PC-9821RvⅡ26/N20(タワー型) ※1997年5月発売

「基幹業務に、イントラネットに。先進の高性能が応える。」

PC-9821Rvii26towerタワー型

PC-9821Rvii26towerタワー型カタログより

R-MATEの愛称がついたRシリーズは、企業ユーザーを想定しているとはいえ、個人にもシンプルな性能であり余分なソフトがつかない分、人気があったようです。

Rvモデルは、ネットワーククライアントモデルであり、SV-98シリーズ(当時はまだ販売されていた)や同じRシリーズのRs型番機等、文字通りクライアントとして使うことが想定されていたと思います。

スポンサーリンク

PC-9821RvⅡ23/N20スペック

  1. CPU
    Ra20/N30 Pentium Ⅱ 233MHz
    ※内蔵キャッシュメモリ 512KB
  2. マルチCPU
    2個対応
    ※標準1個
  3. チップセット
    ReliantComputer Champion1.0 [PCI Rev:2.1]
  4. ROM
    BIOS、N88-BASIC(86)、システムセットアップメニュー他128KB
  5. 漢字ROM
    320KB
  6. メインRAM
    32MB ECC対応 EDO DRAM。
  7. メインRAM増設
    最大512MB。
    ※本体メモリ専用スロットのサブボード4枚を外し、64MBサブボード4枚と換装した場合。
  8. VRAM
    4MB。
    ※ビデオ/テキスト/アクセラレータ共用
  9. テキスト表示 ※MS-DOS時のみ可。
    英数カナ:80文字×25行/80文字×20行
    漢字(16ドット、ゴシック体):40文字×25行/40文字×20行
    ※切り換えて使用。
    ※グラフィック画面とは独立したテキスト画面を継承。文字単位にアトリビュート設定可。アクセラレータとの合成不可
  10. グラフィックス表示 ※MS-DOSモードのみ。
    640×400ドット2画面4096色中16色表示 or 1677万色中256色表示
  11. 内蔵アクセラレータ
    Matrox社製 MGA-2064W(Millenium)
    ※ビデオアクセラレーション機能搭載。PCIスロットに実装済み(抜いちゃ駄目ボード)
  12. アクセラレータ画面 ※MS-DOS時不可
    640× 480ドット(256色/65,536色/1,677万色)
    800× 600ドット(256色/65,536色/1,677万色)
    1,024× 768ドット(256色/65,536色)
    1,280×1,024ドット(256色)
    1,600×1,200ドット(256色/65,536色)
  13. 漢字表示※MS-DOS時のみ
    JIS第1、JIS第2、拡張、非漢字等約7,600種
  14. キーボード
    (スカルプチャータイプ) JIS標準配列準拠、テンキー、コントロールキー、15ファンクションキー、キャピタルロック可、HELP、COPY、BS、INS、DEL、XFER、NFERキー。
    セパレートタイプ(本体とカールケーブルにより接続)
  15. 内蔵FDD
    3モード対応3.5インチFDDを1台内蔵。
  16. HDD
    2GB内蔵済み。
    ※UltraSCSI接続。I/Fには外部接続端子あり
    ※WindowsNT4.0Service Pack2インストール済み。
  17. PD
    容量約650MB。CD-ROM読み込み速度約16倍速。※独自I/F
  18. シリアルI/F
    RS232C準拠
  19. プリンタI/F
    セントロニクス社仕様準拠
  20. マウスI/F
    バスマウス付属
  21. CRT接続
    アナログRGB
  22. LAN
    内蔵(100BASE-TX<10BASE-Tにも対応>、オンボードPCI接続)
  23. サウンド
    PCM録音/再生機能(ステレオ)標準装備。BEEP音。
    マイクロホン入力(モノラル、ミニジャック、本体前面)
    ライン入力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
    ヘッドホン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体前面)
    ライン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
  24. スピーカ
    内蔵 (モノラル)
  25. PCIスロット
    3個。うち1個はアクセラレータボードで占有済みのため空きは2個
  26. 拡張スロット
    16ビットのCバス4個。
  27. 増設FDDベイ
    増設用3.5インチFDDまたはPCカードスロット搭載可
  28. ファイルベイ
    3個。うち1個は8倍速CD-ROMドライブ実装済みのため空きは2個。
  29. パワーマネージメント
    あり(内蔵FDD/HDDモータ、省エネ対応モニタの制御)
  30. サービスコンセント
    1個
  31. 電源
    AC100V±10%、50/60Hz
  32. 使用条件
    10~30℃,20~80%(但し結露しないこと)
  33. セキュリティ
    パワーONパスワード機能、セットアップパスワード機能、I/Oロック機能(フロッピィディスク、シリアル/パラレルI/F、PD)、筐体ロック対応(市販の盗難防止用ケーブルなどを接続)。
  34. 外形寸法/重量
    本体:195(W)×488(D)×425(H)㎜(ゴム足含む) / 約14.4kg
    キーボード:439(W)×183(D)×31(H)㎜ 1.2kg
  35. 主な添付品
    ガイドブック、キーボード、マウス、電源ケーブル、アース線、アナログRGBケーブル、終端BOXWindowsNT Workstation4.0等バックアップCD-ROM及び再セットアップ用FD媒体、お客様登録カード、サービス網一覧表、ソフトウェアご使用条件、保証書
  36. 1997年5月発売。
  37. 価格:530,000円

※使用するOS/アプリによっては、上記ハードウェア機能をサポートしていない場合があります。

WindowsNT4.0はServerではなく、Workstartionなので、ネットワーククライアントモデルであることが分かります。

これだけの機能があれば、クライアントとしてだけでなく、サーバー機として使うことも十分可能。なおRv型番機もこれで最後となった。マザーボード上に二つのメインCPUを載せるマルチCPUマシン(SMP)は、当時のDOS/V機でもよく利用されていた。
タイトルとURLをコピーしました