「イントラネットのための到達点、そして出発点。」
R-MATEの愛称がついたRaシリーズには、Ra,Rs,Rvがあります。本機はタワー型マシンです。
WindowsNT4.0がインストール済みなので、Windows95の環境より安定して使えます。PentiumProプロセッサは1個搭載されていますが、もう1個搭載して、マルチCPUマシンとして使うことができます。
PC-9821Rv20/N20スペック
- CPU:Pentium Pro 200MHz / 標準1個内蔵。最大2個内蔵可 ※内蔵キャッシュメモリ 256KB
- チップセット:Intel 440FX(Natoma) [PCI Rev:2.1]
- ROM:BIOS、N88-BASIC(86)、システムセットアップメニュー他128KB
- メインRAM:32MB ECC対応。
- メインRAM増設:最大512MB。※本体メモリ専用スロットのサブボード2枚を外し、64MBサブボード計4枚と換装する。
- ビデオ/テキスト/アクセラレータ共用RAM:512KB。アクセラレータ専用RAM:4MB
- テキスト表示:英数カナ:80文字×25行/80文字×20行 漢字(16ドット、ゴシック体)40文字×25行/40文字×20行 ※グラフィック画面とは独立したテキスト画面を継承。切り換えて使用(8色表示)。MS-DOS時のみ可。アクセラレータとの合成不可
- グラフィックス表示:640×400ドット2画面4096色中16色表示 or 1677万色中256色表示 ※MS-DOSモードのみ。
- アクセラレータ:Matrox社製 MGA-2064W(Millenium) [VRAM:4MB] ビデオアクセラレーション機能搭載。※PCIスロットに実装済み。
640× 480ドット(256色/65,536色/1,677万色)
800× 600ドット(256色/65,536色/1,677万色)
1,024× 768ドット(256色/65,536色/1,677万色)
1,280×1,024ドット(256色/65,536色)1,600×1,200ドット(256色/65,536色) - 漢字表示JIS第1水準漢字ROM/JIS第2水準漢字ROM、拡張漢字ROM標準搭載。約7,600字。320KB
- LAN:内蔵(100BASE-TX<10BASE-Tにも対応>、オンボードPCI接続)
- プリンタI/F:セントロニクス社仕様
- SCSI I/F:Ultra SCSI内蔵
- マウスI/F:バスマウス付属
- CRT接続:アナログRGB
- サウンド:PCM録音/再生機能(ステレオ)標準装備。BEEP音。
マイクロホン入力(モノラル、ミニジャック、本体前面)
ライン入力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
ヘッドホン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体前面)
ライン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
スピーカ出力 (モノラル) - 拡張スロット:16ビットのCバス4個
- PCIスロット:3個。うち1個はグラフィックアクセラレータ実装済みのため空きは1個。
- ネットワーク:内蔵(100BASE-TX[10BASE-Tにも対応] / オンボードPCI接続)
- ファイルベイ:1個。4倍速CD-ROMドライブ実装済み。
- 内蔵FDD:3.5インチ2HD/2DDのFDDを1台内蔵。
- HDD:2GB内蔵済み。※WindowsNT4.0WorkStartionインストール済み
- CD-ROM:4倍速CD-ROMドライブをファイルベイに実装。※独自I/F
- パワーマネージメント:あり(内蔵FDD/HDDモータ、省エネ対応モニタの制御)
- セキュリティ:パワーONパスワード機能、セットアップパスワード機能、I/Oロック機能(フロッピィディスク、シリアル/パラレルI/F)、筐体ロック対応(市販の盗難防止用ケーブルなどを接続。)
- 外形寸法:本体 195(W)×446(D)×425(H)mm(ゴム足含む) / 約15.3kg
キーボード 439(W)×183(D)×31(H)㎜ 1.2kg - インストール済みソフトウェア:WindowsNT Workstation4.0,InternetExplorerVer4.0 for WindowsNT日本語版
- 主な添付品:ガイドブック、WindowsNT Workstation 4.0 関連マニュアル、WindowsNT Workstation 4.0 関連バックアップ媒体(CD-ROM、FD)、キーボード、マウス、電源ケーブル、終端BOX、アース線、お客様登録カード、サービス網一覧表、ソフトウェアご使用条件、保証書
※使用するOS/アプリによっては、上記ハードウェア機能をサポートしていない場合があります。
ラインナップ:1996年11月発売。
- PC-9821Rv20/N30:価格530,000円
グラフィックアクセラレータはPCIスロット(左側)に実装されています。MS-DOSモード(Windows95/MS-DOS6.2)のテキスト/グラフィックス画面はこの時期では珍しいオンボード仕様です。但し、グラフィックスボードを抜くと、アクセラレータ画面での800×600以上の画面が使えなくなるのでその意味では「抜いちゃ駄目ボード」です。
オンボードグラフィックス端子からケーブルを通してアクセラレータの入力端子へ接続し、アクセラレータ出力端子からアナログCRTへ接続する方式がとられており、かつてPC-9821Aでも行われていたことがありました。
InternetExplorerが利用できますが、インターネットに接続するためには、ISDN等に接続する環境が必要となります。
WindowsNT Workstation4.0は市販のものとは異なる部分があるので、必ずバックアップ媒体を使用すること。
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あとがき
WindowsNT4.0が使われているので、もう1個CPUを載せれば、すぐに認識され、マルチCPUマシンとして使用できる。WindowsNTWorkStationなので、クライアントを想定していることも分かる。
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