PC-9821V13/S5R or V13/S7R ※1996年2月or4月発売

「自分を磨く。バリュースター。」

98MATE VALUE STARはV-MATEと呼ばれたことがあり、同時発売のV12との違いはCPUのクリック周波数の違い(120MHz or 133MHz)で、他は相違点がありません。

前モデルと同じく一太郎/123モデルとWord/Excelモデルとがあり、最初の立ち上げ時にWindows3.1かWindows95を選ぶようになっています。FAXモデム装備機もラインされているのも同じです。また、型番は付属するCRT画面サイズも反映しています。

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PC-9821V13/S5R or V13/S7Rスペック

PC-9821V13/V12/V10カタログより
  1. CPU
    Pentiumプロセッサ(133MHz)
    ※内蔵キャッシュ16KB
  2. セカンドキャッシュ
    オプション(最大:256KB)
  3. チップセット
    VLSI Supercore594(Wildcat)かIntel 430FX(Triton) ※ロットによって異なる。[PCI Rev:2.0]
  4. ROM
    BIOS、N88-BASIC(86)、システムセットアップメニュー他128KB
  5. 漢字ROM
    320KB
  6. メインRAM
    標準8MB
    ※パリティー無し。
  7. メインRAM増設
    最大128MB。
    ※本体標準実装のRAMサブボード(2枚)を取り外し、増設RAMサブボード(32MB)を合計4枚実装した場合。
  8. VRAM
    1MB。
    ※ビデオ/テキスト/アクセラレータ共用
  9. テキスト表示 ※MS-DOS時のみ可。
    80×25行/80×20行/40×25行/40×20行
    ※切り換えて使用。
    文字及びグラフィック記号(248種)
    キャラクタ単位にアトリビュート設定可。リバース、ブリンク、シークレット、8色表示カラー(黒、青、赤、マゼンタ、緑、シアン、黄、白)。
    ※グラフィック画面とは独立したテキスト画面を継承。アクセラレータとの合成不可
  10. グラフィックス表示
    640×400ドット2画面16色/256色表示
    640×400/480ドット(256色)
  11. 内蔵アクセラレータチップ
    CIRRUS LOGIC社製 GD5440標準搭載(ローカルバス接続)
    ※ビデオアクセラレーション機能搭載
  12. アクセラレータ画面※MS-DOS時利用不可
    640×480ドット:256色/65,536色/1677万色
    800×600ドット:256色/65,536色
    1,024×768ドット:256色
  13. 漢字表示※MS-DOS時のみ可。
    JIS第1、JIS第2、拡張、非漢字等約7,600種
  14. キーボード
    (スカルプチャータイプ) JIS標準配列準拠、テンキー、コントロールキー、15ファンクションキー、キャピタルロック可、HELP、COPY、BS、INS、DEL、XFER、NFERキー。
    セパレートタイプ(本体とカールケーブルにより接続)
  15. 内蔵FDD
    3モード対応3.5インチFDDを1台内蔵。最大2台
  16. HDD
    850MB(E-IDE)。FAXモデム内蔵モデルは1.2GB
  17. CD-ROM
    4倍速マルチセッション対応CD-ROMドライブ内蔵。
  18. シリアルI/F
    RS232C準拠
  19. プリンタI/F
    セントロニクス社仕様準拠
  20. マウスI/F
    バスマウス付属
  21. CRT接続
    アナログRGB
  22. サウンド
    PCM録音/再生機能(専用スロットに実装可)
    マイクロホン入力(モノラル、ミニジャック、本体前面)
    ライン入力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
    ヘッドホン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体前面)
    ライン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
    スピーカ:本体前面内蔵 (モノラル)
  23. 通信機能
    S12K model C/DにはFAXモデムボード実装[DATA 28800bps]PC-9801-120相当品(汎用拡張スロットに実装)
  24. PCIスロット
    1個あり
  25. 拡張スロット
    16ビットのCバス2個
    ※S12K model C/DにはFAXモデムボード実装済みのため空きは1個。
  26. ファイルベイ
    1個(CD-ROMドライブ内蔵済、取り外し可)
  27. 増設FDDベイ
    増設用3.5インチFDDまたはPCカードスロット搭載可
  28. パワーマネージメント
    あり(内蔵FDD/HDDモータ、省エネ対応モニタの制御)
  29. サービスコンセント
    1個
  30. 電源
    AC100V±10%、50/60Hz
  31. 使用条件
    10~30℃,20~80%(但し結露しないこと)
  32. 外形寸法/重量 ※本体重量はラインナップ参照
    本体:380(W)×390(D)×150(H)㎜[ゴム足含む]
    キーボード:439(W)×183(D)×31(H)㎜/1.2kg
  33. 主な添付品
    ガイドブック、キーボード、マウス、バックアップCD-ROM 、Windows95添付品セット(ソフト関連マニュアル、インストール用FD媒体、バックアップCD-ROM)、Windows95返却用封筒、電源ケーブル、アース線、保証書。123及び、Word/Excelには詳細マニュアル付属。一太郎は簡易マニュアルのみ付属、添付の申込書により詳細マニュアル入手可。一太郎/123モデルには一太郎用バックアップCD-ROM1枚が付属、Word/ExcelモデルにはWord Excel用バックアップCD-ROM2枚が付属。FAXモデム内蔵モデルには回線接続ケーブル付属。
  34. 付属CRT
    ■PC-9821V13/R5modelC,D型番機には15インチCRTディスプレイ付属
    ※最大解像度1024×768ドット(マルチスキャン) 約12.5kg
    ■PC-9821V13/R7modelC,D型番機には17インチCRTディスプレイ付属
    ※最大解像度1024×768ドット(マルチスキャン) 約19.2kg
  35. 1996/2発売

