「イントラネットのための到達点、そして出発点。」

PC-9821Rv20/Ra20/Ra18/Rs20共通カタログより
R-MATEの愛称がついたシリーズには、Rs型番機もあります。これは、Raがクライアントなのに対し、Rsはサーバー機となっており、PC-9801RAが上位機で、PC-9801RSが下位機だったのとは異なります。
何故かインストール済みOSはMS-DOS6.2となっており、目的と合わない気もします。
PC-9821Rs20/B20スペック
- CPU
Pentium Pro 200MHz。標準1個。最大2個でマルチCPU可。
※内蔵キャッシュメモリ 256KB - チップセット
Intel 440FX(Natoma) [PCI Rev:2.1] - ROM
BIOS、N88-BASIC(86)、システムセットアップメニュー他128KB - 漢字ROM
320KB - メインRAM
32MB ECC対応 EDO DRAM。 - メインRAM増設
最大512MB。
※本体メモリ専用スロットのサブボード2枚を外し、64MBサブボード2枚と換装した場合。 - VRAM
2MB。
※ビデオ/テキスト/アクセラレータ共用。 - テキスト表示 ※MS-DOSのみ対応
英数カナ:80文字×25行/80文字×20行
漢字(16ドット、ゴシック体):40文字×25行/40文字×20行
※切り換えて使用。
※グラフィック画面とは独立したテキスト画面を継承。文字単位にアトリビュート設定可。アクセラレータとの合成不可 - グラフィックス表示※MS-DOSモードのみ(NetWare4.1J/4.11J時)。
640×400ドット2画面4096色中16色表示 or 1677万色中256色表示 - 内蔵アクセラレータ
Trident社製 TGUI9682XGi
※ビデオアクセラレーション機能搭載。専用スロットに実装済み。 - アクセラレータ画面
640× 480ドット(256色/65,536色/1,677万色)
800× 600ドット(256色/65,536色/1,677万色)
1,024× 768ドット(256色/65,536色)
1,280×1,024ドット(256色) - 漢字表示※MS-DOS時のみ
JIS第1、JIS第2、拡張、非漢字等約7,600種 - キーボード
(スカルプチャータイプ) JIS標準配列準拠、テンキー、コントロールキー、15ファンクションキー、キャピタルロック可、HELP、COPY、BS、INS、DEL、XFER、NFERキー。
セパレートタイプ(本体とカールケーブルにより接続) - 内蔵FDD
3モード対応3.5インチFDDを1台内蔵。1台増設可 - HDD
2GB内蔵済み。増設スロットあり。Ultra SCSI I/F仕様。
※MS-DOS6.2インストール済み - CD-ROM
4倍速CD-ROMドライブをファイルベイに実装。
※独自I/F - シリアルI/F
RS232C準拠 - プリンタI/F
セントロニクス社仕様準拠 - マウスI/F
バスマウス付属 - CRT接続
アナログRGB - LAN
内蔵(100BASE-TX<10BASE-Tにも対応>、オンボードPCI接続) - サウンド
オプション - スピーカ
内蔵 (モノラル) - PCIスロット
2個。 - 拡張スロット
16ビットのCバス4個。※サーバマネージャボードが1個占有済みのため空きは3個 - 増設FDDベイ
増設用3.5インチFDDまたはPCカードスロット搭載可 - ファイルベイ
1個。4倍速CD-ROMドライブ実装済み。 - パワーマネージメント
あり(内蔵FDD/HDDモータ、省エネ対応モニタの制御) - サービスコンセント
1個 - 電源
AC100V±10%、50/60Hz - 使用条件
10~30℃,20~80%(但し結露しないこと) - セキュリティ
パワーONパスワード機能、セットアップパスワード機能、I/Oロック機能(FDD、PD、シリアル/パラレルインタフェース)セキュリティロック対応 - 外形寸法/重量
本体:195(W)×458(D)×425(H)mm(ゴム足含む) / 約15.3kg
キーボード:439(W)×183(D)×31(H)㎜ 1.2kg - インストール済みソフトウェア
MS-DOS6.2 - 主な添付品
ガイドブック、システム設定ガイド、システムチェックマニュアル、ソフトウェア関連マニュアル、システムチェックプログラム、MS-DOSバックアップディスク、サーバ管理ソフトウェアCD-ROM、キーボード、終端BOX、電源ケーブル、アース線、お客様登録カード、サービス網一覧表、98あんしんサポートガイド、保証書 - 1996年12月発売。
- 価格:498,000円
※使用するOS/アプリによっては、上記ハードウェア機能をサポートしていない場合があります。
グラフィックアクセラレータはPCIスロットの3番目側にある専用スロット(実際はPCIバスらしい)に実装されており、これを抜いてしまうと一切何も表示されません。MS-DOSモード(Windows95/MS-DOS6.2)のテキスト/グラフィックス画面もオンボードグラフィックスではありません。このため、「抜いちゃ駄目ボード」と呼ばれることがあります。
サーバーマシンですが、インストール済みソフトが本機専用とはいえ、MS-DOS6.2(NetWare(R)対応)というのはちぐはぐな感じがします。
CPUはPentiumProであり、マルチCPUに対応するので、もう1個増設しマルチCPUマシンとすることが可能ですが、MS-DOSはシングルCPUにのみ対応するので、そのままではマルチCPUになりません。