「自分を磨く。バリュースター。」※1996/2発売分
「世界がひろがる。オレが変わる。」※1996/4発売分
98MATE VALUE STARはV-MATEと呼ばれたことがあります。前モデルV10との違いはCPUのクリック周波数の違い(100MHz→120MHz)で、他は変更がありません。
前モデルと同じく一太郎/123モデルとWord/Excelモデルとがあり、最初の立ち上げ時にWindows3.1かWindows95を選ぶようになっています。FAXモデム装備機もラインされているのも同じです。
PC-9821V12スペック
- CPU:Pentiumプロセッサ(120MHz) ※内蔵キャッシュ16KB
- セカンドキャッシュ:オプション(最大:256KB)
- チップセット:VLSI Supercore594(Wildcat)かIntel 430FX(Triton) ※ロットによって異なる。[PCI Rev:2.0]
- ROM:BIOS、N88-BASIC(86)、システムセットアップメニュー他128KB
- メインRAM:標準8MBパリティー無し。
- メインRAM増設:最大128MB。※本体標準実装のRAMサブボード(2枚)を取り外し、増設RAMサブボード(32MB)を2枚1組で2組(合計4枚)実装した場合。
- ビデオ/テキスト/アクセラレータ共用RAM:1MB。
- テキスト表示英数カナ:80文字×25行/80文字×20行 漢字(16ドット、ゴシック体)40文字×25行/40文字×20行。※グラフィック画面とは独立したテキスト画面を継承。MS-DOS時のみ可。アクセラレータとの合成不可
- グラフィックス表示:640×400ドット2画面16色/256色表示 640×400/480ドット(256色)
- アクセラレータ:CIRRUS LOGIC社製 GD5440標準搭載(ローカルバス接続)
※ビデオアクセラレーション機能搭載
640×480ドット:256色/65,536色/1677万色
800×600ドット:256色/65,536色
1,024×768ドット:256色 - 漢字表示:JIS第1水準漢字ROM/JIS第2水準漢字ROM、拡張漢字ROM標準搭載。約7,600字。320KB
- シリアルI/F:RS232C
- プリンタI/F:セントロニクス社仕様
- マウスI/F:バスマウス付属
- CRT接続:アナログRGB
- サウンド:PCM録音/再生機能(専用スロットに実装可)
マイクロホン入力(モノラル、ミニジャック、本体前面)
ライン入力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
ヘッドホン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体前面)
ライン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面) - スピーカ:本体前面に内蔵(モノラル)
- 通信機能:S12K model C/DにはFAXモデムボード実装[DATA 28800bps]PC-9801-120相当品(汎用拡張スロット×1占有)
- 拡張スロット:16ビットのCバス2個
- PCIバス:PCIスロット1個あり
- ファイルベイ:1個(CD-ROMドライブ内蔵済)
- 内蔵FDD:3.5インチ2HD/2DDのFDDを1台内蔵。最大2台
- 増設FDDベイ:増設用3.5インチFDDまたはPCカードスロット搭載可
- HDD:850MB(E-IDE)。
- CD-ROM:4倍速マルチセッション対応CD-ROMドライブ内蔵。
- パワーマネージメント:あり(内蔵FDD/HDDモータ、省エネ対応モニタの制御)
- CRT:/S5modelC,D型番機には15インチCRTディスプレイ付属 ※最大解像度1024x768ドット(マルチスキャン) 約12.5kg
/S7modelC,D型番機には17インチCRTディスプレイ付属 ※最大解像度1024x768ドット(マルチスキャン) 約19.2kg - 外形寸法:380(W)×390(D)×150(H)㎜[ゴム足含む]
キーボード:439(W)×183(D)×31(H)㎜/1.2kg - 主な添付品:キーボード、マウス、ガイドブック、バックアップCD-ROM 、Windows95添付品セット(ソフト関連マニュアル、インストール用FD媒体、バックアップCD-ROM)、Windows95返却用封筒、電源ケーブル、アース線、保証書。123及び、Word/Excelには詳細マニュアル付属。一太郎は簡易マニュアルのみ付属、添付の申込書により詳細マニュアル入手可。一太郎/123モデルには一太郎用バックアップCD-ROM1枚が付属、Word/ExcelモデルにはWord Excel用バックアップCD-ROM2枚が付属。
※使用するOS/ソフトによっては、上記ハードウェア機能をサポートしていない場合があります。
ラインナップ:
- PC-9821V12/S5K model A:1996年2月発売 価格288,000円 約9.0kg 一太郎/123モデル
- PC-9821V12/S5K model B:1996年2月発売価格288,000円 約9.0kg Word/Excelモデル
- PC-9821V12/S5K model C:1996年2月発売価格338,000円 約9.2kg 一太郎/123モデル ※FAXモデル実装モデル
- PC-9821V12/S5K model D:1996年2月発売価格338,000円 約9.2kg Word/Excelモデル ※FAXモデル実装モデル
- PC-9821V12/S7K model A:1996年4月発売価格313,000円 約9.0kg 一太郎/123モデル
- PC-9821V12/S7K model B:1996年4月発売価格313,000円 約9.0kg Word/Excelモデル
- PC-9821V12/S7K model C:1996年4月発売価格363,000円 約9.2kg 一太郎/123モデル ※FAXモデル実装モデル
- PC-9821V12/S7K model D:1996年4月発売価格363,000円 約9.2kg Word/Excelモデル ※FAXモデル実装モデル
640×480ドット表示は、MS-DOS6.2使用時かWindows3.1/Windows95使用時のみです。またビデオアクセラレーション機能は、MPEG再生時のみとなります。
ファイルベイはデスクトップ形のみあり、既にCD-ROMドライブ取り付け済となっていますが取り外し可能です。
Windows3.1を選択した場合は、添付のWindows95返却用封筒でWindows95添付品セットを返却することで、Windows3.1添付品セットを入手することが出来ます。
実態はV10のマイナーチェンジに過ぎず、過去にもいわれたことが再現されているのでした。
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あとがき
前モデルとは大きな変更点がないまま、敢えていえばCPUのクロック周波数が向上した程度であり、実際にはマイナーチェンジ機に過ぎないのだ。
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