自作PC(パソコン)に必要なもの


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PC/AT互換機は、ビス孔の位置まで規格が決められていますから、パーツを買いそろえて組み立てることが容易です。このような方法は、自作パソコンとも呼ばれ、日本ではことに発展した文化といえます。

自作ユーザー向けに、Windowsもパーツと一緒に買うことを前提にしたDSP版と呼ばれるものが発売されています。

1.マザーボード:パソコンのベースになる基盤で、これにはCPUソケット・メモリスロット・バスコネクタ・各種インタフェースコネクタが取り付けられています。サイズはATXと呼ばれるものが主力ですが、Micro-ATXと呼ばれる長さの短いもの、E-ATXと呼ばれる大型のものがあります。現在では、必要なインタフェースがすべて搭載されていますから、余程のことがなければ追加するインタフェースはありません。

2.CPU:現在では、インテルとAMDが主力です。CPUのモデルチェンジは毎年のように行われますが、実際には小さなマイナーチェンジを繰り返しているのが実情です。マザーボードによって搭載できるCPUは異なり、例えば同じLGA1155というソケットでも使用できないものもあるので、必ず購入時に確認が必要です。

3.メモリ:メモリ容量が大きいほど、快適に動作しますが、32ビットOSでは最大で利用できるのは4GBまでで、それ以上搭載しても無駄になります。4GBを越えるメモリを使うには64ビットOSが必要です。メモリスロットはかつてのPC100/133規格から、DDR2/DDR3へと変わっています。メモリボードはマザーボードの説明を見て、利用できる規格のものを購入して下さい。メモリ容量はたくさんある方が快適動作するし、特にマザーボードのビデオチップ内蔵機能を使うときは本体メモリと共用になりますので、余裕を持たせて下さい。

4.ビデオカード:現在のマザーボードはビデオチップ搭載のものもあり、DVDの鑑賞やネット、メール、WordやEXELLを使うのであればこれでも用が足ります。CGやゲームなど、ビデオ機能を駆使したいなら別途ビデオカードを搭載することになります。現在では、PCI-EX16と呼ばれるスロットを使うようになっており、マザーボードに複数スロットがあれば、マルチビデオ機能を利用することもできます。

5.ハードディスク:現在も大容量化がすすみ、テラバイト(TB)クラスのものも登場しています。そのうち100TB等というものもでてくるかもしれませんが・・・。接続方式は、ATAPIとSATA規格があり、現在は後者が速度面や取り扱いのしやすさからほとんどはSATA規格となっています。なお、ATAPI規格のHDDをSATAに取り付けるためのアダプタも販売されています。

6.オプティカルドライブ:CD-ROMやDVDなどの光デバイス関係です。CD-R/RWやDVD-R/RW/RAM/+R/+RWがあり、すべてのメディアが使えるマルチドライブが主力です。DVDドライブは高くても5,000円以内で購入できます。ブルーレイドライブはまだ10,000円代で販売されていますが、今後さらに価格が下がると思います(出始めは100,000円くらいだったから)。

7.FDD:フロッピーディスクドライブのことで、以前は絶対に必要でしたが、現在はOSをセットする場合でもDVDやUSBメモリから起動するので、ほとんど用がなくなりました。今後はFDDの購入は考えなくて良いでしょう。

8.電源:パソコン用の電源は、現在の消費電力からすると、最低でも400KW、デュアルCPU環境や複数ハードディスク、マルチディスプレイなどという環境にすると、1000KW程度の電源が必要になってきます。

9.ケース:組み立てたパソコンシステムを収めるケースは、フルタワー、ミドルタワー、デスクトップなどがありますが、マザーボードがE-ATXの場合、通常のミドルタワーには収容できないので、フルタワーに収めなければなりません。大型のケースほど高くなります。現在では、流行と言うこともあるのか、ブラックカラーが多いようです。

10.キーボードとマウス:PS/2接続のものとUSB接続のものとがありますが、変換プラグも用意されているので、どちらを選んでもまず問題ありません。キーボードはタッチや耐久性を考えて選ぶのがよいでしょう。マウスは現在ではボールは使わない、光学式のものがほとんどです。また、ワイヤレス方式のものもあります。カラーはブラックのものが多くなっています。

以上は最低で必要なものですが、この他、サウンドやビデオキャブチャ機能などを使うことがあるかもしれません。

11.サウンド:マザーボードにもオンボードサウンドはありますが、物足りないと感じる人もいることでしょう。昔からサウンドといえば、サウンドブラスターが定番になっていますが、マザーボードのスロットに取り付けるほか、USBで簡単に取り付けられるものとがあります。

12.ビデオキャブチャ/テレビチューナー:地上デジタル対応のチューナーが出ていますから、PCで地デジを見るのも何の問題もなく使えます。なお、ビデオカメラから動画を取り込むのはUSBがごく普通になっています。また、昔のVTRからPCに取り込むのもビデオカメラを利用したり、専用のアダプタが出ているので特に難しくなく利用できます。

ハードウェアはこの他にもいろいろとありますが、パソコンを動かす為のOSも必要です。

13.Windows:現在でもXPが現役で使用されているとはいえ、2014年の延長サポート終了が迫っているので、新規に購入するのであればWindows8を購入して、必要な場合はHyper-V機能でWindowsXPをインストールして使うのが現実的でしょう(Hyper-V機能はWindows8 Proのみ使用可)。

また何時まで販売継続されるかは分かりませんが、Windows7も引き続き販売されており、Professional/UltimateではXPモードがあり、WindowsXPでなければ動かないソフトを使うことができます。

32ビット版と64ビット版がありますが、特別な目的でもない限り64ビット版を選択するのが正しい方法でしょう。32ビット版ではメモリが4GBまでしか使えないこと、1TB以上のHDDを使えない等制限があります。

Windows8ではDSP版は単体購入となり、Windows7以前のようにパーツと組み合わせて買わなくて良くなったので、必要のないパーツが増えてしまう、といったこともありません。

OSにお金をかけたくない人は、Linux系OSを使うという方法もあり、UbuntuというLinux系OSならWindowsの感覚で操作することができます。

Ubuntu日本語版

但しLinux系OSはServer用途には多く利用されますが、デスクトップ用のソフトが少ないので、その辺も考えて選択して下さい。

WindowsVistaの延長サポート期限は、2012年2月20日、マイクロソフト公式発表があり、全エディションで2017年4月11日までとなりました。これにより、Home Basic、Home Premium、Ultimateの各エディションを使用しているユーザーもProffesionalエディションと同じ期限のサポートが受けられることになります。執筆時点で、Windows8が発売されていますが、暫くの間はWindows7も販売継続される見通しです。

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