「仕事も遊びも、インターネットにも たけたヤツ。バリュースター。」
PC-9821は、デスクトップ型が主流でしたが、V20/M7型番機はタワー型でメンテナンス性もよいです。一太郎/123モデルとWord/Excelモデルとがあり、FAXモデム装備機もラインされているのも同時発売されたデスクトップ型と同じですが、こちらはISDN装備モデルもあります。
価格設定が高めなのが難点ですが・・・。
PC-9821V20/M7スペック

- CPU
Pentiumプロセッサ(200MHz)
※内蔵キャッシュ16KB - セカンドキャッシュ
256kb。最大512KB
※標準実装のセカンドキャッシュメモリ(256KB)を取り外し、増設セカンドキャッシュメモリ(PC-9821XA7-B02)を取り付けた場合。 - チップセット
VLSI Supercore594(Wildcat)[PCI Rev:2.0] - ROM
BIOS、N88-BASIC(86)、システムセットアップメニュー他128KB - 漢字ROM
320KB - メインRAM
標準32MB パリティー無し。ECC。 - メインRAM増設
最大128MB。
※本体標準実装のRAMサブボード(2枚)を取り外し、増設RAMサブボード(32MB)合計4枚実装した場合。 - VRAM
2MB。
※ビデオ/テキスト/アクセラレータ共用 - テキスト表示※MS-DOS時のみ可。
英数カナ:80文字×25行/80文字×20行
漢字(16ドット、ゴシック体):40文字×25行/40文字×20行。
※グラフィック画面とは独立したテキスト画面を継承。文字単位にアトリビュート設定可。アクセラレータとの合成不可 - グラフィックス表示※MS-DOS時のみ可。
640×400ドット2画面16色/256色表示
640×400/480ドット(256色) - アクセラレータチップ
Trident社製 TGUI9680XGi 標準搭載CIRRUS LOGIC社製 GD5440(オンボードPCI接続)
※ビデオアクセラレーション機能搭載 - アクセラレータ画面
640×480ドット:256色/65,536色/1677万色
800×600ドット:256色/65,536色
1,024×768ドット:56色/65,536色
1,280×1,024ドット(256色) - 漢字表示※MS-DOS時のみ可。
JIS第1、JIS第2、拡張、非漢字等約7,600種 - キーボード
(スカルプチャータイプ) JIS標準配列準拠、テンキー、コントロールキー、15ファンクションキー、キャピタルロック可、HELP、COPY、BS、INS、DEL、XFER、NFERキー。
セパレートタイプ(本体とカールケーブルにより接続) - 内蔵FDD
3モード対応3.5インチFDDを1台内蔵。最大2台 - HDD
3GB内蔵済み(E-IDE)。 - CD-ROM
8倍速マルチセッション対応CD-ROMドライブ内蔵。(専用I/F) - シリアルI/F
S232C準拠 - プリンタI/F
セントロニクス社仕様準拠 - マウスI/F
バスマウス付属 - CRT接続
アナログRGB - サウンド
PCM録音/再生機能(専用スロットに実装可)
マイクロホン入力(モノラル、ミニジャック、本体前面)
ライン入力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
ヘッドホン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体前面)
ライン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面) - スピーカ
内蔵 (モノラル) - 通信機能
FAXモデムボード[DATA 28800bps]またはISDNボード実装済み(汎用拡張スロット×1占有) - PCIスロット
2個あり - 拡張スロット
16ビットのCバス3個 ※FAXモデム占有のため空きは1個 - ファイルベイ
3個(CD-ROMドライブ内蔵済のため空きは2個) - パワーマネージメント
あり(内蔵FDD/HDDモータ、省エネ対応モニタの制御) - サービスコンセント
1個 - 電源
AC100V±10%、50/60Hz - 使用条件
10~30℃,20~80%(但し結露しないこと) - 17インチCRTディスプレイ付属
※最大解像度1024×768ドット(マルチスキャン) 約19.2kg - 外形寸法/重量
本体:195(W)×446(D)×425(H)㎜[ゴム足含む] 13.4kg
キーボード:439(W)×183(D)×31(H)㎜/1.2kg - 主な添付品
ガイドブック、キーボード、マウス、チュートリアルCD-ROM、Windows95関連マニュアル、ワープロ/表計算ソフト関連マニュアル、その他ソフトウェア関連マニュアル、電源ケーブル、アース線、保証書、回線接続ケーブル(FAXモデムボード内蔵モデルのみ)、ISDNボード専用アダプタとSバスケーブル(ISDNボード内蔵モデルのみ)。バックアップCD-ROM。加えて、一太郎/123モデルには一太郎/123バックアップCD-ROM、Word/ExcelモデルにはWord/ExcelバックアップCD-ROMが付属。 - 発売時期はラインナップ参照
- 価格はラインナップ参照
※使用するOS/アプリによっては、上記ハードウェア機能をサポートしていない場合があります。
PC-9821V20/M7ラインナップ
- PC-9821V20/M7 model C2
FAXモデムボード実装済み
一太郎/123モデル
価格:698,000円 - PC-9821V20/M7 model D2
FAXモデムボード実装済み
Word/Excelモデル
価格:698,000円 - PC-9821V20/M7 model E2
ISDNボード実装済み
一太郎/123モデル
価格:720,000円 - PC-9821V20/M7 model F2
ISDNボード実装済み
Word/Excelモデル
価格:720,000円
僅か3ヶ月後には価格を引き下げるマイナーチェンジが行われて、中には20万円安くなったラインナップもあります。こういうモデルチェンジはやめてもらいたいです。
PC-9821V20/M7:1996/10マイナーチェンジ
- PC-9821V20/M7 model C3
FAXモデムボード実装済み
一太郎/123モデル
価格:498,000円 - PC-9821V20/M7 model D3
FAXモデムボード実装済み
Word/Excelモデル
価格:498,000円 - PC-9821V20/M7 model E3
ISDNボード実装済み
一太郎/123モデル
価格:530,000円 - PC-9821V20/M7 model F3
ISDNボード実装済み
Word/Excelモデル
価格:530,000円
付属CRTの解像度は以下のようになります。
17インチCRT
640×400ドット
640×480ドット
800×600ドット
1,024×768ドット
1,280×1,024ドット
(自動切替)
640×480ドット表示は、MS-DOS5.0以前では使用できません。またビデオアクセラレーション機能は、MPEG再生時のみとなります。
一太郎マニュアルは簡易マニュアルのみです。添付の申込書により詳細マニュアルを購入できます。
タワー型機では増設FDDスロットが廃止されています。ファイルベイが3個のうち空きが2個あり、そこに増設するので必要ないからでしょう。
コメント
拡張性やメンテナンスは、タワー型の方が良いのだが、PC-9821では価格が割と高く設定されている。どうしても同スペックのDOS/V機と比較してしまうものである。価格引き下げのマイナーチェンジはユーザー不在。