PC-9821Xv20/W Xv13/W ※1996年7月発売。発売後価格改定

「イントラネット時代を支えるネットワーククライアント、誕生。」

PC-9821Xv20/Xv13/Xa16/Xa13/Xc13

PC-9821Xv20/Xv13/Xa16/Xa13/Xc13カタログより

PC-9821Xv型番機はタワー型機のみ、Xv13とXv20だけであり、違いはCPUクロックだけなので、ここでは一つにまとめて扱います。

イントラネットは、社内のサーバーにだけ接続し、外部サーバーには接続しないようになっています。個人でも複数PCを利用して同じことを行えます。また、発売後の価格改定も行われています。

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PC-9821Xv20/W Xv13/Wスペック

  1. CPU
    Xv20:Pentium200MHz
    Xv13/W:Pentium133MHz。
    ※内蔵キャッシュメモリ16KB。
  2. チップセット
    Intel 430HX(TritonHX) [PCI Rev:2.0]
    ※PCI Rev:2.1のロットがあるという情報があるが未確認
  3. セカンドキャッシュメモリ
    標準256KB。最大512KB。
  4. ※本体標準装備のセカンドキャッシュメモリ(容量256KB)を取り外し、オプションのPC-9821XV20-B01(容量512KB)と換装した場合。
  5. ROM
    BIOS、N88-BASIC(86)、システムセットアップメニュー他128KB
  6. 漢字ROM
    320KB
  7. メインRAM
    EDO ECC対応メモリ。
    Xv20:31.6MB
    Xv13/W:15.6MB
  8. メインRAM増設
    最大128MB
    ※本体標準実装のRAMサブボード(2枚)を取り外し、増設RAMサブボード(64MB)を2枚1組で2組(合計4枚)実装した場合。
  9. VRAM
    4MB。
    ※PC-9821Xv13/W16は2MB(増設可)
    ※ビデオ/テキスト/アクセラレータ共用
  10. テキスト表示 ※MS-DOS時のみ可。
    英数カナ:80文字×25行/80文字×20行
    漢字(16ドット、ゴシック体):40文字×25行/40文字×20行
    ※切り換えて使用
    ※グラフィック画面とは独立したテキスト画面を継承。文字単位にアトリビュート設定可。(8色表示)。アクセラレータとの合成不可
  11. グラフィックス表示 ※MS-DOS時のみ可。
    640×400ドット2画面4096色中16色表示 or 1677万色中256色表示
  12. アクセラレータチップ
    Matrox社製 MGA-2064W(Millenium) (VRAM:4MB) PCIスロットに実装済み
    ※ビデオアクセラレーション機能搭載
  13. アクセラレータ画面 ※MS-DOS時利用不可
    640×480ドット(256色/65.536色/1,677万色)
    800×600ドット(256色/65,536色/1,677万色)
    1,024×768ドット(256色/65.536色/1,677万色(※)
    1,280×1,024ドット(256色/65,536色(※)
    1,600×1,200ドット(256色/65,536色(※)
    ※PC-9821Xv13/W16ではオプションの増設VRAM(PC-9821X-B03-01 / 容量:2MB)実装時可
  14. 漢字表示※MS-DOS時のみ
    JIS第1、JIS第2、拡張、非漢字等約7,600種
    キーボード
    (スカルプチャータイプ) JIS標準配列準拠、テンキー、コントロールキー、15ファンクションキー、キャピタルロック可、HELP、COPY、BS、INS、DEL、XFER、NFERキー。
    セパレートタイプ(本体とカールケーブルにより接続)
  15. HDD
    Xv20:3GB
    Xv13/W:1.6GB
    ※全モデルWindows95/Windows3.1デュアルインストール
  16. 内蔵FDD
    3モード対応3.5インチFDDを1台内蔵(1台増設可)
  17. CD-ROM
    ※専用I/F
    Xv20:8倍速
    Xv13/W:6倍速
  18. シリアルI/F
    RS232C準拠
  19. プリンタI/F
    セントロニクス社仕様準拠
  20. マウスI/F
    バスマウス付属
  21. CRT接続
    アナログRGB
  22. サウンド
    PCM録音/再生機能(ステレオ)標準装備。BEEP音。
    マイクロホン入力(モノラル、ミニジャック、本体前面)
    ライン入力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
    ヘッドホン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体前面)
    ライン出力 (ステレオ、ミニジャック、本体背面)
  23. スピーカ
    内蔵 (モノラル)。
  24. ネットワーク
    100BASE-TX内蔵(10BASE-Tにも対応)、オンボードPCI接続
  25. PCIスロット
    3個。うち1個はビデオアクセラレータ実装済みのため空きは2個
  26. 拡張スロット
    16ビットのCバス3個。
  27. 拡張スロット
    Cバス4個。
  28. ファイルベイ
    3個。
    ※4倍速マルチセッションCD-ROMドライブ実装済み。
  29. パワーマネージメント
    あり(内蔵FDD/HDDモータ、省エネ対応モニタの制御)
  30. サービスコンセント
    1個
  31. 電源
    AC100V±10%、50/60Hz
  32. 使用条件
    10~30℃,20~80%(但し結露しないこと)
  33. セキュリティ機構
    パワーONパスワード機能、セットアップパスワード機能、I/Oロック機能、(FDD、シリアル、パラレルI/F)、筐体ロック対応(市販の錠を接続)
  34. 外形寸法
    本体:195(W)×183(D)×425(H) ㎜(ゴム足含む) 約13.2kg
    キーボード:439(W)×183(D)×31(H)㎜ 約1.2kg
  35. 主な添付品
    ガイドブック、キーボード、マウス、Windows95添付品セット(マニュアル、バックアップCD-ROM/FD等)、Windows95添付品セット返却用封筒、アナログRGBケーブル、電源ケーブル、アース線、お客様登録カード、サービス網一覧、保証書
  36. 1996年7月発売。
    ※発売後価格改定

