PC-98RL 最後のCバスハイレゾモデル

「プロフェッショナルの創造性をさらに高めるハイレゾ対応98。」※RLmodel2/5

「高速CPUと高精細グラフィックスで 専門分野のニーズに応えるプロフェッショナル32ビット。」※RLmodel21/51

XLとXL2を統合したのがこのRLで、最後のCバスハイレゾモデルともなります。外見ではPC-9801RAと同じデザインながら横長になっていることが大きな点です。Hはハイレゾ、Nはノーマル。

PC-98RLスペック

  1. CPU:i80386 16/20MHz(H/N。Nの20MHzノーマル動作は21/51から)V30 8MHz(N) ※切り換えて稼働。
  2. ROM:(N)N88-BASIC(86)及びモニタ96KB。(H)64KB
  3. RAM:メインRAM1MB。拡張スロット内に増設可(最大7.5MB)。ビデオRAM(N)256KB。(H)512KB。テキストRAM:12KB。
  4. テキスト表示:80×25行/80×20行/40×25行/40×20行。※切り換えて使用(8色表示)。
  5. グラフィックス表示:(H)1120*750ドット1画面。4096色中16色表示(N)640×400ドット2画面16色表示、640×200ドット4画面16色表示(モノクロはこの倍)
  6. 漢字表示:JIS第1水準漢字ROM、JIS第2水準漢字ROM、拡張漢字ROM標準搭載(テキスト/グラフィックス画面に表示)
  7. イ ンタフェース(I/F):シリアル(RS232C)、プリンタ(セントロニクス社仕様)、外付けFDD用I/F(2HD)、マウスI/F、カセット (CMT)オプション、拡張スロット内実装(300ボー/1200ボー)
  8. CRT接続:アナログRGB、デジタルRGB、モノクロディスプレイ(ライトペン接続可)
  9. サウンド:BEEP音のみ(オプションでFM音源/SSG音源搭載可。拡張スロット内に実装)。
  10. 拡張スロット:16ビットのCバス4個。
  11. 内蔵FDD:5.25インチ2HD/2DD自動切り替えFDDを2台内蔵。
  12. HDD:内蔵可(5/51モデルは内蔵済み)

ハイレゾモードは、アートとして使うよりも、CAD/CAM用途やDTPに使うために搭載されているモードです。

PC-98RL2/5ラインナップ:1989年2月発売

  1. PC-98RL model 2:価格735,000円 HDDオプション(SASI)
  2. PC-98RL model 5:価格970,000円 HDD40MB内蔵(SASI)

相変わらず高価な価格です。1989年10月にはCPUのクロックを20MHzに向上させたRA21/51が登場するので、ハイレゾを必要としないのなら、こんな高価なマシンを買うより、RA21/51を買った方が良いに決まっています。

1990年1月にPC-H98シリーズが登場すると、本機の立場は微妙なものとなってしまい、価格を引き下げるマイナーチェンジを行います。これは、型番からいっても常套手段に出たわけです。

PC-98RL21/51ラインナップ:1990年9月発売

  1. PC-98RL model 21:価格700,000円 HDDオプション(SASI)
  2. PC-98RL model 51:価格860,000円 HDD40MB内蔵(SASI)

ハードディスク搭載モデルは11万円、未搭載モデルでも35,000円安くなっています。とはいえ、個人では高価な上、利用できるソフトもほとんどありませんでした。以降は、PC-H98にハイレゾが引き継がれ、個人で使える高解像度マシンは1993年1月登場のPC-9821Aからになります。

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あとがき
ハイレゾリューションモードは日本語の表示という点からも絶対必須であったが、いかんせん高価格すぎて個人で買うのは冒険となってしまった。個人レベルで使えるようになるのはPC-9821Aからで、本機登場から5年後である。
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