PC-9821Ts ※1993/11発売~トランスポータブルの再登板は何のため?

「ウィンドウズ環境に応える高性能・省スペースパソコン。」

PC-9801には、液晶モニタと一体化した「PC-9801T」というモデルがラインされていた時期がありましたが、このモデルはそれの復刻版的な感があるマシンでした。やはり価格は高額な設定がされました。

汎用スロットは2個あり、各種拡張ボードが利用できます。大型のマシンのため、持ち運んで使うのではなく、使用後は簡単に片づけられる大型のラップトップ機です。

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PC-9821Tsスペック

  1. CPU
    i486SX 33MHz。487SX使用可。全機種ODP使用可
  2. ROM
    N88-BASIC(86)及びモニタ、システムセットアップメニュー他128KB
  3. メインRAM
    3.6MB。HDD内蔵モデルは5.6MB。
  4. ビデオRAM
    1MB。
  5. テキストRAM
    12KB。
  6. テキスト表示
    80×25行/80×20行/40×25行/40×20行 ※切り換えて使用。
    文字単位にアトリビュート設定可(リバース、ブリンク、シークレット、カラー8色)
    グラフィックス画面とは別々に表示(合成可)
  7. グラフィックス表示
    640×480ドット(4,096色中256色)、640×480ドット(4,096色中256色)
  8. アクセラレータチップ
    CIRRUS LOGIC社製 GD5428
  9. アクセラレータ画面
    640×480ドット(1,677万色)1,024×768ドット(26万色中256色)
    ※マルチシンク対応外付けアナログRGB CRTが別途必要。テキスト画面との合成表示は不可。
  10. 漢字表示
    JIS第1水準漢字、JIS第2水準漢字、拡張漢字標準搭載
  11. 液晶画面
    9.5インチTFTカラー液晶。640×480ドット/640×400ドット両モードに対応。
  12. キーボード
    (スカルプチャータイプ) JIS標準配列準拠、コントロールキー、10ファンクションキー、キャピタルロック可、HELP、COPY、BS、INS、DEL、XFER、NFERキー。
    セパレートタイプ(本体とカールケーブルにより接続。はめ込み可)
  13. 内蔵FDD
    3モード対応3.5インチFDDを2台内蔵。
  14. HDD
    内蔵可。HDD内蔵モデルはMS-DOS5.0A/Windows3.1インストール済み。
  15. シリアルI/F
    RS232C準拠
  16. プリンタI/F
    セントロニクス社仕様準拠
  17. マウスI/F
    バスマウス仕様
  18. 外付けFDD用I/F
    2HD対応
  19. CRT接続
    アナログRGB外付け可
  20. サウンド
    オプション
  21. 拡張スロット
    16ビットのCバス2個。
  22. PCカードスロット
    TypeII x 1 [PCMCIA2.0/JEIDA Ver4.1(旧規格)]
  23. サービスコンセント
    なし
  24. 電源
    AC100V±10%、50/60Hz
  25. 使用条件
    10~30℃,20~80%(但し結露しないこと)
  26. パワーマネジメント機能
    あり(内蔵FDD/内蔵HDDのモータON/OFF制御、液晶ディスプレイのON/OFF制御、省エネ対応ディスプレイの制御
  27. 外形寸法
    375(W)×450(D)×135(H)㎜※キーボード一体化時
  28. 重量
    PC-9821Ts:11.3Kg。
    PC-9821Ts120/W:11.1Kg。
  29. 主な添付品
    ガイドブック、お客様登録カード、保証書、アース線、電源ケーブル、 デモンストレーションプログラム。
    PC-9821Ts追加添付品:MS-DOS5.0A他アップグレードディスク、ソフトウェアセットアップガイド
    PC-9821Ts120/W追加添付品:マウス、システムインストールディスクソフト関連マニュアル、バックアップディスク/マニュアルセット購入券
  30. 発売
    1993年11月

※PC-9872型番のマウスを使用する場合はマウス変換ケーブル(PC-9821-K01)が必
要です。

ラインナップ

  1. PC-9821Ts:価格670,000円 メインRAM標準3.6MB、最大 37.6MB HDD内蔵可
  2. PC-9821Ts120/W:価格770,000円 標準5.6MB、最大 39.6MB HDD120MB内蔵 ※MS-DOS5.0A/Windows3.1インストール済み。

PC-9801Tの復刻版のようなマシンですが、大型で簡単に持ち運ぶわけにはいかないことからラップトップ機全体は1990年までに全滅して各社ともより軽量なノート型に移行しており、何故今さらこのような機種が出てきたのか分からない面があります。あまり売れなかったといわれています。

トランスポータブルどころか、ラップトップですら生産されず、各社共軽量なノートPCへと移行し、さらなる小型軽量化が進んでいた時代でもあり、今更何のためにトランスポータブルを出したのかが分からない。さらに価格はべらぼうに高い。企業ですら採用する気にはなれないと思う。

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