※使用するOS/アプリによっては、上記ハードウェア機能をサポートしていない場合があります。

Windows95とWindows3.1デュアルインストールとなっていますが、実際に使えるのはいずれか一方であり、選択しなかった方は削除されます。Windows3.1選択時はWindows95添付品セットを返却するとWindows3.1添付品セットが送られます。

Windows95選択時のインストール済みソフト

  1. :Windows95、Internet Explorer Version2.0日本語版、Microsoft(R)Internet Explorer3.0日本語版β1、DMITOOL、meshオンラインサインアップ、98Timer、98プレーヤ、日英辞書引き君(単文変換版)Windows95ユースフルパック
    Windows95チュータ・PC-VANナビゲータ・ウィルスチェッカ・FontAvenue(14書体)・テキストリーダ・カラーイメージユーティリティ・DOS-APインストーラ・英語フォントモード・JIS78/90切替え・イメージスキャナユーティリティ・FA外字コンバータ・98環境設定ユーティリティ・DOS環境設定ユーティリティ等デジタル動画(MPEG)再生ソフト(SoftPEG(TM))

Windows3.1選択時のインストール済みソフト

  1. MS-DOS6.2、Windows3.1、プラグ&プレイサポートソフトウェア、PC-VANナビゲータ、ビデオスクリーンセーバ、FD/CD表示、98プレーヤ、デジタル動画(MPEG)再生ソフト(SoftPEG(TM))

PC-9821Xv20/Wラインナップ

  1. PC-9821Xv20/W30:580,000円
    1996/11/11価格改定:478,000円
    1997/1/23価格改定:418,000円
    1997/5/7価格改定338,000円
  2. PC-9821Xv13/W16:348,000円
    1996/11/11価格改定:298,000円

※市販のWindows95及び、MS-DOS6.2/Windows3.1とは異なる部分があるので、バックアップ時は必ず添付品セット内のバックアップCD-ROM/FDを使用すること。

アクセラレータボードは、いわいる「抜いちゃ駄目ボード」で、抜いてしまうと何も表示されないので注意。

PC-9821Xv20に至っては、3回も価格改定が行われているが、15万円もコストダウンしているのには驚かされる。イントラネット前提なのにWindows95というのはおかしい。この機種にふさわしいOSはWindowsNTのはずである。
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