※使用するOS/ソフトによっては、上記ハードウェア機能をサポートしていない場合があります。

PC-9821V13ラインナップ

  1. PC-9821V13/S5R model A
    HDD:850MB内蔵
    一太郎/123モデル
    重量約9.0kg
    1996年2月発売
    価格:328,000円
  2. PC-9821V13/S5R model B
    HDD:850MB内蔵
    Word/Excelモデル
    重量約9.0kg
    1996年2月発売
    価格:328,000円
  3. PC-9821V13/S5R model C
    HDD:1.2GB内蔵
    一太郎/123モデル
    ※FAXモデル実装モデル
    重量約9.2kg
    1996年2月発売
    価格:378,000円
  4. PC-9821V13/S5R model D
    HDD:1.2GB内蔵
    Word/Excelモデル
    ※FAXモデル実装モデル
    重量約9.2kg
    1996年2月発売
    価格:378,000円
  5. PC-9821V13/S7R model A
    HDD:850MB内蔵
    一太郎/123モデル
    重量約9.0kg
    1996年4月発売
    価格:368,000円
  6. PC-9821V13/S7R model B
    HDD:850MB内蔵
    Word/Excelモデル
    重量約9.0kg
    1996年4月
    発売価格:368,000円
  7. PC-9821V13/S7R model C
    HDD:1.2GB内蔵
    一太郎/123モデル
    ※FAXモデル実装モデル
    重量約9.2kg
    1996年4月発売
    価格:418,000円
  8. PC-9821V13/S7R model D
    HDD:1.2GB内蔵
    Word/Excelモデル
    ※FAXモデル実装モデル
    重量約9.2kg
    1996年4月発売
    価格:418,000円

640×480ドット表示は、MS-DOS6.2使用時かWindows3.1/Windows95使用時のみです。またビデオアクセラレーション機能は、MPEG再生時のみとなります。

ファイルベイはデスクトップ形のみあり、既にCD-ROMドライブ取り付け済となっていますが取り外し可能です。

Windows3.1を選択した場合は、添付のWindows95返却用封筒でWindows95添付品セットを返却することで、Windows3.1添付品セットを入手することが出来ます。

結局の所、CPUのクロック周波数の違いだけです。

コメント

PC-9821の乱造戦略とでもいうべきか・・・、CPUのクロック周波数の違いだけで型番を変えて発売するのは、過去と全く同じ、手詰まり状態なのを反映しているのだ。

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