PC-9821Rv20/N20 ※1996年11月発売

「イントラネットのための到達点、そして出発点。」

PC-9821Rv20/Ra20/Ra18

PC-9821Rv20/Ra20/Ra18カタログより

R-MATEの愛称がついたRaシリーズには、Ra,Rs,Rvがあります。本機はタワー型マシンです。

WindowsNT4.0がインストール済みなので、Windows95の環境より安定して使えます。PentiumProプロセッサは1個搭載されていますが、もう1個搭載して、マルチCPUマシンとして使うことができます。

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PC-9821Rv20/N20スペック

  1. CPU
    Pentium Pro 200MHz
    ※標準1個内蔵。最大2個内蔵可
    ※内蔵キャッシュメモリ 256KB
  2. チップセット
    Intel 440FX(Natoma) [PCI Rev:2.1]
  3. ROM
    BIOS、N88-BASIC(86)、システムセットアップメニュー他128KB
  4. 漢字ROM
    320KB
  5. メインRAM
    32MB。ECC対応。
  6. メインRAM増設
    最大512MB。
    ※本体メモリ専用スロットのサブボード2枚を外し、64MBサブボード計4枚と換装した場合。
  7. VRAM
    512KB(本体テキスト/グラフィックス)+4MB(アクセラレータ専用)
  8. テキスト表示 ※MS-DOS時のみ可。
    英数カナ:80文字×25行/80文字×20行
    漢字(16ドット、ゴシック体):40文字×25行/40文字×20行
    ※切り換えて使用。
    ※グラフィック画面とは独立したテキスト画面を継承。文字単位にアトリビュート設定可。アクセラレータとの合成不可
  9. グラフィックス表示 ※MS-DOSモードのみ。
    640×400ドット2画面4096色中16色表示 or 1677万色中256色表示
  10. アクセラレータ
    Matrox社製 MGA-2064W(Millenium)
    ※ビデオアクセラレーション機能搭載。
    ※PCIスロットに実装済み。
  11. アクセラレータ画面 ※MS-DOS時不可
    640× 480ドット(256色/65,536色/1,677万色)
    800× 600ドット(256色/65,536色/1,677万色)
    1,024× 768ドット(256色/65,536色/1,677万色)
    1,280×1,024ドット(256色/65,536色)
    1,600×1,200ドット(256色/65,536色)
  12. 漢字表示※MS-DOS時のみ
    JIS第1、JIS第2、拡張、非漢字等約7,600種
  13. キーボード
    (スカルプチャータイプ) JIS標準配列準拠、テンキー、コントロールキー、15ファンクションキー、キャピタルロック可、HELP、COPY、BS、INS、DEL、XFER、NFERキー。
    セパレートタイプ(本体とカールケーブルにより接続)
  14. 内蔵FDD
    3モード対応3.5インチFDDを1台内蔵。1台増設可
  15. HDD
    2GB内蔵済み。※WindowsNT4.0WorkStartionインストール済み
  16. CD-ROM
    4倍速CD-ROMドライブをファイルベイに実装。※独自I/F
  17. シリアルI/F
    RS232C準拠
  18. プリンタI/F
    セントロニクス社仕様準拠
  19. マウスI/F
    バスマウス付属
  20. CRT接続
    アナログRGB
  21. LAN
    内蔵(100BASE-TX<10BASE-Tにも対応>、オンボードPCI接続)
  22. SCSI I/F
    Ultra SCSI内蔵
  23. サウンド
    PCM録音/再生機能(ステレオ)標準装備。BEEP音。
    マイクロホン入力(モノラル、ミニジャック、本体前面)
    ライン入力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
    ヘッドホン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体前面)
    ライン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
    スピーカ出力 (モノラル)
  24. PCIスロット
    3個。うち1個はグラフィックアクセラレータ実装済みのため空きは1個。
  25. 拡張スロット
    16ビットのCバス4個
  26. ファイルベイ
    1個。4倍速CD-ROMドライブ実装済み。
  27. PCカードスロット
    搭載可(増設FDDと排他使用)
  28. 増設内蔵FDDスロット
    増設用3.5インチFDDまたはPCカードスロット搭載可
  29. パワーマネージメント
    あり(内蔵FDD/HDDモータ、省エネ対応モニタの制御)
  30. サービスコンセント
    1個
  31. 電源
    AC100V±10%、50/60Hz
  32. 使用条件
    10~30℃,20~80%(但し結露しないこと)
  33. セキュリティ
    パワーONパスワード機能、セットアップパスワード機能、I/Oロック機能(フロッピィディスク、シリアル/パラレルI/F)、筐体ロック対応(市販の盗難防止用ケーブルなどを接続)
  34. 外形寸法/重量
    本体:195(W)×446(D)×425(H)mm(ゴム足含む) / 約15.3kg
    キーボード:439(W)×183(D)×31(H)㎜ 1.2kg
  35. インストール済みソフトウェア
    WindowsNT Workstation4.0,InternetExplorerVer4.0 for WindowsNT日本語版
  36. 主な添付品
    ガイドブック、WindowsNT Workstation 4.0 関連マニュアル、WindowsNT Workstation 4.0 関連バックアップ媒体(CD-ROM、FD)、キーボード、マウス、電源ケーブル、終端BOX、アース線、お客様登録カード、サービス網一覧表、ソフトウェアご使用条件、保証書
  37. 1996年11月発売。
  38. 価格:530,000円

※使用するOS/アプリによっては、上記ハードウェア機能をサポートしていない場合があります。

グラフィックアクセラレータはPCIスロット(左側)に実装されています。MS-DOSモード(Windows95/MS-DOS6.2)のテキスト/グラフィックス画面はこの時期では珍しいオンボード仕様です。但し、グラフィックスボードを抜くと、アクセラレータ画面での800×600以上の画面が使えなくなるのでその意味では「抜いちゃ駄目ボード」です。

オンボードグラフィックス端子からケーブルを通してアクセラレータの入力端子へ接続し、アクセラレータ出力端子からアナログCRTへ接続する方式がとられており、かつてPC-9821Aでも行われていたことがありました。

InternetExplorerが利用できますが、インターネットに接続するためには、ISDN等に接続する環境が必要となります。

WindowsNT Workstation4.0は市販のものとは異なる部分があるので、必ずバックアップ媒体を使用すること。

WindowsNT4.0が使われているので、もう1個CPUを載せれば、すぐに認識され、マルチCPUマシンとして使用できる。WindowsNTWorkStationなので、クライアントを想定していることも分かる。
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