「さらに強化してより使いやすくなったラップトップパソコン」※model11/21
1986年に発売されたPC-98LTが新しくなった。今回マイナーチェンジで、キャリングハンドルがついたことと、メインRAMが640KBに増量されたこと位である。
翌1988年には、プリンタセットモデルも用意された。
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PC-98LTmodel11/model21スペック
機能 | 仕様 |
---|---|
CPU | V50 8MHz固定 |
ROM | 512KB |
メインRAM | 640KB |
グラフィックVRAM | グラフィックス/テキスト両用32KB |
漢字表示 | JIS第1水準漢字、JIS第2水準漢字標準搭載 |
液晶画面 | 640×400ドット1画面2階調表示 |
シリアル | RS232C準拠 |
プリンタ | セントロニクス社仕様準拠 |
内蔵FDD | 3.5インチ2HD/2DD両用FDDを1台内蔵。 |
拡張スロット | 専用拡張バス1個(CRT.FDD.通信制御アダプタ等利用可能) |
モデムボード専用スロット | あり |
外寸 | W310×D285×H68(㎜) |
重量 | 3.9kg |
添付品 | グリーティングカード、PC-VAN申込書、ソフトウェア使用権許諾契約書、保証書、お客様登録カード、NECサービス網一覧表、ACアダプタ、プリンタケーブル、FD2枚(無手順ターミナルユーティリティ(2.0)、PCトレーニングディスク/セットアッププログラム) |
添付マニュアル | PC-98LTガイドブック、無手順ターミナルユーティリティ(2.0)ユーザーズマニュアル、PC-98LT日本語MS-DOSユーザーズガイド、PC-98LTN88ー日本語BASIC(LT)(MS-DOS版)ユーザーズ/リファレンスマニュアル |
備考 | 拡張用マイクロFDDPC-98LT-31により1ドライブ増設可能(拡張専用ケーブルPC-98LT-14が必要) |
UXシリーズなどと同時発売された。
PC-98LT11/21ラインナップ
型番 | 発売 | 価格 | 備考 |
---|---|---|---|
PC-98LT model 11 | 238,000円 | 1987年11月 | - |
PC-98LT model 21 | 288,000円 | 1988年11月 | 熱転写プリンタ(PC-PR102TL2)セットモデル |
ソフトの互換性がないのは致命的である。ソフトハウスの方もその辺を考えてくれて、データの互換性は持たせてくれている。
1987年10月には、互換機メーカーのエプソンから、PC-9801完全互換のPC-286Lが登場し、HDD内蔵も可能だったので、明らかに失敗作といわなければならかった。
LTは互換性がないため不人気となり消えていったが、LVシリーズやLS、LXシリーズ等でPC-98LTのソフトを稼働させるためのオプションが発売されている。なお、PC-98LTの後継機種として、後にPC-98HAが発売されている。
寸評:PC-9801完全互換とせよ
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あとがき
すでに互換機メーカーEPSONからPC-9801完全互換のPC-286Lが発売されており、明らかに失敗作といわなければならなかった。PC-98LTは互換性がなく不人気だったため消えていったが、後継機種としてPC-98HAが1990年に発売された。
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