーブルにより外付FDDとして利用。または、ドライブベイに標準内蔵のCD-ROMと交換することにより内蔵FDDとしても利用可能)
- HDD:3GB内蔵
- CD-ROM:11倍速CD-ROMドライブ搭載(内蔵FDDと排他利用)
- バッテリ:ニッケル水素バッテリ。セカンドバッテリ(オプション)搭載可(拡張ベイに取り付け) ※ソフトウェアパワーOFF対応
- パワーマネージメント:自動または任意設定可能(液晶ディスプレイ/HDD(※)、CPU自動停止(※)、サスペンド/レジューム、CRT節電機能、ハイバネーション(※)
※標準搭載のWindows95利用時のみ可。市販のWindows95をインストールした場合は不可。またX30Nでは利用不可。 - セキュリティ:パワーオンパスワード機能、セットアップパスワード機能、I/Oロック機能(FDD、シリアル/プリンタI/F、赤外線通信)、盗難防止ロック(市販の盗難防止用ケーブルを使用)
- 外形寸法:297(W)×247(D)×57.5(H)㎜ ※突起部含まず 約3.8kg。
- 主な添付品:取り扱い説明書、バッテリパック、ACアダプタ、Windows95添付品セット(X30Nは除く)、Windows95添付品セット返却用封筒(X30Nは除く)、サービス網一覧、お客様登録カード、保証書、おいでまシート等。
バッテリ稼働時間
- 標準バッテリのみ約1.0~1.2時間
- セカンドバッテリ(オプション)使用時約2.0~2.4時間
※使用するOS/アプリによっては、上記ハードウェア機能をサポートしていない場合があります。
ラインナップ:1997年1月
- PC-9821Nr166/X30F:760,000円 Windows95モデル
- PC-9821Nr166/X30N:770,000円 WindowsNT4.0モデル
Windows95添付品セットは、インストール済みWindows95は市販のものとは異なる部分がありますので必ずバックアップCD-ROMを使用のこと。
※Windows3.1を利用する場合は、Windows95添付品セットを返却することによってWindows3.1添付品セットを入手することができます。
また、X30NモデルにはバックアップCD-ROMがないので必ず各自でHDDのバックアップをとること。別途バックアップ媒体の購入可。
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あとがき
コンセプトから言えば、個人向けに設計されているということになるが、価格が76万円という具合であまりにも高額すぎ、これなら同スペックのPC/AT互換機を求める方が良さそうだ。ということで、自分ならこのマシンはパスしたい。
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